「顔や首、頭の炎症がステロイドでしか良くならない…」。そんなお悩みを抱えていた相談者さんが、オンライン相談で肌荒れの根本原因を探りました。薬で一時的に症状を抑えるだけでなく、なぜ炎症が起きるのか、そのメカニズムとセルフケアの重要性について専門家が解説します。
相談の開始と症状の確認
要約:
相談者さんのこれまでの投薬履歴(2021年からステロイド使用、2024年にコレクチム試用後ステロイドに戻す)を確認しました。現在の症状として、顔、首、頭に出ている炎症のような症状(赤み、ヒリヒリ感、痛み)があり、それがステロイドで改善する状況を把握。過去にじんましんの経験もあるものの、現在はほとんど出ていないこと、診断名は特についていないこと、そして最近フェイスラインに症状が出やすいことを共有しました。
専門家: これまでの経過を書いてくださったのですが、まず2021年から薬を使い始め、2024年からはコレクチムに切り替えたとのこと。ステロイドや免疫抑制剤を使っていたということですね。
相談者: はい。ですね。それは病院に行って1週間使ったのですが、またステロイドに戻しました。
専門家:ポイントは、今症状が出ているのが顔、首、頭で、炎症のような症状が出ているということ。書いてあるように、じんましんのようなものもあるのと、顔が赤くてヒリヒリして痛い。それがステロイドでマシになる、というのが今の状態ということですよね。
相談者: そうですね、はい。
専門家: 薬を使っているということですが、基本的に何か診断名はついていますか?
相談者: 何もついてないです。
専門家: わかりました。特に、お送りいただいた資料にもありましたが、顔から頭にかけて、最近はフェイスラインに症状が多く出ていることが多いのですね。
炎症のメカニズムとその原因に関する考察
要約
薬で症状が軽減することから、起きているのは「炎症」であると考える。炎症は体本来の「インフラ整備」のような反応であり、異物の除去や組織の修復を行う機能だと説明しました。炎症反応自体は常に体内で起きているものの、それが広範囲や強い程度になったものが「症状」(赤み、痒み、痛みなど)として現れる、と解説。炎症自体は悪いものではなく、「なぜそこに炎症が起きたか」という根本原因を考えることが重要だと伝えました。
専門家: 考えていく上で大事なのは、まず薬を塗ってマシになるのであれば、起きていたものは炎症だった、ということが確かだということ。次に踏み込んで考えるのは、「なぜその炎症が起きてしまったのだろう」という点です。私たちの体には、自然治癒力の中で様々なホルモンやサイトカインを含め、炎症を抑えるものが備わっています。そもそも、炎症という「反応」と炎症という「症状」は少し違うんですよ。
相談者: うーん。反応と症状、ですか。
専門家: そうです。つまり、私たちの体は常に生まれ変わっています。分かりやすく言えば、「インフラ整備」をしているんです。炎症というのは、異物の除去と組織の修復のことです。
相談者: ああ、ということは、インフラ整備をしているので、症状として赤みや痒み、痛みなどが出ていないけれど、炎症の反応は常に体中で起きているということですか?
専門家: でも、それが大きい範囲や強い程度になると、炎症の症状になるんです。
相談者: ああ、はい。うん。
専門家: 炎症が良いか悪いかというと、悪いわけではないんです。考えなければいけないのは、「なぜそこに炎症の反応が起きてしまったのか」という点ですね。
過去のじんましん経験と関連要因(ストレス、アレルギー、食事)
要約
相談者さんの過去のじんましん経験は2019年頃にあり、その直前の親知らず抜歯(全身麻酔)が体にとって大きなストレスだった可能性を示唆しました。じんましんはヒスタミンの過剰によって起き、アレルギー反応、ヒスタミンを多く含む食品(トマトや青魚など)、ストレスによる体自身のヒスタミン分泌が原因となり得る、と説明。特にトマトを「お菓子代わりにバクバク食べていた」時期があり、トマトに含まれる成分が上部に症状が出やすかったり、熱がこもりやすかったりする可能性が指摘されました。
専門家: まず、じんましんも結構出やすいというコメントがありましたが、これはいつ頃からですか?
