相談内容と疲労の状況詳細の確認
専門家: 今回のお悩みを教えていただけますか?
質問者: 疲れやすくて仕事についていけないので、食事で何かできることがないか相談したいです。
専門家: 疲れやすくて仕事についていけないとのことですが、もう少し詳しく教えてください。いつ頃からでしょうか?
質問者: 特に忙しくなった12月頃から疲れが出始め、蓄積されてきたように感じています。4月14日に異動があったのですが、それからは残業していないのに、1日働いていると途中で意識が飛ぶというか、フラフラすることがあります。
専門家: それがよく出るようになったのはいつからですか?
質問者: 4月に異動してから、この1ヶ月間が特に顕著です。
専門家: では、去年の12月末に症状が始まり、特に異動で職場が変わったことでより強くなった感じですね?
質問者: はい、そうです。仕事は朝8時15分から夕方5時までなのですが、午後2時、3時頃になるとすごく疲れてきます。4時頃になると「あと1時間だ」と思ってスイッチが入るのですが、3時頃にはもう疲れてしまいます。帰宅したらもうフラフラで、家事がほとんどできません。
要点とまとめ
- 疲労は昨年12月頃から始まり、今年の4月の職場異動後に特に顕著になった。
- 仕事中に意識が飛ぶようなフラつきを感じるようになった(4月以降)。
- 午後の早い時間(2~3時頃)に疲労を感じる。
- 帰宅後は疲労困憊し、家事がほとんどできない状態である。
- 疲労感の始まりとその後の悪化の時期、仕事中や帰宅後の具体的な症状が示されています。
疲労の原因特定と負担軽減の重要性
質問者: 実は土曜日から宅配食を注文したんです。
専門家: 家事をできる限りやめようと思ったのですね。それで楽になりましたか?それはとても良いことです。後で詳しく話しますが。年度末や年末は忙しくなる人が多いですが、去年の年末はどうでしたか?
質問者: 昨年はアトピーがひどい時で、夜眠れていなかったのでとても疲れていました。ただ、眠れていないことが原因だったので、そこまで気にはなりませんでした。
専門家: 年末や年度末に疲れが溜まりやすいのは、周期的な問題ですか?それとも去年と今年に限ったことですか?それによって対応が変わってきますからね。毎年年末にかけて疲れを感じるということでしょうか?
質問者: いえ、今年は特にかもしれません。
専門家: 今年は特に異動があったので、回復しきる前にさらに負担がかかったために疲れが回復しきれていないということもあるかもしれません。それは結構大きな問題です。今、何か一時的な問題なのか、それとも毎年毎年の問題なのかによって対応の仕方が変わります。
質問者: 毎年ではないと思います。
専門家: 確かに忙しいですね。であれば、まず見直さなければならないのは仕事だけではなく、まず負担を減らすことです。女性は特に家庭を持っていると、日中の仕事に加えて家に帰ったら家事という仕事があります。だからまず負担を減らすこと。宅配食にしたことで負担が減って楽になったというのは、ものすごく良いと思います。体力を上げるとか回復させるよりも、負担を減らすことで戻りやすくなります。
質問者: はい。
専門家: 次に、負担を減らして治りやすくなった時に、今度は回復しやすいようにすることです。
要点とまとめ:
- 相談者は疲労軽減のため家事代行サービスを利用し、楽になった。専門家はこれを非常に良い対策だと評価している。
- 昨年の疲労はアトピーや睡眠不足が原因だったのに対し、今年の疲労は職場異動による回復しきれないままの負担増が大きい可能性が示唆されている。
- 疲労が周期的(毎年のこと)か今年特有かによって対応が変わるが、今回は今年特有の要因(異動)が大きいかもしれない。
- 疲れやすい原因として、仕事だけでなく家事など家庭での負担も大きいことが指摘されている。
- 疲労対策として、まず**「負担を減らす」ことの重要性**が強調されている。体力や回復力を上げる努力は、まず負担を減らしてから行うべきである。
疲労対策の優先順位

専門家: 体力がないから運動しましょうというのは一番最後ですね。
質問者: そうですか。運動した方がいいのかと思っていました。
専門家: はい。なので、やることは良いのですが、順番を間違えると消耗してしまいます。私にとってどんな負担があるか、というのを考える必要があります。
