アトピーが慢性化しているときに考えることは、負担がかかり続けていないか、または、回復する力が弱っていないかです。今回は、そのうちの回復力に関連する副腎への対応について解説させていただきます。
副腎へ負担がかかること
副腎は、ストレスに対して対応しようと働きます。短期間であれば良いのですが、それが長期間続くと疲労してしまいます。代表的は負担を解説します。
慢性的な炎症で疲労する
副腎からは砥石つコルチコイドと呼ばれるホルモンが分泌されます。これは炎症が起きたりすると、その反応を緩やかに抑えてくれる働きもあります。いわゆる自家製のステロイドホルモンです。短期的な炎症反応であれば、ホルモンが分泌されて、治ります。
しかし、慢性的に続く炎症であれば、ホルモンを分泌し続けてしまうため、他に炎症が起きた場合でも、賄いきれなくなってしまいます。そのため。症状を抑えきれず、ストレスが重なり疲労してしまいます。
過度な緊張で休めない
副腎はストレスを受けたときに反応する臓器です。心因的な問題であっても反応します。身を置く環境がストレス過多な環境であれば、副腎は常に反応してしまい、休む魔を与えなくなって疲労してしまいます。
血糖値の乱れるたびに負担がかかる
副腎から分泌されるホルモンは、糖質コルチコイドというものです。名前の通り血糖値を高める働きもあります。食後の血糖値の動きを調節する働きがあります。しかし、食べるものの内容によって、血糖値が乱れてしまうとホルモンの分泌の頻度も多くなり疲労しやすくなります。
副腎を回復させるために
ストレスなどで疲労してしまう副腎という臓器。そんな副腎を休ませるポイントがあります。
病巣感染を抑えて負担を減らす
炎症が起きると、その反応は飛び火します。例えば、腸内環境が問題で肌が荒れることもあります。喉の炎症が腎臓への負担になるケースもあります。このように、一箇所の炎症が全身に影響するので、体における炎症を1つづつ減らしていくことで、負担を軽減できます。
筋肉の緊張を緩めて反応させない
ストレスを受けると筋肉が反応して緊張します。特に、首かた、背中、お腹などは顕著に現れやすいです。これらの緊張を緩めることで、逆説的に、副腎を休ませることもできます。
血糖値を安定させて負担を減らす
普段の食事も内臓にとっては運動のようなものです。消化吸収の働きが内臓に負担となっていきます。血糖値をコントロールするのもその負担の1つです。血糖値を安定させるための食材や食べを方を意識することで血糖値が乱れにくくなり、副腎への負担が軽減できます。
整体でできること
日常生活で注意することで、副腎にかかる負担を減らすことができます。さらに、手を施すことで体を回復させることもできます。
- 首の緊張をとる
- 背中の緊張をとる
- お腹の緊張をとる
筋肉をストレッチしたり緩めることで、ストレスに対する反応を軽減できます。その緩め方は、時にはマッサージや内臓への手当てなどいくつも方法があります。大切なことは毎日継続して行いことです。ぜひ、体の変化を観察しつつ、ケアをしてみましょう。
まとめ
さていかがでしたでしょうか。
副腎の負担は皮膚以外の問題もあるので、病巣感染をはじめとする、炎症を1つづつ抑えましょう。その上で、体の中の負担を減らすと回復しやすいです。体を良くするためには、意識して体を整えると回復できるので、毎日手当をはじめとするケアをしてみましょう。
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