相談者: 今はもうほとんどじんましんの反応は出てないですね。たまにポツンと太ももなどにできるくらいで、今、首から頭にかけてじんましんが出て悩んでいるということはないです。じんましんになったのは、やはり2019年あたりでしたね。
専門家: うん。その時に何か環境の変化や体調の変化などありましたか?
相談者: はい。じんましんがバーッと出る1週間前に、入院して親知らずを2本同時に抜歯する手術を受けました。
専門家: ああ、大変でしたね。
相談者: はい、全身麻酔でやりました。
専門家: それも体にとってはだいぶストレスだったでしょう。まずじんましんというのは、ヒスタミンが過剰になることで起きるものです。何がヒスタミン過剰かというと、1つはアレルギー反応で出てしまう場合。あとは、そもそもヒスタミンに近いものやヒスタミンそのものを食べ物で食べすぎている場合です。
相談者: うん。あ、トマトがあるかもしれないです、それ。
専門家: そうですね。体が緊張するとストレスなどで、自分自身がめちゃくちゃヒスタミンを分泌してしまうんです。ヒスタミンが多いから、あれを食べているとじんましんなどが増えるんですよ。
相談者: まさに私は、お菓子代わりにトマトをバクバク食べていたと思います。
専門家: そうすると、やはり症状は上部に偏って出やすかったり、アルカロイドといって体を温める成分が入っているので、上部の症状や熱がこもりやすいんです。あと、先ほど言ったように、ヒスタミンが多い、ヒスタミンの分泌を促すものは避けた方が良いですね。うん。だから、ストレスもそうですが、ヒスタミン生成のキャパを超えたのが、入院がきっかけというのもあるかもしれませんね。
症状発現時期と出産・育児の影響
要約
相談者さんの現在の状況(主婦で子供はもうすぐ3歳)を確認しました。症状が出始めたのが2021年11月の出産から約半年後の2022年6月頃であったことを訂正・確認。出産後の半年間は夜泣きなど育児によるストレスや負担が多い時期である可能性を指摘しました。授乳や抱っこといった育児の姿勢が、体への負担や特定の部位(弱い部分)への血行不良を引き起こし、症状が出やすい部位に影響している可能性を示唆しました。
専門家: そういった問題があった上で、今話を戻すと、炎症がなぜ起きたかを見つけていくのですが、お仕事は今何をされていますか?
相談者: 今、小さい子供がいて主婦なんです。
専門家: ああ、主婦なんですね。わかりました。
相談者: はい。
専門家: 小さいお子さんはおいくつですか?
相談者: もうすぐ3歳です。
専門家: ああ、じゃあ、めっちゃ動くし。うん。目線も下に下げなきゃいけないじゃないですか。2021年から24年の間ということ?2021年に出産。
相談者: はい。2021年の11月に生みました。
専門家: うん。あ、症状が出始めたのはその年頃から?