質問者: ありがとうございます。
専門家: まず結論です。今言ったように、消耗して今の問題が起きているのか、回復ができていないのか(例えば睡眠が取れていないから回復していない慢性的な疲労なのか)を見ていきましょう。
質問者: はい。
専門家: では、どうすればいいかですが、もし一番消耗しているのであれば負担を減らすことです。1日の中でどんなことをしているか、仕事以外も含めて全て減らす。次に回復できていないのであれば、休息が足りないのか、栄養つまり食事の取り方などがうまくいっていないのか。回復はしませんね。
質問者: はい。
専門家: そして最後に、エネルギーが少ない場合には器を広げるのが最後です。
質問者: ああ、なるほど。では、1つずつ見ていきましょうか。
要点とまとめ:
- 疲労改善のステップとして、まず「消耗しているなら負担を減らす」。
- 次に、「回復できていないなら休息や食事で回復を促す」。
- 最後に「エネルギーが少ない場合は器を広げる(体力向上など)」という順番が重要。
- 多くの人が考えがちな「体力がないから運動しよう」というのは一番最後のステップであり、順番を間違えると消耗してしまうため危険である。
- 疲労対策には明確な優先順位があり、まずは心身にかかる負担を減らすこと、そして十分な休息と栄養で回復を促すことが先決であることが強調されています。
疲労の主な要因(生活習慣、食事)

専門家: 疲労しやすいというのは大きくカテゴリーするとこの6つです。生活習慣(栄養、睡眠、運動の不足)、精神的なストレス、環境、年齢的なもの、そして気づかない間に隠れている病気、食事の内容や食べ方も含まれます。表にまとめるとこんな感じです。
質問者: へえ。
専門家: 糖質、タンパク質、ビタミンB群、鉄分の不足と睡眠不足が回復しにくい問題です。
質問者: はい。
専門家: 運動不足は筋力が少なくなったり、循環が悪くなったりします。まず栄養不足、睡眠不足、運動不足が不足すると、そもそもエネルギーが足りない状態になります。ここまで大丈夫ですか?
質問者: はい、大丈夫です。
専門家: それぞれ、まずそもそもエネルギー源を取っているかどうか。糖質ですね。次にタンパク質というのはホルモンの栄養でもあります。肉や魚など色々ありますね。これらのものを食べてエネルギーに変換するのに特に使われるのがビタミンB群。
専門家: そして鉄分はエネルギーを作るのに必要なものなので、不足するとエネルギーが作れなくなったりします。だから、ここら辺が普段の食事で不足していると、エネルギー不足だったり貧血だったり、疲れやすかったり無気力だったりするんですね。
質問者: はい。
専門家: こういうのが起こりやすかったりします。糖質を取りすぎるとビタミンB群を消耗してしまって、かえって不足することもあります。
質問者: へえ。
専門家: じゃあ次、睡眠ですね。そもそも睡眠が不足していると、集中力低下や情緒不安定を引き起こし、脳が疲れてしまいます。
質問者: はい。
専門家: さらに睡眠不足の状態で仕事をすると、いつもより緊張した状態で仕事をしてしまいます。
質問者: ああ、はいはい。
専門家: 気が張った状態です。そうするとより疲れやすくなります。そして緊張した状態でいるから今度寝つきも悪いという悪循環が生まれます。これが首や肩こり、背中やお腹が硬いといったことにもつながっていきます。次、運動不足。運動不足は、動かないことによってもそうですが、ここに付け加えたいのは、栄養のところで言っていませんでしたが、水分を取っていない人が結構多いということです。
質問者: うん。
専門家: 脱水傾向になるとだるくなりますからね。私は1日2リットルのペットボトルを買っておいて、それを営業時間中に飲み切るようにしています。
質問者: はい。
専門家: それと同じ理由なのですが、運動不足になるとそもそも心肺機能がうまくいかなくて呼吸が浅くなったり、足がむくんだりして循環が悪くなります。循環が悪いと栄養も酸素も細胞に届けられないので、疲れやすくなります。筋力だけではなく、動かないことによって心肺機能が低下し、疲れやすくなるのです。
質問者: あ、ちょっと歩くとスッキリするとか。
専門家: 目安は1日の中でだいたい6千歩から8千歩歩けていると良いと言われています。
質問者: へえ。
