耳切れとは
耳切れとは、耳たぶや耳の軟骨など上下が裂けるように傷ができてしまう状態のことを言います。アトピー症状でよくみられるものです。
この耳切れですが、なぜ、このような特徴的な状態になるのでしょうか。それには、3つの理由があります。
耳切れが起こる3つの理由
耳切れが起こるには、耳の構造に着目すると理解できます。耳は耳孔というあながあり、その周囲を耳介軟骨という軟骨が付着しています。この耳の構造が耳切れと大いに関連するのです。
それでは、裂けてしまう理由や負担を3つの負担の説明とともに解説いたします。
- 熱がこもる
- 張力のアンバランス
- 摩擦の負担
熱がこもることで皮膚が脆くなる
耳は軟骨が多く血管が少ないです。そのため、通常、耳は冷たいです。しかし、頭に熱がこもることで、耳の先まで熱が伝わり赤くなり、熱を帯びることがあります。皮膚は熱がこもることで脆くなりやすいです。そんな脆くなった皮膚に、更なる負担が加わることで、耳切れと呼ばれる裂けてしまう状態になってしまいます。
張力のアンバランス
体の中で孔と呼ばれる部分はいくつかあります。何かを外に出したり外から何かを取り入れる通路となっています。耳の孔も外から空気の振動を脳に伝えて聴覚を働かせます。
しかし、この孔というものは、その形状を維持するのが難しいです。そのため、軟骨と言う補助を用いて孔の構造を維持しています。
また、耳孔という孔を維持ずる為に、四方八方から張力が加わり孔の形状を維持しています。しかし、食いしばりをはじめとする筋肉の強張りや皮膚の引きつりによって、この張力にアンバランスをきたすと、皮膚は引き裂けるように引っ張られ、耳切れになってしまいます。
摩擦の負担
体の熱や張力のほか、メガネのフレームやマスクなどの摩擦も耳切れを起こす要素の1つです。皮膚が弱い状態ですと、このような影響をより一層うけてしまいます。
耳切れ対策に必要なこと
それでは、これらの負担に対して、どのような取り組みをしていけばよいでしょうか。具体的な対策までお伝えさせていただきます。
- 熱のこもりを解消
- 耳周囲にかかる強張りを緩和
熱のこもりを解消
熱のこもりが皮膚を脆くすのであれば、熱を冷ますことが有効になります。例えば、耳や目の疲労などでも頭の中に熱がこもりやすくなります。耳そのもので言えば、イヤホンやヘッドホンも長時間使用することで負担になります。
また、姿勢不良や脳圧が高くなることでも頭には熱がこもりやすくなります。
それではどのように解消できるのか。それは、脳圧を下げて、脳血流を促すと良いです。おすすめの方法は下記の3つです
- 鼻呼吸をする
- 骨盤を整える
- 適度に仮眠をとる
上記の3つで頭の骨が柔らかくなり、脳にかかる圧力が減っていきます。また、鼻呼吸をすることで、脳に熱がこもることを防ぐことができます。
熱の他にもできる対策はあります。それが耳にかかる張力のバランスを整えることです。
耳周囲にかかる強張りを緩和
- 食いしばりの解消
- 目の疲労を緩和
- 頭皮のマッサージ
上記3つは、耳周囲の筋肉や皮膚に影響がある機能や構造物です。顎や目の疲労や負担が耳の皮膚の引きつりを起こします。また、頭皮〜背中の皮膚は耳と繋がっていますので、緩めることで耳への過剰な引きつりは解消できます。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
耳切れは、一度起こるとなかなか治りにくいと言われています。また、髪の毛が触れたり裂けている部分の痛みを伴うもので、大変苦痛です。このような悩みが、セルフケアを通じてより改善しやすくなりますので、ぜひ、取り入れてみてくださいませ。
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