アミロイド苔癬は削るとよくなるのか?原因・治療法・セルフケアまで徹底解説

こんにちは。アトピー専門整体「英気治療院」の阿部です。今回は、アミロイド苔癬に関するご相談の中でも特に多い「削るとよくなるのか?」という疑問について、詳しく解説いたします。

アミロイド苔癬とは?

アミロイド苔癬は、皮膚に小さなブツブツが集まり、色が濃く、硬く盛り上がる慢性皮膚炎の一種です。特にかゆみが強く、掻けば掻くほど悪化してしまうのが特徴です。繰り返される刺激によって、皮膚の中に「アミロイド」という異常タンパク質が沈着し、病変が定着してしまいます。

削る治療法のリスク

「削れば治るのでは?」という声も確かにあります。実際、液体窒素や炭酸ガスレーザーで病変を物理的に除去するという治療を行う場合もあります。ただし、削るという行為にはいくつかのリスクがあるのも事実です。

  • 色素沈着や傷あとが残る可能性がある
  • 逆に炎症が強くなって、かゆみが悪化することも
  • 傷ついた皮膚から雑菌が入り、二次感染するリスクもある​

削ることで一時的にスッキリする感覚があるかもしれませんが、それは根本改善にはなっていないことが多いのです。

根本的な改善方法

アミロイド苔癬は、“皮膚が悲鳴を上げ続けた結果”として起きている状態です。​まずは掻かないようにすること。これが最大であり最良の治療です。​

そのためには:

  • 肌の保湿を徹底すること
  • かゆみの出やすい生活習慣を見直すこと
  • 整体などで血流や神経の過敏さを調整すること​

外からのケアだけでなく、内側からかゆみにくい身体を育てていくことも大切です。

まとめ

「アミロイド苔癬 削る」と検索した方は、きっと強いかゆみや長引く症状に悩んでいることと思います。​ですが、削るという選択にはリスクがあるため、まずは根本の原因と体の反応に向き合うことをおすすめします。​

あなたの皮膚は「もうこれ以上、掻かないで」と教えてくれているのかもしれません。その声に耳を傾けながら、正しい治療とセルフケアを一緒に見つけていきましょう。

川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」