アミロイド苔癬の治療（症例１）

長年アトピーで掻いているうちに、硬くなってきた。今では、黒いぼつぼつができて広がっている。気になっていつも長いズボンを履いている。
アミロイド苔癬ができる時は、搔き壊しの繰り返しで皮膚が変形したためです。このような問題は、かゆみを感じて掻くという行為をやめなければなりません。今回は、すね自体が硬いので、立ち方や姿勢、そして内臓治療を行い緩めました。また、スキンケアでは皮膚を柔らかくする、皮膚の代謝を上げることで通常よりも早く生まれ変わるように促しました。

かゆみと搔き壊しによる変形は分けて考えていきます。つまり、変形に対してステロイドを塗っても思ったほどの改善はみられないことが多いからです。スキンケアだけでなく、筋肉や内臓さらには姿勢や体の使い方など全体的に整えることで、このような慢性化した問題はよくなっていきます。

腕のかゆみ自体は、アレルギー症状や炎症症状以外でも起こります。今回はPC作業による腕の張り、ストレスで掻く癖などの繰り返しによってアミロイド苔癬のように皮膚が厚くなったケースです。

この場合は、熱のこもりや腕の張りをとることで腕に起こる痒みの頻度を減らします。さらにホットパックなどのスキンケアをすることで代謝をうながして柔らかい肌に戻していきます。

アミロイド苔癬は、皮膚のケアだけでなく、刺激など皮膚が厚くなる行為を止めることも必要です。その原因への対応を読み解く必要がある症状なのです

数年来のアトピー。痒くてかいているうちに、ボコボコして色まで変わってきた。顔や首も痒いけど、腕だけがボコボコになっている。

腕の痒みは、熱のこもりや書き癖によるものが多いです。それらの対処として

・足湯
・ホットパック
・腕の神経を緩める
・あばらを動かす
・内臓のケア

などを行いました。時間はかかっていますが、かく癖は次第になくなり、色素沈着もおちついてきました。

苔癬は急になるものではありません。痒みを伴い、刺激を与え続けることで起こります。そのような場合は、痒みをまず抑えます。ステロイドを処方されるのもそのような理由かと思います。しかし、皮膚表面に炎症が起きていない痒みは、体の中へのケアも必要になります。今回は、そのようなケースでした。

腕は特に変わりがない
とのことでした

体を見て見ると
腕の筋肉が硬い
あばらが硬いあ
お尻が硬い
という状態でした

施術では
足腰を中心に緩める
あばらを緩めて手を柔らかくする
など致しました。

セルフケアでは
筋肉を柔らかくする
あばらを緩める

苔癬は繰り返し加わる刺激によって起こります。この刺激というのは体の外側以外からも起こります。例えば肉体疲労などで起こるこりも、そのうちの１つです。コリそのものが直接的な原因にはなりにくのですが、コリがることでかゆみも起こります。原因を見極めていくことで体は変わっていきます。今回はそのようなケースでした。

顔の赤みがある
頭皮がかゆい
背中やお腹がかゆい
足にアミロイド苔癬があある
腕に湿疹がある
とのことでした

体を見て見ると
青に赤みがある
肝臓や脾臓に負担がかかっている（循環系）
頭皮が硬い
という状態でした

施術では
内臓のケア
頭蓋骨の調節
など致しました。

セルフケアでは
足湯で回りをよくする
お腹に手を当て呼吸をする（内臓の緊張を取る）
枕を使って背骨や頭蓋骨を緩める

などされてくださいませ

かゆみの治療は、優先順位をつけて行っていきます。その中でも、強くかき壊してしまうところは苔癬になりやすいです。気になってはいるけども、優先順位が今すぐではない問題はタイミングを見計らってケアをしていきます。体の中を整えることで、色素沈着や苔癬のような変形もよくなっていきます。今回はそのようなケースでした。

腕は特に変わりがない
とのことでした

体を見て見ると
腕の筋肉が硬い
あばらが硬いあ
お尻が硬い
という状態でした

施術では
足腰を中心に緩める
あばらを緩めて手を柔らかくする
など致しました。

セルフケアでは
筋肉を柔らかくする
あばらを緩める
などをされてみてくださいませ

苔癬は、搔き壊しなど繰り返し加わることで起こります。対処の仕方とすれば、まずはかき壊す原因を止める。次に皮膚の代謝を促すことでよくなっていきます。今回はそのようなケースでした。

お腹から胸、首から背中にかけて色素沈着がある
過去に逆流性食道炎になった
という状態でした

体を見ていくと
（色素について）
内臓の負担で皮膚が硬くなっている
皮膚が引きつってつまめない
胸椎（胸の高さの背骨）が硬い。猫背
という状態でした

施術では
内臓のケア
肩甲骨や鎖骨の動きをよくする
横隔膜を緩める
腸のコリを緩める
など致しました。

セルフケアでは
ホットパック（皮脂や汗を出す）
お腹の手当て
タオルまくら（頭蓋骨や背骨を緩める）
などされてくださいませ

チェック項目は
皮膚の引きつり
呼吸のしやすさ
座った時の足の上げやすさ

なども観察されてくださいませ

湿疹やかゆみは負担のかかる部分や弱い部分に起こりやすいです。また、その刺激が長期間繰り返し加わることで皮膚の変形や色素沈着が起こります。それらを改善するには刺激を加えずに皮膚の代謝をよくることで改善されていきます。今回はそのようなケースでした。

スネの苔癬が薄くなる
夜の方がかゆい
という状態でした

体を見ていくと
桃屋スネが破堤る
下着の位置が下すぎ
爪先立ちの重心
という状態でした

施術では
肋や横隔膜
内臓のケア
筋肉の位置や形を整える
など致しました

セルフケアでは
かかとに台を乗せてしゃがむ
・段差でしゃがむ
・テニスボールでしゃがむ
・スリッパのかかとに乗ってしゃがむ
などされてくださいませ

チェック項目は
靴を履いた時の重心の位置がかかとになっているか
壁に背をつけて腿上げがしやすいか
などチェックされてくださいませ

スネのかゆみは、炎症以外でも起こります。例えが靴の履き方や立ち方でスネに負担がかかることでも起こります。そのかゆみのために、かき続けると苔癬になってしまいます。苔癬のケアに加えて、体の姿勢を変えることでかゆみ事態が起こりにくくなります。今回はそのようなケースでした。