アトピーとお灸

1,アトピーで起こる問題の原因は瘀血にある

体の中では気血水がスムーズに巡っている状態が健康な状態であると言われています。しかし、そのめぐりがどこかしらで滞ると、痛みなどの不具合が生じます。これを東洋医学では「不通即痛(ふつうそくつう)」と言います。

血液の滞りを瘀血(おけつ)もしく血瘀(けつお)と言います。この違いは部分の滞りなのか、全体のめぐりが緩慢なのかの違いです。水分であればむくみなどの症状となり、痰(たん)や湿(しつ)と言われます。このような滞りが痛みだけでなく痒みの元となります。ですので、アトピー体質をよくする場合は、このような体の中のめぐりをよくする必要があります。

このような問題には、体のめぐりをよくすることで解消できます。お灸はそんな方法の1つです。

お灸には種類がある

お灸には、体のめぐりを促す効果があります。お灸は、もぐさと言われるよもぎの葉を干して煎じたものでこよりを作り行います。このもぐさを燃やすことで熱の力を使って集めて流す効果をもたらします。直接こよりを作り行うものを直接灸と言います。また、間接的にもぐさを燃やした熱で温める方法を間接級や台座灸と言います。

2,アトピーにお灸が有効な理由

お灸でめぐりをよくする

お灸をすることで、体のめぐりが良くなります。そのお灸の熱の強さによって効果効能は変わっていきます。ほんのり暖かいと、リラックスできます、また、表面の血行循環も良くなります。また、ジリジリ熱めのお灸になると、免疫調節になります。さらに熱めのお灸は交感神経を刺激でき、鼓舞させることができます。そのため、リラックスさせるのと鼓舞させるのとで、お灸の熱量を調節して行います。

緊張して血行が悪い場合は、温めて心地よい温度が良いです。痒疹などの免疫異常の場合は、熱めのお灸で調節することが良いです。

皮膚の代謝を促す

アトピーでは、炎症後に色素沈着が起こりやすいです。炎症とは代謝が活発になったものです。しかし、炎症の沈静化に伴い、色素沈着もそのまま収まってくれればいいのですが、変化するのには時間差が生じてしまいます。そこで、ジリジリする少し熱めのお灸をすることで、局所の代謝を促すことができます。そうすることで、より早く色素沈着を解消することができます。

免疫を正常化

アトピー性皮膚炎は、アレルギー症状によって炎症反応が起こります。体の中から起こりことが多いので、全身のどこにでもその症状が起こりやすいです。免疫異常が起こることで皮膚には湿疹や痒みが起こります。この免疫異常は、長期間続くことで、痒疹という痒みを伴う湿疹に移行しやすいです。またこの痒疹には免疫細胞が堆積しているという報告があるので、その部分に局所的な免疫異常が起こり、痒みが起きていると推測できます。

ジリジリと熱めのお灸をすることで、その部分の免疫反応に働きかけることができます。皮膚に刺激を与えて、その部分が修復される過程を介して、免疫を間接的に正常化させます。結節性痒疹や色素沈着にはこの方法が有効です。

3,英気治療院が行うアトピーに対するお灸治療

  • 強い緊張に心地よいお灸で緩める
  • 色素沈着の部分に代謝を促す
  • 痒疹の部分に熱刺激で免疫を正常化

お灸の効果の項目でもお伝えしたように、熱の強さやお灸をすえる部分の違いによって効果効能は変化していきます。主に慢性的な症状の改善に有効です。

さらに、吸玉や針と組み合わせることで、相乗効果を引き出すことができます。

英気治療院では、そのかたの骨格や内臓などの土台を整えることに加えて、気になる症状についての対処としても鍼灸を用います。そうすることで、より早く体の状態をよくすることができます。

4,この記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

体の中の問題は、自然と治るのを待つだけでは時間や期間がかかってしまいます。体の状態をより良くするために、お灸を用いることは有効です。特に、緊張している場合や色素沈着などにはお灸で熱の刺激を加えることでよくできます。是非とも、治療院だけでなく、ご自宅でもきになる部分へお灸を据えてみてくださいませ。