汗をかくことが原因で痒みが起こります。お腹がかゆい時もそんなことが原因で起きていると考えます。
しかし、本当にそうであれば、適切な対策ができます。汗でかゆければ汗を拭う。その対処で痒みは止まるはずですが、いかがでしょうか?
もし、汗をぬぐっても止まらない場合は、汗以外に痒みを引き起こしている原因があります。その1つに姿勢不良があります。
体は、負担がかかり異常を知らせるサインとして痒みを引き起こします。適切な対処ができれば、その痒みは収まりますが、止まらない、繰り返してしまう場合には、対応の仕方がよくないのです。そんな汗以外に痒みを引き起こす原因や対策について、英気治療院の取り組みを交えて解説させていただきます。
パッと見てわかる見出し
1,お腹がかゆい理由
- 皮膚に負担がかかっている
- 感覚過敏が起きて痒みを感じやすい
- お腹の中の異常を痒みとして感じている
皮膚に問題がある場合
皮膚の引きつりなどがあると、痒みを感じやすいです。
具体的には、姿勢が丸くなってお腹にシワができると、その部分に痒みや湿疹ができやすいです。その理由は、汗が溜まって汗疹も起こりやすいということもあります。また、シワができると皮膚同士が擦れてしまい、摩擦で皮膚が薄くなり感覚過敏を引き起こす場合もあります。このようにして皮膚にシワができることも痒みを引き起こす要素の1つとなります。
汗をかくとかゆいことは確かにあります。しかし、それに伴って起きている変化も拾い上げることで、汗をかいた部分が全てかゆいわけではないことが分かります。汗でかゆいのであれば、脇など汗をかきやすい部分の方がよほど痒みを感じますし、汗腺は全身にあるので、至る所すべてがかゆいという表現になります。
細かい話ですが、1つだけのことが原因であるのは少数です。伴って起きている要素から見ていくことで改善の手立てとなります。
皮膚よりも深い部分に問題がある
皮膚の奥には、脂肪、筋肉、神経、内臓、骨格など様々な組織や器官があります。痒みを感じている部分は、その部分の異常を示しています。しかし、深さまでは適切に知らせているわけではありません。
その理由は、かいて止まる問題であれば良いのですが、傷ができるまでかく、皮膚が欠損するまでかく場合は、皮膚表面の問題でないと考えます。その理由は、皮膚が欠損してしまうからです。体は、生命を保つために、症状を引き起こします。
しかし、その症状と対処する行為が適切でないと、かえって体を傷つけてしまったりすることもあります。その場合は、異常を知らせるサインに対して対応した行為が適切でないと考えます。サイン自体が間違っている、対処する行為が不適切など双方があります。
サインが不適切な場合は「感覚過敏」のことがあります。普段は感じることもない刺激に対して、過剰に反応してしまうことです。その反対が感覚鈍麻です。両方合わせて感覚異常と言います。この状態ですと、痒みを感じやすい状態なので、汗そのものではなく、汗が滴るその刺激が痒みとして感じることもあります。汗をかくとかゆいという表現は間違い無いのですが、汗そのものに反応しているわけでは無いのです。
また、内臓の具合が悪いと、姿勢が丸くなります。筋肉が内臓を守るために緊張してしまうことで起こります。緊張すると感覚過敏も起こりやすいです。特に、慢性的な炎症があると、猫背になりやすいです。その場合は、単に姿勢をまっすぐに正しても、すぐに戻ってしまいます。その理由は、丸くなった理由がお腹を守るためだからです。このような時は、お腹の状態を整えることが良いです。そうすることで、自然と姿勢は整います。では、どんな問題がこのような感覚過敏や姿勢不良を起こすのでしょうか。
2,お腹がかゆい原因
- 皮膚そのものに炎症があり痒みやすい
- お腹に炎症があり姿勢が崩れる
- 緊張しやすく皮膚の感覚過敏が起きている
炎症が痒みを起こす
