朝ワセリンを塗ると顔が乾燥する

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主訴と経過

今まで数年間プロトピックを使用していた。引越しを契機に薬を変えてプロペトにした。するとその後から顔の湿疹や赤みが出てきて、徐々に広がった。朝起きた時に顔まわりが乾燥する感じがして、辛い。

プロトピックを塗った時に火照りが出てかゆ身も感じる。
お風呂に入ると汗をかいて顔がかゆいが薬を塗った時とは違う痒み。
汗をかくと膝や足がかゆいが、これも顔の痒みとは異なる。

体の状態と所見

顔が乾燥している、pHを測ると7近くあり炎症が見られる。顔全体が広がってきたのはここ2〜3週の出来事とのことで、花粉をはじめとするアレルゲンの刺激も考えられる。
目の動きなどでも首の硬さが変わるので、目の疲労がある。そのため、顔面の神経の強張りもある。
右の骨盤が高くなって固まっているため、右の食いしばりがある。顔は右側に痒みを感じやすくなっている。
腕は指を伸ばす神経のい圧迫があり、痒みにう繋がりやすい。湿疹は神経のラインに沿って起きている。さらに、親指や人差し指にも力が入りにくくなっている。
お腹のこりがあり、内臓下垂の影響で姿勢が丸くなっている。首や顔の赤みは複数の要素が傘っていることが伺える。

セルフケアと治療

お尻のケアを行うことで、骨盤が歪んで固まった状態を解消する。
オイルクレンジングを顔に乗せて3分おく。その後はすすぎ落として洗顔。洗顔はあわ立ててすすぎ落とす。そのことで、肌の不完全角化を解消させる。
ホットパックを行い、血流を促し皮脂や汗を出す。乾燥による痒みの解消につながる。
骨マッサージをすることで、神経の強張りを改善して、顔の火照りの原因を取り除く。

チェック項目

頬のつっぱりが減る
頬が柔らかくなる
首の動きがスムーズになる
腕が柔らかくなる

変化の兆し

肌の落屑が減る

この症例のまとめ

季節性や時期の違いによって、体に影響することが異なります。今回は、薬をやめた時からではじめた湿疹の順序が大切だと判断しました。頬、おでこ、ふくらはぎ、もも、お腹、そして頬以外の顔の順です。ですので、食いしばりや目の疲労の方が先に顔の火照りを生み出しています。また、炎症は花粉によるものが強い可能性があるので、保護するなどの対処で解消させていきます。さらに、顔の痒みは、皮膚の状態にもよります。不完全角化は、何もしないでおくとかなり改善に時間がかかります。ですので、潤いを作る、保つ、不要なものを取り除くケアを行うことでひきつりや乾燥を改善させていきます。
顔の赤みや火照りと言っても、様々な要素が組み合わせって起こることが多いです。今回は、そんな要素を整理して、優先順位をつけたケースでした。

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