専門家: これは20代から80代ぐらいまでです。1万歩も歩かなくてもいいのですが、逆に2千歩、3千歩くらいしか歩いていないと、家の中でしか仕事をしていないと、こういうだるさが起きてしまいます。
質問者: はいはい。
専門家: ダメだったら着圧ソックスやタイツでも良いと思います。次に、食事の内容や食べ方ですが、例えば時間がないからコンビニのパンだけ食べるとかよくありますよね。そういうものだけだとビタミンB群を消耗したり、そもそも炭水化物を取りすぎて、あとは食前の低血糖や血糖値の乱高下も引き起こします。
質問者: はいはい。
専門家: 普段から緊張が強かったり、短い時間で食べると血糖値が急激に上がりますよね。そして急に今度下がるんです。そうすると食後2、30分だけじゃなくて、食間にも症状が出るんですよね。
質問者: ああ。
専門家: それが、忙しくて食べる時間も短いし、食べるものも偏っている場合には、そういう血糖値の乱高下で、さっきの3時ぐらいとかの症状が出ることもなくはありません。食べ方と食べるもの、そうなんですね。
質問者: はい。
専門家: 栄養の過不足もそうですが、食べ方によって内臓やホルモンに負担をかけているというのもあるかもしれません。
要点とまとめ:
- 疲労の大きなカテゴリーとして、生活習慣(栄養、睡眠、運動の不足)、精神的ストレス、環境、年齢、病気、食事内容・食べ方が挙げられている。
- 栄養不足(糖質、タンパク質、ビタミンB群、鉄分不足)はエネルギー不足につながる。特にビタミンB群や鉄分はエネルギー生成に不可欠。糖質の摂りすぎはビタミンB群を消耗する。
- 睡眠不足は集中力低下や情緒不安定を引き起こし、脳が疲れる。睡眠不足での仕事は緊張状態を招き、さらに疲れやすく、寝つきも悪くなる悪循環を生む。これが首・肩こりや背中・お腹の硬直にもつながる。
- 運動不足は筋力低下や心肺機能低下を招き、血行不良により細胞への栄養・酸素供給を妨げ、疲れやすくなる。目安として1日6千~8千歩の歩行が推奨されている。
- 水分不足も脱水傾向になりだるさの原因となる。
- 食事内容や食べ方も重要。コンビニ食など偏った食事はビタミンB群を消耗させたり、血糖値の乱高下を引き起こし、食後数十分~数時間後の疲労感や倦怠感につながる可能性がある。
疲労の主な要因(精神的ストレス、環境、慢性負担、年齢)

専門家: ここまでは食事や生活習慣にまつわることですね。この先はどんな負担があるかというところです。何か良いことを増やす前に、消耗や消費を減らした方が回復しやすいという点です。まずこれ、さっきのプレッシャーや完璧にしようとするといった、自分を自分で追い込んでいるものがあると、体も疲れてしまいます。目に見えないものが大きく影響するので、大事なのはこれです。疲労と疲労感は違うんですよ。
質問者: ああ。
専門家: なんかやる気が出ないとかあるじゃないですか。それとこれは違うんです。これは結構大事です。睡眠とも関係があります。これが蓄積すると慢性疲労になります。
質問者: はいはい。
専門家: だから頑張っている人ほど「やらなきゃ」と思いますが。
質問者: そうですね。なんか自分で自分を消耗させてしまうから。
専門家: 次に、さっき言ったように、不規則な労働時間などもそうですが、今のように新しい環境にいると疲れやすくなったりします。そしてポイントはここです。慢性的な負担は、実は感覚が鈍くなっちゃうんですよ。例えば体を使う仕事で疲労がたまり、ぎっくり腰になるみたいな。正しく疲れを感じられていれば良いのですが、そうでないと赤信号じゃないと気づけなくなってしまいます。だから「痒み以外の感覚ってありますか?」と聞くでしょう?同じように、痛みや痒みもそうですが、慢性的な疲労も普段からちゃんと正しく感じていますか、というところが大事です。
質問者: ああ。
専門家: はい。だから期間ですよね。ある程度の1週間くらいの期間を設けて、ちゃんと元に戻るかどうか。
質問者: はい。
専門家: 元に戻らないなら、その生活習慣や仕事の仕方など、何かがうまくいっていないわけです。そこはすごく大事です。年齢的なものというのは確かにあります。筋力が落ちるとか心肺機能が落ちるとか。でも全員が全員そうではないです。大切なのは普段どうやって生活していますか、ということです。
質問者: はい。