相談者: ええと、すみません、もしかしたら間違って記述していたかもしれないのですが、2021年の11月に出産して、その大体半年後くらいから皮膚の、なんというか、炎症とか肌がボロボロ取れてきたりとかいうのが始まりました。2021年11月出産で、その半年後、
専門家: はい、2022年の多分6月とかですね。
相談者: 2022年です。
専門家: 2022年の6月からですね。うん。症状。まあ、まず、お子さんが生まれて半年くらいでしょう?子供が夜泣きもするし大変じゃないですか。あとは4ヶ月過ぎくらいからようやく目が見えてきて、物とかキョロキョロする時期だから、それも体にとってストレスや負担になっていたかもしれませんね。母乳で育てましたか?そうすると、母乳をあげる時の姿勢というのがあるじゃないですか。こういう仕事とか育児とかといったことは、体の弱い部分や負担のかかった部位にまず出やすいんですよ。
血行不良(鬱血)と皮膚症状の関係性
要約
育児による姿勢の変化などで特定の部位に血液が溜まる(鬱血する)と、その部位で炎症が起きるという医学的な考え方(鬱血性皮膚炎)を解説しました。具体的な例として、床ずれ(血が溜まり皮膚が壊死)、長時間の座位による痔、下肢静脈瘤を挙げ、血が溜まることが炎症や皮膚症状の原因となることを説明。アレルギー反応など「何かついたわけではない」のに炎症が起きる場合、首や肩のこりによる血行不良が原因で湿疹ができることもあると述べました。
専門家: で、あと、なぜ炎症かというと、今の話だと、胸が大きくなったり抱っこする時の姿勢などによって、本来自分一人で生活している姿勢が少し変わってしまうんです。それによって負担のかかる場所が変わります。そういったところに血液が溜まったりすると、炎症が起きるんですよ。
相談者: へえ。
専門家: これをね、医学の話で言うと「鬱血性皮膚炎」と言います。血液が滞留して炎症が起きる、ということです。例えば、おじいちゃんやおばあちゃんが寝たきりになって、介護で寝返りをさせますよね?あれをしないと、床ずれになるんです。
相談者: ああ、はい。
専門家: 圧迫して血が溜まり、皮膚が腐っていくんです。
相談者: 血が溜まって、なんですね。
専門家: そうです。病気の状態では、例えばずっと座りっぱなしの長距離バスの運転手さんやタクシーの運転手さんはお尻に痔ができるでしょう?血が溜まって炎症になる。じゃあどうする?ドーナツクッションなど、圧迫されないようにするじゃないですか。あと女性で言うと、もう少しすると静脈瘤ができる人もいますが、あれをそのままにすると乾燥したり痒みがあったり、ひどい場合は穴が開いたりするんです。だからレーザーで焼いたり圧迫したりする。そのどれも一緒なんです。血が溜まると炎症になって、皮膚がただれるまでいくんです。
相談者: ああ。
専門家: それもやはり炎症だからです。うん。そうでしょう?だから、「アレルギーではないな」「別に何かがついたわけではないな」という時に、なぜそういった炎症が起きたかというと、そういうことなんです。例えば、首や肩のこりで湿疹ができたりするんですよ。
相談者: 首肩こりで?え?ああ。
血行不良や炎症のセルフチェック方法
要約
皮膚の奥に血が溜まり炎症が起きているかを確認するためのセルフチェック方法として、「かっさ」の要領で患部を擦ったり、温めたりして赤くなるかをチェックする方法を紹介しました。擦るなどした際に赤くなる場合は、血が溜まっている可能性が高いと説明。このチェックで炎症の有無を確認でき、薬を塗る範囲や、薬の使用量・頻度を減らすタイミングの目安にできることを示しました。また、炎症が起きている部位では、汗やカビなどの異物にも反応しやすく、症状が悪化することがあると説明しました。
専門家: チェックの方法、これ「かっさ」というものです。かっささすったりして赤くなったら血が溜まっているんです。
相談者: ああ。
専門家: 普通はこうやっても色が変わらないじゃないですか。でも、やってみて「あれ、なんか赤くなった」とか、もっと言えば「真っ赤になった」という場合は、皮膚の奥で血が溜まっています。
