エストロゲンは、思春期には乳房や子宮の発育を促し、女性らしい丸みを帯びた体をつくります。
毎月、月経が終わったころから分泌が増え、卵子の成長、そして排卵を促します。皮膚の生成を促す働きもあり、うるおいのある肌をつくるので、「美人ホルモン」と呼ばれることもあります。
エストロゲンとアレルギー
免疫応答には、雌雄差が存在し、一般的にはメスはオスよりも強い応答を示す。
また、成人において血中IgM値は女性の方が高値を示すが、思春期前には差異は認められない。
なので、思春期以降の性ホルモンの分泌が免疫応答に影響を与えている。
SLE、皮膚筋炎、強皮症、突発性血小板減少性紫斑病
自己免疫疾患の発症にエストロゲンが関与する。
環境ホルモンと性ホルモン
サイトカインは生理的に性ホルモンにより様々な制御を受けている。
なので性ホルモン作用を模倣したり撹乱する化学物質が、サイトカインへ影響を介して、免疫系の影響を及ぼす可能性もある
環境ホルモンもエストロゲン様反応をきたすことから、アレルギー反応を起こすと懸念されている。
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