クリームの種類

クリームの種類

クリームは補った水分をと止めておく保水という用途があります。

弱油性クリーム

バニシングクリームタイプと呼ばれているものです。

油分が10〜25%とさっぱりとした使用感を持つクリーム類であり、エモリエントクリーム(脂性肌用)男性用クリーム、アフターシェービングクリーム、サマー用クリームの多くはこれに属します。乳化タイプのO/W型(水中油型)のみで、高級脂肪酸、高級アルコールを中心とした油相を水相に分散乳化したもので、特に油相中のステアリン酸と水相中の水酸化カリウム(場合によっては水酸化カリウム)を混合した時、中和反応が生じ、その際にできるステアリン酸カリウムが乳化材となって乳化を促します。この石けん乳化法が広く使われてきましたが、今日ではクリームのpHを中世に近づけるためにも、ノニオン系の乳化剤(非イオン性界面活性剤)が中心の製法が主流になっています。

中油性クリーム

大部分のエモリエントクリーム(保湿クリーム、モイスチャークリームなど)はこの中に入ります。油分が25〜50%前後でさっぱりしています。使用感の幅も広く、油層構成も高級脂肪酸、高級アルコールに加えて、さらにミツロウ、スクワラン、種々の植物油や合成エステル油など極めて幅広いです。また、水性の成分もグリセリン、1.3ブチレングリコール、ソルビトールなど多価アルコールに加えてンMF成分やヒアルロン酸、コラーゲンなど生態系保湿剤が使われています。乳化タイプはO/W型が主流です。

油性クリーム

油性クリームは通常50%以上の油分を含むもので、化粧落としを目的とするクレンジングクリームや皮膚の血行促進を目的とするマッサージクリーム、さらに荒れ肌を対象としたエモリエントクリームなどがあります。クレンジングクリームやマッサージクリームは

潤滑効果や溶解作用のあるスクワラン、ミネラルオイル(流動パラフィン)など炭化水素系の油分を主体としています。油分量は50〜85%に及びますが、拭き取った後にベタつきを残さないため油相中に占める固形、半固形油分の比率が低くなっています。通常W/O型のクリームは油っぽく、べたつく使用感触となり、エモリエントクリームとしての評価は低かったのですが、乳化技術の発達により、使用感がさっぱりして、しかも耐水性の良いクリームが得られるようになっています。

無油性クリーム

湯便をほとんど含まず、水溶性ポリマー(水溶性高分子)と水を主成分とするノンオイルクリームです。ポリマーでクリームの粘性をコントロールするタイプで、非常にさっぱりとした感触で、水に溶ける薬剤が使用できます。若年層に好まれますが、皮膚に油分を補給する目的としては役不足と言えます。

無水クリーム

水を含まず、油成分のみで作られています。乳化されていないので本来ならクリームと呼べませんが、慣習上クリームと呼びます。リクィファイニングクリームとも呼ばれますが、体温で溶けて液化するクリームという意味です。低音で空気の乾燥が激しい気候風土の下で皮膚を保護したり、ドーラン化粧を落とす目的で使用されてきましたが、乳化型クリームに押されて子女から姿を消しつつあります。