腕の湿疹(症例8)

  • 症例54 ミシンをすると腕が硬くなりかゆい 40代 女性
  • 症例55 仕事終わりになると腕が痒くなる 30代 男性
  • 症例56 寝ている時に腕がか行くなる 20代 女性
  • 症例57 美容師の仕事が忙しいと手首がひび割れる 30代 女性
  • 症例58 寝ているときに腕に傷ができる 30代 女性
  • 症例59 塾の講師業で腕に湿疹ができる 30代 女性
  • 症例60 寝ている時に肘をかき壊してしまう 40代 女性

症例54 ミシンをすると腕が硬くなりかゆい 40代 女性

ミシンをすると腕が硬くなりかゆい

施術内容

腕や首、お腹がかゆい
ということでした

体を見てみると
腸のコリがある
胸回りやあばらが固い(神経の圧迫)
という状態でした

セルフケアでは
痒みは温め巡らせる
背伸びをして呼吸(背中を動かす)
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは
筋肉が柔らかくなる
など観察されてくださいませ

変化の兆しは
痒みの程度がマシになる
などあります

考察・解説

痒みは、巡りが悪いと起こります。姿勢が固まることで、神経が圧迫されると、筋肉は硬くなりやすいです。

また、何かに集中している時には、痒みを自覚しにくいです。リラックスした時にドッと感じることもあります。今回はそのようなケースでした。

 

症例55 仕事終わりになると腕が痒くなる 30代 男性

仕事終わりになると腕が痒くなる

施術内容

手の指に湿疹がある
首回りに痒みがある
腰がかゆい
ということでした

体を見てみると 
神経の圧迫がある
あばらが動いていない。背中の筋肉が固い(猫背)
背骨への負担が多い
という状態でした

セルフケアでは 
ペットボトルマッサージ
お尻のケア

<顔のケア>
骨マッサージ
交差性反応をさける
などされてくださいませ
できたかどうかのチェックは 
腕が緩む
座った姿勢が取りやすい
など観察されてくださいませ

変化の兆しは 
痒みの前に懲りなどの違和感を感じられる
などあります

考察・解説

姿勢不良がかゆみを引き起こします。

仕事終わりになるとかゆい場合は、仕事をしている時の姿勢が体に負担をかけていることが多いです。

例えば、デスクに腕をついてキーボードを打つ癖がある場合には、腕だけでなく、むねや肩にも力が入っています。机についている部分には意識が向けられますが、それ以外に力が入っていることは自覚できません。そうすると、休息時間などに力んでいた部分が痒くなります。

このような場合は、かゆみを止める対処以外にも、かゆみを起こさないように姿勢を戻すことが必要になります。デスクに肘を載せるのではなく、肘がデスクよりも下になるようにキーボードを引いてみましょう。それだけでも、肩や胸の力みはなくなっていきます。今回はそのようなケースでした。

症例56 寝ている時に腕がか行くなる 20代 女性

寝ている時に腕がか行くなる

施術内容

肘が寝ている間にかいてしまう
痛みや痒みで目がさめる
ということでした

体を見てみると 
鎖骨や胸が固い
腕に筋肉が神経の圧迫で緊張している
巻き肩、スマホでの負担もある
という状態でした

セルフケアでは 
<胸周りを緩める>
ペットボトルマッサージ
背中呼吸

<肌の保護>
フィルムドレッシング

できたかどうかのチェックは 
腕が柔らかくなる(お腹と同じ)
腕を真横にあげて、手首を返してピリピリしないか
など観察されてくださいませ

変化の兆しは 
傷がへる
夜起きる頻度が減る
などあります

考察・解説 

寝ている時のかゆみは、体をよくしたいという働きかけで起きていることが多いです。その場合は、寝る前に体をケアすれば、寝ている時にかくような行為をすることはなくなります。