相談者: うん。
専門家: かっさでさすることで赤みが浮きでれば、炎症が起きているという確認ができます。皮膚の中に血が滞留していると何が問題かというと、まず皮膚がもろくなります。次に、汗疹ってなんとなくイメージつきますか?汗疹って全身にできるわけじゃないでしょう?なんでそこが反応するかというと、血の巡りが悪いところで炎症が起きています。それで、汗にも反応する。
専門家: 炎症が起きている付近で異物が溜まると、その異物にも反応して飛び火のように症状が出ることがあるんです。だから、肘とか股とか胸とか、血が溜まりやすい、こもりやすいところに血が溜まると、どんな異物にも反応します。それが汗だったら汗疹。まあ、カビがあって汗とカビでカビが繁殖することもあるけれど、大体擦ると赤いのはそういう場所です。
専門家: あと、血液が溜まっている部分は、温めたり、温まると真っ赤になります。血が溜まっているようにも見えるから。
相談者: ああ。
専門家: というのがあれば、「ああ、まだ私の肌は炎症が起きていますね」というので薬を塗っていきます。ちゃんと1日2回とか塗っていれば、赤みの範囲や濃さは引いてくるでしょう。
相談者:うん、うん。
専門家: こすったり温めたりして「あれ、赤くならないわ」となったら、薬を塗る量や頻度をそこで初めて減らします。
身体の緊張や動きのチェック方法
要約
血行不良の原因を探るため、身体の緊張や動きのチェック方法を紹介しました。顎の開閉時の音や左右差、歯を合わせたまま左右に動かす際の動きやすさ、首の左右への振り向きやすさなどをチェック。相談者さんの場合、顎や首に左右差があり、食いしばりがあることが確認されました。これにより、育児による緊張や姿勢、過去のベル麻痺の影響などが示唆されました。食いしばりや凝りが続くと老廃物が滞留し、炎症だけでなく吹き出物が出やすくなる可能性も指摘され、実際に症状として現れていることを確認しました。
専門家: 血を貯めてしまう理由というのがありますよね。これをなくしていきましょう。チェックの方法に行きましょう。では一緒にね。
相談者:はい。はい。
専門家:口、ありますよね?口を開けてみてください。ね、ちょっと顎がカクンってなるから。はい。まずこの開けやすさと、次ね、歯を合わせて左右に。ほら、右に行かないでしょう?
相談者: ああ。
専門家: え、ということはこっち(左側)を食いしばっているの?口の開けやすさとか、あと左右のこの違いでロックしていると、全然違うでしょう?右でほら、右に行かないでしょ?
相談者: うん。うん。
専門家: あとね、ここら辺(エラ)も出ているでしょう?
相談者: 食いしばり。
専門家: 食いしばりですね。先ほど言った凝りとか圧力です。だからフェイスラインにも影響があるでしょう?あとね、本当に炎症だけじゃなくて、吹き出物とかも出てくるんですよ。老廃物が。
相談者: ああ、最近なかったのに、徐々にこの炎症だけで終わってたんですよ。薬塗ったら治ってたのに、今度結構プツプツとかニキビとかが最近は出てくるようになりましたね。
顔周り・首のセルフケア実践とその効果
要約
食いしばりや首周りの緊張を和らげ、血行を改善するための具体的なセルフケア方法を指導しました。側頭筋、咬筋(エラのあたり)、頬骨下のマッサージ、首の後ろのストレッチ、舌筋(顎の内側)のマッサージ、首の骨の前側(気管の横)のマッサージ、首を振り向いたときに浮き出る筋肉のマッサージ、耳の後ろの骨周辺のマッサージ、頬の内側マッサージなど多岐にわたります。これらのケアを実践した結果、顎や首の動きが改善し、フェイスラインが変化することが確認されました。小学校時代のベル麻痺の影響による顔周りの左右差についても言及し、頬の内側マッサージは唾液分泌や呼吸の楽さにもつながると述べました。
専門家: じゃあ一緒にやっていきましょう。まずは、ええと、耳の上ありますよね?耳の上に手を乗せて、はい。ペタペタペタって手を添えて、そのままグッと噛んで、硬くなるでしょう?硬くなるでしょう?