専門家: 100歳まで歩きたかったら毎日歩きましょう、という話です。使っていれば使っているだけ良くなるんです。内臓だってそうですよ。早食いばかりしていたら、早食いの胃腸になっちゃいます。そして普段からプレッシャーをかけて、さっきほら「あと1時間頑張る」というのを、運動だったらいいんですよ。100メートルを1本で終わりたいとか、ラスト頑張るみたいな。でもそれを毎日ラストスパートかけたら、ちょっと疲れませんか?疲れているのにそうしないといけないのが、「あと1時間だけ」とラストスパートかけようと思ったら「あと2時間もある」みたいな感じになることもあります。
質問者: あ、なんか今すみません。ちょっとネット環境が悪くなっちゃって。
専門家: はい。まあ、そういうことです。普段の使い方とかが自分の体調を作ってしまっているんです。
要点とまとめ:
- 精神的ストレス(完璧主義、責任感、自分を追い込む傾向)も疲労に大きく影響する。
- **新しい環境(職場異動など)**も疲れやすさに関連する要因。
- 慢性的な負担は体の感覚を鈍化させ、疲労のサイン(赤信号)に気づきにくくさせる。定期的に体調が1週間程度の休みで元に戻るか確認することが重要。
- 年齢による筋力や心肺機能の低下も要因ではあるが、全員に当てはまるわけではなく、普段の生活習慣が大きい。
- 早食いなど、体の使い方(食べ方)が体の状態(胃腸など)を作ってしまう。
見逃せない疲労のサイン(病気の可能性)


専門家: では次ですね。これは一番大事なところ、見逃しちゃいけないサインがあるんです。それがまず、貧血や甲状腺の異常、慢性疲労、あるいはうつっぽくなる、というものです。実は「疲れました」ということ以外にも体はサインを出しています。そういったものにちゃんと気づくのが大事で、ポイントは仕事がある日とない日で体調はどうですか?というところです。仕事がないんだけれどもなんだか体がだるいというのは、本当に危険なサインです。
質問者: 私は仕事がない日はずっと寝込んでいます。もう動きたくなくて。
専門家: それで回復すれば良いのですが、回復していなかったら休みが足りません。だからさっきみたいに家事を代行するとか、もう朝ご飯は夜のうちに作ってしまって朝は何もしないとか。色々そういう風にずらすとか、代替するという風にして、ちゃんと休みがあれば休みで回復するということをまず目指した方が良いと思います。1週間ないし2週間くらいで、生活のリズムが「あ、ちょっと回復してきたな」という状態を作るのが、今の当面の目標だと思います。ここでまとめました。
質問者: うん。
専門家: こういう風にして、なんか息切れや動悸、あと何かガリガリするものが欲しいと思ったら貧血かもしれない、とか。よく「あっかんべー」をしてまぶたの裏や爪を見ますが、それ以外にもこういうのがあるんです。真ん中の甲状腺機能は、やる気を出すホルモンなんです。だから余計になんか汗をかきやすかったり、イライラしやすかったり、痩せようと思っていないのに体重が落ちてきたら危ないですよね。あと機能低下症は、ちょっと寒くない?とか、最近むくみっぽいとか、そういったもの色々出てくるんです。要は疲れ以外の症状です。アトピーでも結構多いです、こういうのも。あとは心臓に負担がかかっている人は、むくみとか息切れとか胸苦しいとか。でも次の方がもっと大事なのですが、これですね、まあ上の灰色の部分はちょっと置いておいて、この真ん中の慢性疲労症候群は、6ヶ月以上続く疲労とか。あとはさっき言った起立性めまいとか。こういった何か疲労が続くものであれば、これだいぶ治るのに時間かかるやつだから。
質問者: はいはいはい。
専門家: そこまで行っちゃだめですよというのと、あと抑うつです。
質問者: はい。
専門家: これも多分入っているから、この2つは危ないです。だから休む時はしっかり休むか、日常で仕事以外の仕事をまず放棄じゃないけれど、何か変えるという風にして、「外の仕事は頑張らなきゃいけないけれど、家の仕事はちょっと休ませて」という風に、2週間3週間とかちょっとやるというのはすごい大事です。
質問者: はい。
専門家: なんでかというと、家の仕事も仕事だからです。母親にとっては。他の人が代わってくれるならいいけれど。自分の体調が本当に病気になってしまったら、どっちもできなくなるのが一番最悪の事態でしょう?