夜に腕をかく場合は、日中に腕に負担がかかっていることが多いです。硬い部分を緩めるだけでなく、硬くしない予防的な取り組みも必要になります。

そのためにも、腕の疲労感を感じる部分を聞き取り、疲労しないような姿勢をお伝えすることで、かゆみの程度や頻度は減っていきます。今回はそのようなケースでした。

症例57 美容師の仕事が忙しいと手首がひび割れる 30代 女性

美容師の仕事が忙しいと手首がひび割れる

施術内容

仕事が忙しくなり、ひび割れが起きて薬で対処した
ということでした

体を見てみると
腕の張りがあり、骨が触りにくくなっている
神経の強張りがあり、骨にこべりついている
という状態でした

セルフケアでは
腕〜肩、胸にかけて骨をしごく、磨くようにマッサージ

できたかどうかのチェックは
骨を触れられる
筋肉が緩む
関節が動きやすくなる
など観察されてくださいませ

変化の兆しは
休日明けが楽になる
痒みがコリに変わる
などあります

解説・考察

腕をよく使う仕事では、腕や手首の湿疹が多くみられます。

特に美容師のお仕事ですと、両手を使います。さらに、水仕事で皮脂が落とされていきます。その結果、負担のかかる部分に湿疹やひび割れが起こります。

それを解消するには、肌を保護する、皮膚のひきつりを解消することが必要になります。

オススメは、骨までマッサージすることです。多くの場合、凝り固まっている筋肉をほぐそうとします。しかし、コリがあると硬くいて痛みを感じやすいです。そこで、骨をマッサージすることで、筋肉を痛める事なく緩めることができます。今回は、いかにして筋肉の負担をなくすかが課題な事例でした。

症例58 寝ているときに腕に傷ができる 30代 女性

寝ているときに腕に傷ができる

施術内容

傷ができるまでかいてしまった
ということでした

体を見てみると
腕の深い部分にコリがある
という状態でした

セルフケアでは
骨まで触れるようにマッサージ(骨をしごく、磨く)
<肌を保護する>
フィルムドレッシング

できたかどうかのチェックは
腕がかるい
筋肉が緩む
など観察されてくださいませ

変化の兆しは
傷ができない
腕のコリに気づけるようになる
などあります

考察・解説

寝ている時の傷は、体を修復するサインです。

特に日中に負担がかかる部分に起こりやすいです。それが、寝ているときに緩み切らないので、「かく」という行為で解消しようと体が動きます。

しかし、筋肉や神経の問題は、かくことだけではなかなか解消されません。ですので、傷ができるまでかいてしまうのです。その場合は、寝る前にきちんと緩めておくことで、解消できます。

寝る前の準備が体の治りを後押ししてくれるのです。

今回はそのような事例でした。

症例59 塾の講師業で腕に湿疹ができる 30代 女性

塾の講師業で腕に湿疹ができる

施術内容

フィルムで保護をして傷が減る
ということでした

体を見てみると
筋肉のこわばりや緊張が強い
骨の周囲にこべりついている
小指をうまく使えていない
という状態でした

セルフケアでは
骨マッサージ(骨を磨く、至極)

できたかどうかのチェックは
筋肉が緩む
関節がスムーズに動く
など観察されてくださいませ

変化の兆しは
腕のコリを感じやすくなる
腕の傷が減り、痒みの程度が減る
腕以外がきになるようになる
などあります

考察・解説

普段の姿勢が痒みを引き起こす原因になることが多いです。

ペンの持ち方1つでも、痒みの原因となります。例えば、ペンをつまむように持つことで、力こぶや胸の筋肉に過度な緊張が入りやすくなります。その結果、猫背や巻き肩になどの姿勢を助長します。

ペンを持つときは、しっかりと小指を曲げて持つことで、必要以上に力を入れずにかくことができます。

このような力みの差は、なかなか感じにくいものです。だからこそ、体の癖となりやすいです。このような無意識の癖が痒みの原因となります。

意識して、体に無理のない姿勢や動作をすることで、痒みの大元を立つことができます。今回はそのような事例でした。

症例60 寝ている時に肘をかき壊してしまう 40代 女性

寝ている時に肘をかき壊してしまう

施術内容

薬を塗って傷が減った
ということでした

体を見てみると
寝ている時のかき跡が見られる
骨のマッサージ
という状態でした

セルフケアでは
骨まで触れるようにマッサージ(しごく、磨く)

手のひらを柔らかくマッサージ

できたかどうかのチェックは
腕が軽い
動かしやすい
肘の捻りでパーした時のと差がない
など観察されてくださいませ

変化の兆しは
夜寝る時のかき壊しが減る
風呂に入った時のボロボロがマシになる
などあります

考察・解説

寝ている時の搔き壊しは、体を修復する行為です。

もし、傷ができるほどかいて椅子場合は、皮膚に原因がありません。皮膚よりも深い部分に原因があるので、皮膚が欠損するまでかいてしまうのです。

そのような場合は、寝る前に腕などのコリを緩めることで、解消できます。

日頃のケアが行き届かない場合は、緩んだ状態を忘れていることは多いです。しっかりと骨まで触れるようにマッサージすると、本当に金に気宇が柔らかい状態を体感できます。今回はそのようなケースでした。

川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」