首がかゆい

首が痒いとき、つい手を触れてしまいますよね。触ったら最後、かゆみが広がり、止まらない。気づいたときはヒリヒリと掻いてしまった後悔でガックリ。

そんな首のかゆみには、皮膚以外に原因があります。その原因がわかれば、同じようなことで悩み苦しむことはなくなります。

では、皮膚以外のかゆみの原因とは、どんなことがあるのでしょうか。英気治療院の取り組みを交えて解説させていただきます。

1,首がかゆい理由

首のコリが痒みを引き起こす

首が痒いときは、首に負担がかかっているときが多いです。負担とは、皮膚そのものにかかる負担と、皮膚よりもおくの筋肉や関節にかかる負担があります。

かゆみは体が異常を知らせるサインです。そのサインがなぜ起きたのかが理解できれば、傷ができるまでかくことはなくなります。

皮膚にかかる負担とは?

首は、体の中でも弱い部分です。さらに、血管や神経など大切な組織が集まっています。そのため、首周りは少しのことでも痛みを感じ易いです。また、うなじなどをなぞられるとゾワゾワしやすいです。それは、その部分の守るために逃避という反応を引き起こしているのです。頑張って耐えるのではなく、その部分を守るため刺激から避けるという行為なのです。

特に首は襟元や髪の毛が当たりやすいので、かゆみも感じ易いです。首肩こりなどの負担がかかれば、このように不快感を感じ易いのです。汗をかいてかゆみを感じるのも、汗が滴る動きに反応していることもあります。

首の中にかかる負担とは

首が痒いときに、その部分へ負担がかかっています。

かゆみを感じたときに、首のどのあたりにかゆみを感じるのかを見るのは大切です。

その分布や範囲を観察することで、首の何に負担がかかったのかがわかります。

首の前面の負担

首の前側には、気管舌の骨があります。これらは、顎や鎖骨と連なっています。

首のかゆみや湿疹に伴って舌の動き、嚥下のしやすさの変化が起こりやすいです。

そのような変化があれば、首に出ているかゆみや湿疹は、皮膚ではなく、気管支や舌の筋肉にとるものと推測できます。その場合は、掻くことではなく、首の中のコリや緊張を緩めることでかゆみそのものが起こりにくくすることができます。

首の側面の負担

首の側面には胸鎖乳突筋斜角筋などがあります。

これは自律神経が緊張したり、呼吸が浅くなることで硬くなりやすいです。この部分が硬いときに、口呼吸、硬くすくめ呼吸になりやすいです。

また、僧帽筋や胸鎖乳突筋は副神経支配で、お腹の迷走神経の影響を受けやすいです。つまり、お腹のコリやこわばり、緊張の影響で首の側面は硬くなります。その硬さや緊張でかゆみが起こることもあります。

首の側面が痒いとき、胸郭出口症候群も併発していることが多いです。首の側面、胸、鎖骨など胸郭出口と呼ばれる部分の筋肉や組織の硬さによって神経や血管が圧迫を受けて神経障害などを受けるものです。かゆみや湿疹にともなって腕の症状もでていれば、呼吸やお腹の硬さを疑いましょう。

首の後面の負担

首の後面の問題は、頸椎筋肉の関与が多いです。

特に、かゆみを感じている部分にシワがあれば、関節の負担を疑います。首にできるシワは、繰り返される関節運動によって起こります。その負担がかゆみや湿疹を引き起こします。

また、首の後ろには僧帽筋や肩甲挙筋など肩甲骨や頸椎、後頭部につながる筋肉が多く付着しています。首肩こりでこれらの筋肉にコリやこわばりが起こることで皮膚を引きつらせてかゆみが出ることがあります。

2,首がかゆい原因

猫背で首が痒くなる

  • 緊張状態が続いてい呼吸が浅い
  • お腹のコリやこわばりがある
  • 姿勢不良で首の関節へ負担がかかっている

アレルゲンの摂取や接触がない場合には、皮膚よりも奥深くの問題を疑います。

筋肉や骨、さらには食道や気管支へかかる負担が何かを探っていきます。例えば緊張が強くて口呼吸になっていることもあります。または、内臓下垂によって首の緊張が強くなることもあります。首に負担がかかっている場合には、首そのものへのケアはかゆみの対処以外は最後に行います。そうしないと、負担をかけている原因が除かれにくくなるからです。

それでは、一般的に首に湿疹が出た場合には、どんな対処をしているのでしょうか?