質問者: ああ、はい。
専門家: そういうことだから、そういう時は無理にお風呂も別に入れとは言わないんです。お風呂も疲れるから。
質問者: そうですね。疲れます。
専門家: そう。だからセルフケアでも、そういう時は無理しないで寝るのもあれだから、せめて寝る前に着圧ソックスを履くとか、ストレッチはケアがいらないから寝る時間をちょっと確保しようとか。
質問者: うん。
専門家: そう。無理なくできることで治る体を作るのを最優先にするんです。
質問者: はい。
専門家: それって良いのが、無理に全部を頑張ろうとするのが最初に言った精神的な完璧主義に入っている人なんです。
質問者: うん。
専門家: はい。優先順位をつけてやるということです。ここら辺がちょっと懸念事項だから、やめられるものは家計管理と一緒で、やめられるものになれば減らしてみて。
質問者: うん。
専門家: 余計ストレスを抱えて悪循環になるからです。だからこういったものがあると治りづらいから、そしたらお薬使ってもいいし、少しでも負担減らして、治る体や環境を作るというのを最優先にしてください。
質問者: うん。
要点とまとめ:
- 疲労の背景に隠れている可能性のある**病気(貧血、甲状腺機能異常、慢性疲労症候群、抑うつ)**のサインを見逃さないことが重要。
- 特に、仕事がない日も体がだるい状態が続くのは危険なサイン。休日も回復しない場合は、家事代行などを利用してでもまず休息による回復を目指すべき。
- 貧血のサイン:息切れ、動悸、甘いものが欲しくなる。
- 甲状腺機能亢進症のサイン:汗かき、イライラ、意図しない体重減少。
- 甲状腺機能低下症のサイン:寒がり、むくみ。
- 慢性疲労症候群や抑うつに至っている場合は、治るのに時間がかかり、医療的な介入(服薬など)も検討すべき段階である。これらの状態ではストレスに対抗するホルモン(コルチゾール)が出せなくなり、わずかな刺激にも過敏になるため、無理せず休む、日常生活の負担を減らすことが最優先となる。
- 完璧主義で全てを頑張ろうとせず、優先順位をつけて「やめられるもの」を減らす意識が大切。疲れている時はお風呂も無理せずシャワーにするなど、徹底した休息も必要。
相談者の具体的な症状と関連性

質問者: ちなみに、湿疹は首とお腹に出ます。
専門家: 今そうですか。首、痒み。痒みもそうですが、「借金で首が回らない」というでしょう?はい。だから首が緊張すると首や背中が固まってきて、呼吸が浅くなるのもそうだし、そうするとお腹まで今度カチコチになるんです。そういうのがあると、やはり股関節や鼠径部も痒くなりやすくなりますし、さっき言った慢性的な症状だと、薬は塗れば効くけれど自分の中のホルモンでは抑えきれない、少ないからというのにも繋がってくるので、色々なものが段階的に重なっていると思います。
質問者: あ、はい。
専門家: だから、普通にオフィスとかで自然に手を当ててゆっくり呼吸するだけでも、お腹は緩みますよ。だから股関節とかそこら辺は、塗るもの塗ってまだ完全に治っていないなら塗るのは全然塗ってください。塗った上でお腹を柔らかくすると、「なんか足のむくみが減った」とか「足のむずがゆさが減った」とか、そういうことも結構出ます。
質問者: うん。
専門家: 面倒だったら湯たんぽも置いて、気持ちよかったら湯たんぽも必要なんだよね、まだ。
質問者: はい。あ、そうです。はい。
専門家: そういう風に、物に頼ってもいいと思います、そこは。
質問者: なるほど。はい。あ、いや、本当に今までなかったお腹の湿疹が出てきたんですよ、この4月から。
専門家: あ、じゃあちょうどやっぱりお腹のストレスもあるから、それがやはり股関節や鼠径部のむずがゆさを強めているかもしれませんね。
質問者: ああ。はい。
専門家: 結構収まっていた時期もあったじゃないですか。
質問者: あ、そうですね。
専門家: だから、やはりそういった硬いとかそういったものも多分気づかなかったのでしょう。でも暖かくなってきたから湯たんぽもやめちゃった。でも今度仕事の場所が変わって硬くなるとか、巡りが悪いことが増えるという、良いこともやめて負担が重なって、より痒くなったのかもしれませんね。