皮膚に傷があると、その部分を修復するために、炎症反応が起こります。その過程で、異物がある、衣類が触れるなど刺激は入ると守るために痒みが起こります。皮膚に傷があり異物があるとそれを排除したいという反応で痒みが起こります。その場合は、異物から守るために保護する。また、異物があればそれを除外するなどの対応を行います。その際は、スキンケアや薬の塗布が有効となります。
炎症そのものが痒みをお起こす場合は、その炎症を抑えることが一番有効な手立てとなります。
皮膚以外に問題がある
皮膚よりも深い部分に問題があり、姿勢が崩れる、神経が緊張することで、痒みを感じやすくなります。お得にお腹は、胃腸の影響で姿勢が丸くなることが多いです。体の中で慢性的な炎症があると、体は身を守るために筋肉を緊張させます。また、体は常にリラックスできないので、どこかしら緊張が抜けない状態が続いてしまいます。その結果、感覚過敏にもなりやすいです。
緊張した筋肉や神経を緩めることが痒みにくい体にするポイントです。それと並行して、体の中に起きている慢性的な炎症への対処も行います。そうすることで、緊張そのものが治り、丸くなった姿勢も解消できます。
3,一般的なかゆみへの対処
- 痒みを止めるためにかく
- 薬を塗って抑える
- 保湿をして潤わせる
お腹に痒みを感じてかいてしまう。そんなことが続くと、皮膚に湿疹や炎症が起こり、痒みを感じやすくなります。痒みを感じて一時的にかいてすぐに治れば問題はありません。
しかし、繰り返す、傷ができるまでかく場合は、かくという行為は適切ではありません。その場合、まずは薬で起きてしまった炎症を抑えることが一般的な対処となります。それに加えて、過敏になった皮膚を守るように保護します。皮膚をこすると、どうしても乾燥しがちです。そんな時は、スキンケアをすることで、皮膚を守ります。それだけで、過敏になった皮膚の感覚を一時的に寛解することができます。
この対処で痒みが治れば問題ありません。しかし、それでも止まらない、ぶり返す場合は、皮膚表面以外へのアプローチも必要になります。
4,英気治療院の取り組み
- お腹を緩めて緊張を解消する
- 呼吸を整え自律神経を正常化させる
- 筋肉の緊張を緩め、感覚過敏を解消させる
汗をかくと痒い、と訴える方の多くは、かかなくてもいいタイミングで、必要以上に汗をかいていることが多いです。では、なぜ、そんなことが起きているのでしょうか?
その理由は、自律神経の乱れが背景にあります。自律神経とは、無意識に体を最適に整えてくれる調節機構です。暑ければ汗をかき、寒ければ体を鼓舞させて体温を一定に保つのも、そんな自律神経の働きの1つです。他にも、頑張る時に、目が冴えて、リラックスする時に体の緊張が抜けるなどがあります。
そのような自律神経の働きがみださている時に、痒みも感じやすいのです。例えば、体が緊張していると、汗をかいてしまう。緊張することで、神経の感覚異常で特に感覚過敏も同時に起きて痒みを感じやすいというのはよくあります。他にもお腹の調子を崩して、姿勢が丸くなり、その姿勢でできたシワの部分に痒みを管んじるなどもあります。
このように、体の中の働きは皮膚に負担をかけて痒みを感じされることも起こりうるのです。
このような場合は、一般的なスキンケアや痒みへの対処に加えて、自律神経や内臓などにかかる負担も解消することで、よくなっていきます。
英気治療院では、姿勢や呼吸を整えることで、痒みにくい体にしております。
5,この記事のまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
痒みを感じるのは、必要な反応です。しかし、そのサインに適切に対処できているかどうかが大切です。
まずは、皮膚そのものへ対応します。それに加えて、伴って起きている体の不調があれば、その問題も皮膚へ影響していることが考えられます。
皮膚だけでなく、体は全体で機能しています。ですので、体を見るときも全体を網羅的に見る方がよりよくできます。
ご参考いただければ幸いです。
お電話ありがとうございます、
川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。