3,一般的なかゆみへの対処

薬が効かない場合は皮膚よりも深い部分を疑う

  • 炎症を抑える薬を塗布する
  • 乾燥予防に保湿をする

多くの場合は、スキンケアで保湿をすることが多いです。乾燥による痒みであれば、保湿をすることでかゆみの予防や対処になります。しかし、何度も繰り返しても変わらない場合、乾燥以外の原因でかゆみが起きていることもあります。

また、傷ができてしまう場合には炎症を抑えるステロイドの使用があります。傷の処置としては有効です。問題は、傷ができるまでかいてしまうことです。傷のケアと並行して首の奥深くのケアも行うことでかゆみにくい体にすることができます。

4,英気治療院の取り組み

首の痒みの源んは自分の中にある

  • かゆみの原因を究明
  • かゆみをごまかすスキンケアの提案
  • かゆみのもとになる負担を解消

首のかゆみは習慣を変える

性別や年齢、生活様式は人それぞれです。その中でもその方の何が首に負担をかけているのかをカウンセリングや体の検査で究明していきます。

首のかゆみの原因が、栄養不足の場合もあります。繰り返される摩擦で皮膚がもろくなり汗の刺激にも過敏に反応しているケースもあります。

また、仕事終わりに首が痒くなることでもあります。緊張する時間が長いときに、息がつまり方すくめ呼吸で首が凝っていることもかゆみの原因となります。

このように、人によってどんな時にかゆみを感じる野かが変わっていきます。1人1人に対して個別具体的に掘り下げていき、原因の究明を行います。

感覚を上書きしてかゆみをごまかす

かゆみには種類があります。

ひりひり、チクチク、むずむずなどその感覚の違いによって原因が異なります

また、このような感覚には慣れや習慣になることがあります。つまり、刺激が来ることでかゆみを感じ易くなります。そうすると、感覚の錯覚を起こします。こりやこわばりでもかゆみを感じて、掻き壊すという不適切な対応を取ってしまいます。

そんなときは、かゆみを感じたときに、かくという行為以外の対処をして体の癖を変えます。お勧めなのがメントールの配合されたスキンケアです。例えばメンタームなどの軟こうは塗布することでスーッとする感覚が出ます。他にもさまざまなスキンケアがあります。お灸なども有効です。じりじりする感覚と熱の刺激で関節や靭帯、筋肉を緩ませることができます。

このように、かゆみの感覚や掻くという行動は癖になってしまいます。その癖は意識的な行動の上書によって変えることができます。そうすることで、かゆみの悪循環を断ち切ることができます。

姿勢を正して首にかかる負担を減らす

内臓の負担、ストレスで緊張する、習慣による姿勢の崩れなど首へ負担がかかる要素は数多くあります。そのような癖や習慣は自分自身では気が付きにくいものです。

かゆみは突発的に起こり、その分だけ意識に上がりやすいです。慢性的に書かる負担は、いつの間にか感覚が鈍くなり分からなくなてしまいます。

このような問題に対して、筋肉を緩め、本来のスムーズな呼吸を取り戻すことで、感覚を正常化します。そうすることで、薬も効きにくかったかゆみもおさまっていきます。

5,この記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

首が痒いと一言で言っても、どの部分がかゆいのか、どんなときに痒いのかによって原因が異なります。体にかかる負担の解消が必要です。さらに、そのときに行う対処も重要です。ぜひともかゆみの対処と並行してかゆみにくくなる予防にも取り組まれてみてくださいませ。