皮膚が赤くなる理由
- 炎症が起きている
- 充血で集まっている
- 鬱血で溜まっている
- 皮膚が薄くて透けている
炎症が起きている
皮膚に炎症が起きると赤くなります。
日焼けをしたときに、皮膚が赤くなるのと同じです。炎症による赤みは、時間帯によって変化しません。これが炎症による赤みの特徴の1つです。
この場合は、炎症を抑えるケアが有効です。
充血で集まっている
神経が緊張することで、その硬くなった神経を緩めようと血液が集まり赤くなります。
特に顔であれば、目の疲労による神経の緊張の場合が多いです。
湿疹や痒みは弱い部分や負担のかかる部分へ出やすい傾向にあります。
鬱血で溜まっている
血液のめぐりが悪くなり、血液が溜まってしまうことで赤く見えてしまいます。
特に顔は、首肩周りのコリにより、めぐりが悪くなりやすいです。さらに、顔は体の一番高い部分にあり、頭を使うことで熱がこもり、そのため血液を集めやすくなります。
このような場合は、顔そのものではなく、顔周囲の筋肉や関節などを緩めることで、めぐりをよくすると解消しやすいです。
皮膚が薄くて透けている
顔が赤く見える理由の1つに、皮膚の薄さによって血管が透けて赤く見えることがあります。
顔の皮膚は他の部分の半分程度の厚みしかありません。そのため、顔は血管の変化が目に見えてわかりやすいです。また、炎症や乾燥肌のように皮膚が薄くなると、顔の赤みがより一層見えやすくなります。
この場合は、皮膚を丈夫にする、顔の血流を下げるなどが有効です。
血液で赤い時の対策
- 神経の緊張緩和
- 筋肉のコリを解消
- 血管の収縮
- 熱を冷ます
神経の緊張緩和
神経が緊張すると、硬くなり、その固さを解消するために、血液を集めます。
神経が緊張している時は、血液を集めるだけでなく、神経そのものを緩めることで赤みを引かせることはできます。神経が緊張したためにできた充血はこのようにして解消すると効果的です。
筋肉のコリを解消
筋肉のコリがあることで、血液のめぐりが悪くなり赤くなります。この場合は、筋肉を緩めることで解消できます。
筋肉のコリが問題の場合は、筋肉の形に湿疹ができる場合が多いです。弱い部分や負担のかかる組織の形に湿疹は起こりやすいです。
血管の収縮
火照りやのぼせなどによって血液が集まると、血管は拡張したままになり、顔が赤くなりやすいです。この場合は、血管が拡張したままで収縮できないののが問題です。血管が拡張したままなのが問題ですので、収縮させる運動を促すことで解決できます。
熱を冷ます
頭に熱がこもることで、体の中の水分を集めてしまいます。特に水分の中で血液が割合を占めているので、熱を持った部分に血液が集まり赤くなります。この熱を持って赤くなる問題を解決するには、熱を冷ますことが有効です。
皮膚が薄く赤い時の対策
- 栄養補給
- 皮膚を丈夫にする
- 薬の使用
- スキンケアで保護
栄養補給
皮膚が薄い場合は、皮膚を作るために必要な栄養素が十分にまかなえていないことがあります。この場合は、皮膚の材料であるタンパク質の補給が有効です。また、タンパク質を加工するために微量栄養素であるビタミンやミネラルの摂取も有効です。
皮膚を丈夫にする
皮膚が薄くもろいために、痒みを感じやすくなります。この場合は、皮膚そのものを丈夫にすることで痒みにくくすることができます。フィルムのような保護シートを貼るのも有効です。
薬の使用
皮膚が薄くもろいために、赤く透けて見えることがあります。この原因は、炎症のために、皮膚の代謝が過活動しており、本来の丈夫な皮膚が作れていないことが挙げられます。そのような場合は、炎症反応を抑えることで皮膚を丈夫にすることができます。
スキンケアで保護
薄くもろい皮膚は、乾燥しやすいです。乾燥することで、皮膚を守るために、皮膚表面近くに血液が集まり赤ら顔になりやすいです。血液が集まることで、顔は赤くなるだけでなく熱を帯びて、さらに乾燥肌を助長していきます。このような悪循環を断ち切るために、スキンケアで皮膚のバリア機能を補助することが有効です。
オススメのケア
- 温冷療法
- お灸と針刺激
- 足湯
- 薬の使用
温冷療法
顔に蒸しタオルや保冷剤を交互にあてがうことで、血管の拡張と収縮運動を繰り返し、血管の筋肉のリハビリをすることができます。血管の筋肉を意図的に収縮と拡張させることで、血管が持つ本来の機能を取り戻すことができ、拡張することでの赤ら顔を解消できます。
お灸と針刺激
鍼灸をすることで、皮膚の熱を下げる、皮膚を暑く丈夫な組織にするなどの効果が期待できます。また、目の付近の神経の緊張も緩和できますので、充血のケアにも有効です。
足湯
足湯をすることで、顔にこもった熱を下へ下げることができます。顔の熱を下に下げることで、血液が体全体に周りやすくなり、火照りやのぼせによる赤みを引かすことができます。
薬の使用
赤ら顔は炎症が強く、脆弱な皮膚になるとことでかゆい、かく、炎症、かゆいの悪循環が起こります。この悪循環を断ち切るためにも薬の使用は有効です。かかりつけの医師や薬剤師さんへ相談した上で、適切な処方をしていただくことをオススメいたします。
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