赤ちゃんの腕
- 関節が緩い
- 握る癖がある
- 感覚のセンサー
関節が緩い
生後まもない赤ちゃんは、骨が柔らかく関節が緩いです。そのため、動きもウネウネして、体がとても弱い状態です・だからこそ、無理な動きはしなく、常に感覚を研ぎ澄まして、体を動かしています。小児で腕を引っ張られて、肘が抜けやすいのも、この関節が不安定な時期だからこそです。
握る癖がある
赤ちゃんは感覚を感じて発育します。その過程で、体が自動的に反応できる様にして体を守っています。この自動的に動く反応を反射と言います。匂いや触覚をきっかけに体は運動します。例えば手のひらに何か触れると、握る反射があります。これは把握反射と言います。この様な運動を行いながらも発育して発達していきます。この反射は、体の発育とともに消失していきます。
感覚のセンサー
赤ちゃんは、周囲の刺激に反応して、発育していきます。動物は感じて動く生き物なのです。
その刺激が過剰であれば、体を固めたり泣くという様に反応します。快感か不快なのかで反応します。うまく発育を促すには、この様に刺激をいかに入れるか、コントロールするかが大切になってきます。
湿疹ができる理由
- 指の疲労
- 関節の弛緩性
- 背中の硬さ
指の疲労
赤ちゃんの腕に湿疹ができる場合は、体の不調を訴えるサインです。
腕には、指の筋肉が付着しています。握る反射が多く、何にでも反応します。体をうまく使えていない場合は、この握る動きが過剰になる場合があります。そうすると、負担のかかった指の筋肉の付着部が痒くなったり湿疹が出たりします。その様な反応を出すことで、血液のめぐりをよくする、柔らかくする様なことをもたらしています。
関節の弛緩性
赤ちゃんの頃は全身の関節が緩いです。柔らかく自由な動きができるのですが、反対に、緩いために不安定です。子供と手を繋いでいるときに急に引っ張ると肘が抜けてしまうのも、この関節が緩いために起こります。
この様な不安定な部分では、筋肉が安定させようと硬くなりやすいです。その結果、過剰に硬くなった部分に違和感を感じて痒みやむず痒さが出る場合もあります。
背中の硬さ
赤ちゃんの発育は、首〜背中など背骨から始まります。首が座り寝返りを打つなど体の中心から発達します。この過程で、背中が硬い状態が続くと、腕の扱いがうまくいかなくなります。腕は本来背中を中心に動かします。しかし、背中が不安定になると、腕だけで操作します。そうすると、力も弱く不安定なので、関節や筋肉に必要以上の不可が加わります。その結果、負担のかかった部分が痛みやすく、湿疹や痒みなどが起こる場合があります。
腕の湿疹の対策
- 金魚体操
- 寝返り
- 枕を外す
金魚体操
赤ちゃんの腕に湿疹ができるとき、体の使い方に問題があるかもしれません。その場合は、体の中心の動きを整えることから始めてみましょう。
金魚体操
1)仰向けに寝かせる
2)操作する人は正座になり腿に上に赤ちゃんのかかとを乗せる
3)足を揃えてかかとを持つ
4)足を左右に細かくゆらす
縄跳びの横蛇の様に操作します。ふにゃふにゃ全体が動く様に行ってみましょう。そうすることで背骨まで柔らかくなります。
寝返り
寝返りを左右満遍なく行いましょう。子供は寝ているときに体を整えています。まだ寝返りの段階でない場合は、授乳の向きを変えましょう。そうすることで、体にかかる圧力が変わります。寝かしつける時も、お母さんが左右満遍なくいちを変えます。赤ちゃんは嗅覚で母乳を求めます。なので、お腹が空いたら母乳がある方へ体を傾けようと動きます。
枕を外す
赤ちゃんの頃に枕は不要です。下手に枕をすると、首が固まってしまいます。首が固まることで全身が硬直してしまうからです。
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