相談者:うん。
専門家: で、噛むのをやめて。このままゆっくり深呼吸。何回か3回くらい普通に呼吸するだけで、ここの硬いのがなんかシューっとまずなってくるね。こばったところに手を当てると、筋肉の緊張がまず緩むんです。
専門家: 次に、頭に添えた手をこのまま指先の方に向かって、こうやって上にぎゅーっと引き上げます。次に、まず食いしばって、エラの部分に手はこう当てて、同じようにまた呼吸するだけでいいです。そうすると、この硬いのがなんかシュシュシュシュシュって、なんか溶けていく感じじゃないですか?次に、指先4本あるじゃないですか。これをちょうど、ほっぺの頬骨あるの分かります?ここ骨。ほっぺがあって、上にこうすると、ほらなんか当たるでしょう?いうそこの下のほうにやって、ガリガリ。それ結構硬いと思うんです。うん。この顎のエラのところまで、ほっぺの横、これが噛んだりとか、噛むことに関わる咬筋ですね。
専門家: 頭の後ろに手を組んで、こう肘をピーンと張る。こんな感じで同じように真上に、こんな感じ。こんな感じで頭つけたまま、ぐーっと上にこう引き上げる感じ。そうすると、首の後ろが伸びる感じになるでしょう?では1回呼吸してみてください。あ、いいね。ほら、呼吸しやすいでしょう?改めてまず開けてみてください。やりやすくないですか?あとここから下に行きます。指ありますよね?このここの内側にあるじゃないですか、顎のこう型の骨。ここ。はい、はい。当てます。そう。で、正面を向いてね。今度そこから下を向くと、指がズブッと入るでしょう?うん。これ、ベロの筋肉なんです。それを骨を磨くように、こう骨を磨くように、結構痛いと思うよ。どう?下向きながらやりやすいよ。指が入るから。
専門家: 指2本。この、いわゆる気管支って真ん中にあるでしょう?喉仏とか。ここをまず挟む。うん。で、ちょっと顎を引く。で、このまま後ろにちょっとグッと押し付ける。で、左右にゴリゴリ。それでなんかゴリゴリゴリ言わない?これ、首の骨の前側を緩めているんです。
相談者: あ、なんか、え、言ってます。
専門家: あと、振り向いた時に浮き出る筋肉分かります?これ。
相談者: 筋みたいなんですか?ここ。
専門家: そう、そう、そう、そう。それを指で挟む。はい、ね。で、上からぐるっと。そう、そう、そう。お、そう、そう。結構じわってこない?
相談者: あ、ああ。はい。あ、ここら辺。ここら辺が。
専門家: 特に耳の上の方とか、ここら辺。あと指4本使って、今耳ありますよね?今のここからこうしましょう。はい、はい。ここちょうど耳の後ろの骨がもりっとしてるでしょう?骨。はい。ここをゴリゴリ磨いてる。多分痛いと思うから。
相談者: ここ骨でいいんですね。
専門家: 骨。耳の真後ろのここ、骨見える?ここ。はい。ゴリゴリ。多分痛い。そうそうそうそう。うん。うん。ここはゴリゴリ。で、やってからもう1回、もうこの時点で首引きやすくない?動かしてみて。どう?ほら、だいぶ動くでしょう?ね。そうだ。ここら辺の状態が、緊張したり姿勢の問題だったりっていうのは、なっちゃうのはしょうがない。それを対処療法として戻すだけで動きやすい。もう1回ここら辺とか触ってみて。多分柔らかくなってるから。
相談者: あ、本当だ。うん。
専門家: ちゃんとフェイスラインというのを作れる。エラじゃなくてシュッとなるようにやってもらうだけで、血がたまらないでしょう?
相談者: あ、なんかシュッとなったかもしれない。
専門家: なったでしょう?はい。うん。ほっぺを右膨らましてみてください。戻した。反対。左右差あるでしょう?
