冬のアトピーの特徴
- 赤ら顔でのぼせる
- 手足の冷えや火照り
- 乾燥や落屑
冬の時期のアトピー症状の特徴は、乾燥とのぼせです。
気候の変化に伴い、皮膚の潤いはなくなりやすくなり、乾燥しやすくなります。その結果、露出している部分に血液が集まりやすくなり赤ら顔などの症状が出やすいです。また、血の巡りが悪くなることで、手足の冷えも進み余計に冷えのぼせのような症状が起こりやすいのが冬時期の特徴です。
では、なぜ、このような症状が出やすいのでしょうか。それは、冬の気候の影響を強く受けているからです。次に冬の気候の影響について解説していきます。
熱と冷えの問題
冬の気候の影響
- 気圧が高い
- 気温が下がる
- 湿度が下がる
冬の気候の特徴は3つあります。1つは気あるが高くなることです。気圧が高くなることで自律神経の交感神経が緊張しやすくなります。その結果、ヒスタミンの分泌が助長されます。また、緊張することで、感覚が鈍感になり、気が緩んだときに痒みを感じやすくもなります。
さらに、気温が下がることもこの緊張を助長します。気温が下がることで毛穴が閉じて筋肉がこわばります。その結果、汗をかきにくい、血液のめぐりが悪くなります。
さらに追い討ちをかけるように、湿度も下がるので、皮膚の水分が失われ、乾燥肌や落屑、あかぎれなどの症状が起こりやすい特徴があります。
このような気候の影響を受けて、アトピー症状も変化していきます。
それでは、これらに対して、どのようにケアをしていけば良いでしょうか。まずは、その方向性をお伝えいたします。
交感神経が高まる
冬でやるべき養生
- 体の感覚を戻す
- ギャップをなくす
- めぐりをよくする
冬の気候では、緊張して鈍感になり、めぐりが悪く乾燥しやすいです。これらの対策としては、疲れを感じる、血の巡りが悪いなどを意識的に感じ取ることが必要です。そのためにも、ストレッチやマッサージ、入浴など積極的によくするケアをすれば、感覚の鈍麻を避けることができます。
次に、気候による体にかかる負担を減らすことです。寒暖差があるほど体にとって負担になります。まずは、暑い寒いなどの感覚に加えて、保温することが大切です。そうすることで、寒暖差による緊張も解消することができます。
最後に、血液のめぐりを保つことです。寒い、緊張している時では、いくらめぐりをよくしようとも効率が悪いです。
このように、優先順位を決めてケアをすることで、冬の乾燥や緊張による症状を起こすことなく過ごすことができます。
それでは、具体的にどんな方法が有効なのかを次にご案内いたします。
おすすめのケア
- 筋肉を柔らかくする
- 隙間をなくし保温をする
- 頭を冷やし孔を通す
冬に気候で一番影響を受けるのが筋肉のこわばりです。緊張することで、その反応は筋肉の硬さとして現れます。ですので、まずはコリや癖などの筋肉の不調を整えることから行ってみましょう。マッサージやストレッチの他、かっさで筋膜の癖を解消するのも有効です。
次に、保温をしていきます。特に、手首、足首、首など骨と皮で冷えやすい部分の冷えをなくすようにしましょう。マフラーや靴下なども有効です。少しの負担が積み重なり、体には蓄積しやすいものなのです。
最後に、火照りのぼせ気味の場合は、頭を冷やすと良いです。アイスノンなどで冷ますのが良いですが、なかなか熱が抜けない場合は、顔面を温めながら頭の後ろを冷ますと中にこもった鬱熱が抜けやすいです。ぜひ試してみてくださいませ。
バランスを保つのがコツ
動画で解説
この記事のまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
アトピーと一言で言っても、季節により体調により出る症状の違いがあります。
特に、気候の変化によっての影響は大きいです。この冬の時期の特徴と体に起こる変化を知ることで、症状が出る前に対処できます。また、出てしまったとしても適切なケアを選択できるようになります。是非とも、この知識を生かして、ご自身のセルフケアにお役立ていただければ幸いです。
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川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。