アトピーで浸出液が出る3つの原因
- 栄養の偏り
- 腸内環境の乱れ
- 免疫低下
アトピーの浸出液はタンパク質不足で起こる
皮膚のブドウ球菌が腸内環境の乱れで増える
浸出液は、皮膚の中の問題だけではありません。ブドウ球菌などによる毒素も皮膚表面に繁殖することでも起こります。ブドウ球菌自体は皮膚の常在菌です。しかし、数が多すぎる、免疫力が低下する、菌が繁殖する栄養素が多いなどの理由で過剰に増殖します。その結果、ブドウ球菌が増殖することでジュクジュクした浸出液が多く広がってしまいます。
免疫低下
免疫力が低下することで、過剰に増殖する皮膚常在菌を生業できなくなります。免疫力は、腸内環境にも影響します。腸内における細菌叢のアンバランスが皮膚の常在菌や免疫力のをアンバランスを起こし、皮膚に症状を引き起こします。
浸出液が出た時にする対処
- 清潔にする
- 傷は保護する
- 薬の処方で悪循環を断ち切る
浸出液は拭き取り清潔にする
浸出液が出ていると、細菌が増殖する温床になるので、出ているときは随時拭き取りましょう。拭き取る際はティッシュを使うと、皮膚に張り付いてしまうので、要注意です。またティッシュを滲み出た浸出液を吸い取る当て布にすると、皮脂や汗までもすうので余計に乾燥する恐れがあります。また、摩擦によって余計に傷ができるので、おしぼりやタオルなどで拭き取る方が安全です。浸出液は、傷ができて漏れ出ている場合は、傷がふさがることで止まります。
傷は保護する
浸出液は、皮膚に見えないくらいの傷があるだけで漏れ出てきます。その場合は、傷を保護して塞げば止まります。しかし、菌の繁殖による場合は、密封することで増殖する恐れがありますので、注意が必要です。わからない場合は、水などで洗い落とし、ワセリンなど塗りラップで保護します。数時間〜3時間おきに拭き取り、洗い落とし付け直すなどすることで清潔な状態を保てます。この方法を湿潤療法と言います。褥瘡や火傷の治療として広まっている方法です。
薬の処方で悪循環を断ち切る
上記の湿潤療法でなかなか改善できない、匂いがする、傷が広がってきたなどの場合は、一度病院へ行き診察をしていただきましょう。細菌の増殖の場合ですと、抗生物質などが有効です。
浸出液が出ないためにすること
- 栄養バランスを整える
- 腸内細菌を整える
栄養不足は食事から変える
炭水化物を減らし、タンパク質を増やすことで、体のむくみは減り、浸出液が出にくくなります。水分の制限をかけて楽になるケースは、体の水分そのものが少なくなるので、むくむことすらしなくなるからです。しかし、脱水の状態になりやすいので注意が必要です。また、糖質の過剰摂取は、ビタミンやミネラルを消耗し、皮膚の再生や代謝を遅くします。そのようなことが重なり、栄養不足が浸出液を起こすきっかけになりやすいです。
皮膚常在菌は腸内環境を整える
腸内細菌のバランスは、皮膚常在菌のバランスと類似します。腸内細菌は、悪玉:善玉:日和見菌の割合は1:2:7が良いとされています。食べるものや便秘などによってこの細菌バランスが乱れると皮膚に影響を及ぼします。腸内細菌のアンバランスが、皮膚常在菌のバランスの乱れに影響します。また、便秘では腸内で炎症が起こります。体の中で、どこかしらに炎症があれば、皮膚での炎症を助長します。
むくみからまず変える
体を良くするには、漏れ出るという状態を変えることが有効です。一番早いのは、着圧ソックスなどでむくみを改善する方法です。栄養や腸内環境の問題は、一定の期間がかかりすぐに効果を実感しにくいです。ですので、漏れ出る力を抑え込むのが有効です。他にも入浴、足湯、マッサージなど皮膚に負担がかからないようなケアをされると、より早く良くなります。
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川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。