アトピーになると、皮膚の皮が剥けることがあります。これを落屑(らくせつ)と言います。乾いた白い皮膚が、服が擦れるたびにポロポロと落ちるら皮膚が気になってしまう。かさぶたのように剥いてしまうが本当に大丈夫なのか?そんな疑問にお答えいたします。
1,落屑は剥がしてはいけない
薄く脆い皮膚をはがすことで、乾燥症状が強くなり、痒みが起こります。まずは、炎症が起きている原因を止めることです。そして、乾燥や傷がある部分は保護しましょう。衣類の繊維や静電気などにも注意していきます。手先足先などの冷えがあれば、血流改善も図ることで、炎症が治ることに伴って、皮膚の落屑も治まってきます
2,アトピーで皮膚が剥ける
アトピー性皮膚炎は、名前の通り「炎症」が起きています。炎症が起きると組織を修復するために皮膚の生まれ変わりが活発になります。血液も集まるため赤みを帯びて腫れぼったくなることもあります。
そんな皮膚では、炎症が急激に起きており、皮膚は未熟なまま成長するので、薄くもろいです。薄い皮膚は水分を十分に蓄えられないので、すぐに乾燥します。
3,アトピー皮膚で起きていること
- 皮膚で炎症が起きている
- 皮膚の生まれ変わりが早い
- 未熟な皮膚になっている
炎症による皮膚の脆弱さと、乾燥による引きつりで、落屑が起こります。似た状態では、日焼けです。
アトピーでも日焼けと同じような状態が起きています。
アトピーは、アレルギー性皮膚炎です。そのため、皮膚に炎症が起こり、皮膚の生まれ変わりがとても早いです。その結果、皮膚は薄く脆い脆弱な状態となっています。
さらに、気候が乾燥する時には、体の中の熱と外の乾燥した外気、制限電気や摩擦の影響も受けて、痛み傷ついてしまいます。
4,炎症はどこからきたのか?
炎症が起きる要素はいくつかあります。アレルギー反応、物理的な刺激、鬱血(うっけつ)など皮膚以外にも炎症が起きる原因はあります。
アレルギー反応
皮膚の炎症に季節性があれば、花粉やハウスダスト、カビなどの季節に準じたアレルゲンの摂取や接触を考えます。交差性抗原や空調、衣類などアレルゲンの発生源や環境を見直すことで、炎症が起きる程度を軽減できます。
物理的な刺激
これは、痒みを感じてかいてしまう、衣類の摩擦など外部からの刺激です。皮膚の皮が気になって剥がしてしまうのもこの1つです。皮膚は体を守るものです。それを剥いてしまうことで、皮膚は過敏な状態になり、痛みや痒みなどを感じやすくなります。
鬱血で炎症が起きる
わかりやすく言えば血液のむくみです。鬱血性皮膚炎という病態もあります。静脈瘤では、この鬱血性皮膚炎のために、乾燥や潰瘍(かいよう)ができることさえあります。血液のめぐりが悪い部分では、乾燥や炎症が起こりやすいのです。
5,皮膚が剥ける時にすべきこと
炎症や鬱血が起こることで、皮膚は乾燥して落屑が起こります。ですので、この炎症の沈静化や原因の排除、鬱血の解消を行う必要があります。
また、起きてしまった落屑部分へのケアも必要になります。
- クリームで柔軟性を確保
- ワセリンで保護
- トップコートで爪の保護
- 衣類の選定
皮膚へ対しては、潤いを与えて柔軟性を保つことが必要です。皮膚は薄く脆くなると動きの制限がかかります。その結果、筋肉のコリやこわばり、キメがなくなって余計に乾燥しやすくなってしまいます。
6,スキンケアを合わせて行うこと
血液のめぐりが悪いと、皮膚の再生が遅れます。また、皮脂や汗をかきにくくなるので、血流改善は、スキンケアと同じくらい大切です。
自律神経を整えることで、体の過敏症の解消になります。艦長が強いことで、鳥肌状の皮膚の変改が起こります。自律神経を整えることで、皮脂や汗の分泌を促すことにもつながります。
オススメは、首や背中のストレッチやマッサージです。くすぐったいと感じる場合は、ローラー針など小児にも使うものがよいです。痛みもなく手軽で簡単に筋肉や皮膚の緊張を解消できます。
7,この記事のまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
落屑は気になってしまい、つい剥いてしまいがちです。しかし、なぜそれが起きたのかの理由が明確になれば、やるべき対処は自ずと決まってきます。是非とも、炎症や鬱血など該当するものの解消に努めてみてくださいませ。
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川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。