- 月経とは
- 月経の時に起こる変化
- 月経で起こる症状
- 月経前にすべきこと
- この記事のまとめ
月経とは
月経とは、女性に約一か月の間隔で周期的に起こる子宮出血のことを言います。
この出血は、子宮に血液を集めて子宮の内膜の代謝によって起こります。子宮内膜は、受精卵が着床するベットです。そのベットを作るために、必要な栄養素を集めて、入れ替える作業が月経です。
子宮内膜は新鮮な方が良いので、1ヶ月に1回は作り直されます。この周期などは女性ホルモンなどの影響によってコントロールされています。ホルモンの分泌によって肌などにも様々な変化が起こります。
月経の時に起こる変化
- 卵胞期
- 卵胞期
- 卵胞期
- 生理
卵胞期
卵巣の中の卵子のもととなる原始卵胞が成熟。成熟卵胞からは卵胞ホルモン(エストロゲン)がたくさん分泌され、その影響で子宮内膜が厚くなります。
卵胞期
成熟卵胞から卵子が排出されます。
これを排卵といいます。
卵胞期
排卵後の卵胞が黄体に変化します。
この黄体からは黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌され、その作用で子宮内膜はより厚く、妊娠に適した状態になります。
生理
妊娠しなかったときは、両方のホルモンの分泌が低下。子宮内膜ははがれ落ち、血液とともに体外に排出されます。
https://www.sofy.jp/ja/advice/period-changes/11.htmlより引用
月経時には、ホルモンの変動に伴い基礎体温が変わります。逆に言えば、ホルモンの分泌の不安定は、基礎体温をはじめとするホルモンが体に及ぼす変化が乱れていきます。月経時に起こる不定愁訴はそのようなホルモンの不安定によります。肌荒れもその1つです。
月経で起こる症状とホルモン
月経は、女性が子供を産むために行われる生理的な現象です。この月経が起こるのはホルモンの分泌によって行われます。そこで分泌されるホルモンは2つに分類できます。
1つは「女性らしさ」を作るホルモン。もう1つは「妊娠」に関係するホルモンです。それぞれ分泌される時期や働きの違いがあります。
エストロゲンの分泌量が多い排卵前は、からだも心も絶好調ですが、プロゲステロンの分泌量が多い月経前は、からだも心も絶不調になります。つまり、女性のからだや心の不調は、女性ホルモンの変化によって起こっている場合が多いのです。
http://www.unicharm.co.jp/girls/moon/08.htmlより引用
女性ホルモンの働き(エストロゲン)
- 肌(はだ)のうるおいを保つ
- 髪(かみ)をツヤツヤにする
- 骨を強くする
- 血管を強くする
- きもちを明るくさせる
- 記憶力を高める
- 善玉コレステロールを増やし、悪玉を減らす
- 代謝を促す、肥満を予防する
ホルモンの働きによって、体は変化します。髪や肌の艶や潤いが出るのですが、それは子宮の中で内膜というふかふかなベッドを作るためにホルモンが働く相乗効果です。
髪のツヤがよくない場合は、栄養状態の不安定や血流不足などが伺えます。エストレゲンは、女性らしいからだを作ったり、健康を保つための重要な働きがあります。
妊娠に関係するホルモン(プロゲステロン)
- 子宮のはたらきを調節する
- からだの水分量をととのえる
- おしっこの量が多くなる
- 食欲がでる
- ねむくなる、イライラする
- 乳腺を発育させる
- 血糖値を正常にする
体の変化は、体が妊娠をするのに適した準備をするために起こります。つまり、妊娠にそなえて体内に水分や栄養をたくわえる働きがあります。
また、不要なものの排泄なども促されるためニキビや下痢など起こりやすいです。
月経時に起こる心と体の不調
http://www.hoken8dogs.jp/column/vol01.htmlより引用
女性ホルモンの変化のリズムは、基礎体温を測ることでわかります。
規則正しい生活も心がけ、ホルモンバランスの乱れを予防・改善しましょう。ホルモンバランスの乱れを放置すると、深刻な事態をまねくこともあります。
月経前にすべきこと
月経の時には、ホルモンバランスの変化によって、肌に影響が出る場合があります。それは、体温が上がる、水分の入れ替わり、排泄が促されるなどによって強調されるためです。ですので、あらかじめ体にゆとりを持たせることができれば、必要以上に負担がかかることはなくなります。
ホルモンの働きによって、肌荒れが起こります。それには3つの問題があります。
1つ目は、養補不足です。2つ目は、循環障害です。3つ目は自律神経の乱れです。生理周期によって、体はホルモンを介して、変化します。
3つの問題を抱えていることで、体は症状を伴う変化を起こします。生理周期を把握して、事前に体の健康とゆとりを保つことができれば、生理周期の波に左右されずに生活をすることができます。
基礎体温を測り体調をコントロール
- 排卵日がわかる。
- 次の月経がいつくるか予測できる。
- からだや心に不調の起こりやすい時期が予測できる。
- 月経が不規則になると、すぐに気がつく。
- 月経以外に出血があるときは、その時期がはっきりする。
ホルモンによって基礎体温は変わります。ホルモンの分泌量を把握するのは難しいです。そこで、基礎体温の波形を見ることでホルモンバランスを監査することができます。
基礎体温を測ることで、上記のようなメリットがあります。自分の体を知ることで、症状に頼らない健康づくりができます。
この記事のまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
月経は女性で起こる自然な体の変化です。しかし、栄養、循環、自律神経の働きにゆとりがないと症状を引き起こします。事前に体んぽ調子を把握することで、未然に防ぐことができます。是非とも、今までの生活を見直してみましょう。そうすることで、ホルモンの恩恵を十分に受けることもできます。
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