- つい耳を触ってしまい傷を作る
- 耳から汁が出てきて止まらない
- 耳に熱を持っていて匂いがきになる
- 薬を塗ってもなかなか汁が止まらない
辛いですよね。
このようなお悩みは、炎症以外でも起こります。
熱のこもり、皮膚のもろさなどが原因で耳周りの皮膚がもろくなり、汁が出てしまいます。
そんな時は、耳周りに熱がこもらないようにすれば汁は止まります。
それでは、耳から出る汁とはどんなものでしょうか?
英気治療院の考え方をご紹介させていただきます。
目次
1,耳のアトピーとは?
アトピーは、アレルギー症状によって、かゆみや湿疹が出る疾患です。その症状の中でも特徴的なのが、「耳切れ」です。耳切れは、耳たぶの下の方が徐々に裂けてくる状態を言います。他にも、耳周りで起こるアトピー症状は、「耳だれ」と言って耳から体液が出る、耳の皮膚が擦れて耳の軟骨から体液が滲み出るなどの症状があります。アトピーでは、皮膚の乾燥や湿疹、かゆみだけでなく、このような皮膚の損傷を伴う症状も起こるのです。
しかし、この耳切れの原因は。かぶれや汚れが原因と言われています。清潔にしているのにと思われるう方もいらっしゃるかと思います。実は、この耳切れの原因は、表面の刺激や清潔度合いだけではありません。体の熱のこもりや皮膚の下の筋肉などの緊張が耳切れをはじめとする諸症状を引き起こしているのです。
2,耳にアトピーが起こる原因
- 目の疲労による神経の緊張
- 食いしばりによる耳周りのコリ
- 三半規管の不具合による体液の滞り
目の疲労による神経の緊張
耳たぶを触ってしまい、体液が出ることはありませんか?実はその触れたいという感覚は、目の疲労からきています。耳たぶには目につじる神経があります。耳たぶを押したり、ひっぱたりするケアが目のケアの中にあります。つい、耳たぶが気になって触れてしまう方は、そのときに目が疲れている場合があります。体液が出ていないときには、しっかりと耳たぶを指で挟んで刺激を入れます。または、耳たぶを上下左右に引っ張りマッサージをすることで、触れたいという感覚は薄れていきます。神経のある深い部分まで刺激を入れられないから、いつまでも耳たぶを触れてしまい、体液が出てしまっているのです。
食いしばりによる耳周りのコリ
歯ぎしりや食いしばりは、緊張しているときに起こりやすいです。その影響は顎を閉じる筋肉にも影響します。側頭筋と言って、耳の上にある筋肉が緊張すると、耳は上方に引っ張られます。体の中で、穴を形成している部分は、その形態を維持するために四方八方から張力が加わり、その形を維持しています。しかし、姿勢不良や食いしばりなどで、聴力の不均一が起こると、耳は引っ張られてしまい、裂けていくのです。耳切れのメカニズムは、聴力の不均一で起こるのです。
三半規管の不具合による体液の滞り
三半規管とは、体の傾きなどを把握する期間です。その部分に負担がかかることで、水分が集まってしまいます。三半規管がうまく働かない場合には、目による補正が働きます。足裏の緊張が強い、体がゆがんで固まっているなどの場合には、三半規管への負担や目にかかる負担が大きくなります。その結果、体液が集まり、耳周りがむくみ、あるいは血液が集まり熱を持ちます。むくんで熱を持った状態が続くと耳だれという状態になります。
3,耳のアトピーが起こる人の特徴
- 体の緊張が強く、食いしばりがある人
- インカムやイヤホンなど耳に刺激を加える習慣のある人
- 目が悪い人
上記に該当する人は、3つの原因に当てはまる方です。このようの状態が習慣的に続くことで、耳周りへの負担が大きくなります。また、アトピー性皮膚炎は、アレルギー症状によって炎症が起こる疾患です。血液が集まる部分には、炎症が起こりやすいでの、耳周りに負担がかかりやすい人ほど、耳への症状も起こりやすくなります。
4,耳のアトピーが起こる時にする対処
- 耳の周りの緊張をとく
- 体液をぬぐい、保護する
- 耳の熱を取り、血流を促す
耳の周りの緊張をとく
耳切れが起きるときには、耳の周りが緊張していることが多いです。ですので、切れている耳をどうすることよりも、その周りの緊張をとり、耳が避ける力を減らすことが最優先となります。
体液をぬぐい、保護する
皮膚が剥がれ落ちて体液が出ている場合は、体液をぬぐい耳を保護することで、それ以上体液が出ることは無くなります。体液は、ペタペタして固まる体液です。これは、皮膚が欠損している部分を保護するために出ているものです。ですので、かさぶたを作る代わりに出ている体液を止めるには、かさぶたの代わりになるラップやフィルムをはり、保護することが必要になります。
耳の熱を取り、血流を促す
耳周りの器官へ負担がかかることで、熱を守り、皮膚がもろくなってしまいます。また、熱は水分を引き寄せる性質があるので、耳だれの原因にもなります。ですので、耳だれが起こる場合には、耳周囲の負担を減らし、冷やすことで、それ以上体液が出ることを食い止めることができます。
5,耳のアトピーが起こらないための予防
体液が余分に集まり、熱を持ち、引っ張られて、耳切れや耳垂れが起こります。これらの要素を起こさないように、普段から耳を柔らかくし、負担を減らすことが必要になります。食いしばりには、姿勢を整えます。耳への負担は、体の緊張をとり、バランス訓練をします。
6,整体で耳のアトピーが解消できる理由
耳に出る症状は、必ずしも、耳そのものに原因があるわけではありません。姿勢不良やバランスの不具合が、耳へ負担をかけた結果起こるものです。ですので、普段から、体の緊張をとき、バランスの良い姿勢を保てることが予防になります。
7,この記事のまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
耳切れや耳垂れなど、耳に起こるアトピー症状の原因は、必ずしも耳そのものにあるわけではありません。これらの症状が起こるメカニズムを理解することで、適切な対処が行えます。是非とも、症状が起こる前に、体の変化に気づいていただき、予防に努めていただければ、苦しい思いをすることなく体を健康にすることができます。少しでもお役に立てれれば幸いです。
お電話ありがとうございます、
川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。