アトピーで皮膚をはがすのはいいの？

アトピーになると、皮膚の皮が剥けることがあります。これを落屑（らくせつ）と言います。乾いた白い皮膚が、服が擦れるたびにポロポロと落ちるら皮膚が気になってしまう。かさぶたのように剥いてしまうが本当に大丈夫なのか？そんな疑問にお答えいたします。

薄く脆い皮膚をはがすことで、乾燥症状が強くなり、痒みが起こります。まずは、炎症が起きている原因を止めることです。そして、乾燥や傷がある部分は保護しましょう。衣類の繊維や静電気などにも注意していきます。手先足先などの冷えがあれば、血流改善も図ることで、炎症が治ることに伴って、皮膚の落屑も治まってきます

皮膚の炎症に季節性があれば、花粉やハウスダスト、カビなどの季節に準じたアレルゲンの摂取や接触を考えます。交差性抗原や空調、衣類などアレルゲンの発生源や環境を見直すことで、炎症が起きる程度を軽減できます。

これは、痒みを感じてかいてしまう、衣類の摩擦など外部からの刺激です。皮膚の皮が気になって剥がしてしまうのもこの１つです。皮膚は体を守るものです。それを剥いてしまうことで、皮膚は過敏な状態になり、痛みや痒みなどを感じやすくなります。

わかりやすく言えば血液のむくみです。鬱血性皮膚炎という病態もあります。静脈瘤では、この鬱血性皮膚炎のために、乾燥や潰瘍（かいよう）ができることさえあります。血液のめぐりが悪い部分では、乾燥や炎症が起こりやすいのです。