相談者: うん。え、私あの小学校の時にベル麻痺になってるんです。左。
専門家: あ、はいはいはいはい。じゃあ余計、右と左で左の方が力入りづらくて、右の方が入りやすいからエラが入りやすいんですね。お風呂の中であったら手でいいから。これ見えるだけ見てね。はい。中に挟む。うん。あ、いいの?大丈夫?手汚くない?大丈夫。こうやって挟んであげると、ほっぺの中の筋肉を触れるんです。こうやって外からだと中の筋肉を触れない。だから挟んでこうやって開けるんです。そうすると唾液も出るし、ほっぺがすごい柔らかくなる。表情筋が。そうすると、ここら辺の訴えも取ってくれるし、呼吸がすごい楽になる。そうした後に、色々な動きも上がりやすくなるでしょう。
今後のケアと問題の特定
要約
今日行った首から上の緊張を緩めるセルフケアを継続することの重要性を強調しました。ケアを続けることで良い状態を維持できるようになり、その過程で「固くなった」「姿勢が崩れた」といった自身の変化に気づくことができると説明。これにより、自分にとって何が血行不良や肌荒れの原因になっているか(血を溜める原因)を初めて特定できるようになると伝えました。根本原因が特定できれば、それに対処することで症状の改善につながると示しました。
専門家: 今教えているケアをとりあえず続けて、首の位置や食いしばりが減るようにしていきましょう。まず、その首から上の動き、固まってしまった動きを戻す。凝ってしまったものを緩めて流れる状態にする。そうするだけで、先ほど言ったように温めたり擦ったりした時に、赤みの範囲は減ってきますよ。
専門家: まず、現状の状態を整えます。次に、それを維持すると、良くなってきます。そして、維持しているうちに「あれ、固くなったな」「姿勢が崩れたな」というのが分かってくるんです。
相談者: うん。うん。
専門家: 「あ、これが私の血を溜めている原因なんだ」と、初めてそこで分かるんですよ。
相談者: ああ、気づくことができるようになるのですね。
専門家: その通りです。うん。何が問題かを探すよりも、とりあえず良くして、良い状態を保った先に問題が見えるんです。それが顎とか首とかの硬さや動きやすさで分かりやすいでしょう?良い状態を保てば赤みも引きますが、悪い状態で気づかないと、肌荒れになるまで気づかない、という悪循環になってしまいます。でも、頑張ることが当たり前で、食いしばっているのが当たり前になってしまうから、まずはそこを解消することからやってみるといいと思います。
相談の終了と今後の情報提供
要約
今日実践したセルフケアの継続を推奨しました。まずは3日間連続で試すことで変化を感じ、その後1週間継続して症状の変化を確認することを推奨。今回の相談内容の録画動画と、全身の緊張を緩めるための動画、食事に関する追加情報(避けた方が良いものなど)を別途送ることを伝えました。相談者さんは特に質問はなく、まずは提示されたケアを試してみる意向を示し、相談は終了しました。
専門家: まず今日、3日間連続でやると「ああ、なんか違う」と分かるはずです。
相談者:はい、3日間。はい。
専門家: 今回録画したものは後ほど、限定公開で長さんだけが見られるように送りますので、はい。
専門家: 全身のケアも、ぜひ3日間、ご自身の時間を確保してやってみてください。
相談者:はい、わかりました。続けていきます。
専門家:まずは1週間、3日間連続でやって何か違いが出る。1週間やると、今まで監視してきた症状の程度や頻度が変わってきたところで、初めて方向性が定まります。そしたら、その方向性でやっていれば良くなるわけじゃないですか。
専門家: 何かご質問はありますか?
相談者: うん。まずやってみます。
専門家: あと、食べ物で気をつけた方がいいのはトマトです。トマトは今もうやめて2週間以上は経っているのですが、トマト以外に気をつけた方がいいものありますか?
専門家: それはメールでリストを送ります。
相談者: ああ、分かりました。
専門家: はい。話した内容も全て、やはり見るだけではなく、今のように実際に変化を感じていただいた方が良いと思うので、必要なものは全てLINEで送ります。
相談者:はい、わかりました。
専門家: じゃあ、まずはやってみましょう。
相談者:はい、ありがとうございました。
お電話ありがとうございます、
川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。