こんにちは。今回も動画アドバイスの募集から事例をご紹介していきたいと思います。今回は半年前から続く口周りの湿疹です。それでは、早速みていきましょう。
現状を把握する
14歳学生の女性から相談を受けました。
半年前から湿疹ができて、これまではリップクリームなどのスキンケアで対処してきたそうです。
病院には特に通院しておらず、どうしたら良いかの相談を受けたいます。
詳しい状況は上記画像の通りです。
それでは写真や現状からどんなことが考えられるか考察していきましょう。
湿疹の見た目から観察する
症状は弱い組織や負担のかかる部位に出やすい傾向にあります。今回は口回りです。どんなことが考えられるかみていきましょう。
湿疹の部位
鼻下に広く湿疹が出ています。そのほかは薄く口周りに見られます。また、唇自体も若干晴れ気味で、色も2、3層に分けて色味が変わっているのが伺えます。炎症やアレルギー症状なども考えられます。
落屑は炎症や乾燥
炎症や乾燥のあとに落屑(らくせつ)というもにはのが起こります。これは死んだ細胞がまとまって剥がれ落ちている状態です。急速な反応の時に起こりやすいです。もし、炎症であれば、炎症が起きた問題を探していきます。一過性のものであれば、期間はかかりますが、時間と共によくなっていきます。また、乾燥の場合は血流の悪さや水分の摂取不足や消耗を考えます。
赤みは血液が多い
腫れや赤みの変化も見られます。炎症や乾燥の場合にも見られます。また、腫れている場合は炎症で腫れ上がることやアレルギー反応で血液が集まっていることもあります。
いかがでしょうか。見た目だけでもこのようなことが観察できます。単に口周りといっても湿疹の範囲や伴って起きている状態の変化で現状を推測することができます。次は、この湿疹の負担や問題について考察してみました。
考えることと優先順位
半年の経過
変化していないということでした。もし、変化していないのであれば、それは、負担が減っていないということです。炎症が期間はかかるが時間とともに良くなるものです。もし、口周り以外に問題があるとしたら以下のことを考えます。
- マスクの影響
- 腸内環境
- 皮膚以外の神経や筋肉
このような皮膚以外や外部の問題があれば、炎症やかゆみの大元へ対処することが改善の一手になるかと思います。
スキンケアについて
変化していないのであれば、もしかしたらそのスキンケア自体が負担となっていることもあります。
例えば、リップクリームの成分の1つに炎症を抑える成分が含まれているものがあります。その成分を長期使用で肌荒れになるという事例もあります。
かぶれやアレルギーの可能性
もし、食事などで反応してる場合は病院への受診されると良いです。目的は、薬での変化を見ることで答え合わせができます。そのほかにもきちんと診断をうて医学的に現状を把握することもできるからです。
最後に今後どうやってこの湿疹に対して対応していくのかを目的を持って考えてみました。
やってみること
上記のケアをやってみます。
病院への受診
これは、医学的な視点で診断と答え合わせをしてきます。薬を塗ったり服用することで改善すれば、その効果効能を持って答え合わせができます。そうすることで予防も考えることができます。
セルフケアは唇以外を行う
口腔環境の改善をすることをお勧めしています。例えば唾液が少ないことで唇の水分を奪ってしまいます。口の中の潤いを保つために水分補給や口腔内のマッサージも有効です。他にも鼻の乾燥には鼻うがいが有効です。
スキンケアを変える
まじ右派、リップクリームを医薬部外品から化粧品に変えます。そうすることで刺激を減らすことができます。他にもワセリンを鼻の穴の内側に塗ることで、鼻の乾燥による水分の消耗を抑えることができます。
マスクを変えて負担を減らす
最後の直接摩擦などがあるマスクの素材や付け方を変えます。摩擦が当たらないように身につけたり、不織布などの刺激が加わりやすい素材から綿のマスクへ変えるなどの対処をします。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
半年以上継続する湿疹は、多くは負担が解消されていないことが多いです。直接のスキンケア以外に、口や腸内環境など関連する部分の変化やケアをすることでよくなるケースもあります。ぜひ試していただければと思います。
お電話ありがとうございます、
川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。