質問者: あ、そうですね。あと、先生の話を聞いて「これが悪かったんだな」と思うのが、この「仕事に早くついていかなきゃいけないな」と思って、仕事の内容を家でアプリで見れるんです。仕事中に全然理解できなかったので、私、夜寝る前とかそれを見て確認していたんです。そしたら興奮して夜なかなか寝つけなくなって、睡眠時間は確保はしているのだけれど、ちゃんと寝れてなかったんだろうなと思いました。でもそれはやめました。
要点とまとめ:
- 相談者には首やお腹の湿疹・かゆみ、首の凝りといった具体的な身体症状がある。
- これらの症状は、ストレスや体の緊張(首・背中・お腹の硬直)、**血行不良(股関節・鼠径部の痒み)**と関連している可能性が専門家から指摘されている。
- 特に腹部の湿疹が職場異動後の4月から出始めたことは、ストレスが大きく影響していることを示唆している。
- 相談者自身が、仕事の通知や内容を夜寝る前に確認していた習慣が、興奮を招いて睡眠の質を下げていたことに気づき、それをやめたと述べている。これは回復を妨げる具体的な「負担」を特定し、減らすことの重要性を示す例です。
対策の再確認と段階的な取り組み
質問者: それはもうやめました。
専門家: そうですよね。それは良いことなんですけれど、体がついていかなかったりしますよね。
質問者: はい。
専門家: だから、それをまあ見直してもらって、「ちょっと減らしてみると楽だね」とか色々見えてくるから、焦るよりも、少しずつ期間を設定して、「1週間でじゃあ減らしてみてどうだったか」、「1週間でこれをやってみてどうだったか」とか、「休みが土日だとしたら、休みの間にちょっと楽になるかな」とか、少しずつ変化を見ていくことです。これだけが問題じゃなくて、多分色々重なっているから。ただね、負担を減らすのが先です。次にさっき言った睡眠とか栄養とかが、この段階でやっていかないと入れても効かなくなるし、逆に負担が減りません。
質問者: ああ。
専門家: じゃあ睡眠時間を無理やり取りました、栄養無理やり入れました、動けちゃいます。こうすると負担が減ってないのに動けちゃうと、より消耗するんですよ。
質問者: はいはいはい。
専門家: 危ないんです、それ。
質問者: はい。
専門家: それがカフェインだったりエナジードリンクだったりする人がいるんですが。
質問者: ああ。
専門家: コーヒーとかカフェインを飲みすぎると、興奮を飛び越して、焦りや不安、焦燥感などがめっちゃ強くなるんです。
質問者: ああ、はい。
専門家: 「どうしよう、どうしよう」ってなっちゃう。それがカフェインや緑茶だったりします。コーヒーだけじゃなくて。最初はカンフル剤になるから良いのですが、今度は心の不安定に繋がっちゃうから。
質問者: はい。
専門家: その場は良いけれど、長い目で見たら体への借金をしてしまうんです。先に「無駄遣いをやめた方がいい」でしょう?
質問者: ああ、はい。
専門家: まあ、そんな感じでやってもらうと、結果的に、ご相談いただいた股関節のやつも収まっていたのになぜぶりかえしたのかという辻褄が合ってくると思います。
質問者: ああ、はい。
専門家: 消えてたもんね、途中まで。
質問者: はい。
専門家: じゃあ、ちょっと改めて、「ここまで私頑張るぞ」という加減が分かったと思うので。
質問者: はい。
専門家: まあ、あの、過ごしやすくちょっとやってみてください。1個ずつ。
質問者: はい。
要点とまとめ:
- 疲労回復のためには、改めて**「負担を減らす」ことが最優先**であり、次に「回復(睡眠、栄養)」を促す。
- 負担が減らないまま睡眠や栄養を無理に増やしたり、動いてしまうと、かえって消耗を早める危険がある。
- カフェインなど一見元気になるものも、過剰摂取は不安や焦燥感につながり、長期的に見れば「体への借金」になると警告されている。先に「無駄遣いをやめる(負担を減らす)」方が合理的。
- 対策は焦らず、1週間ごとに負担を減らしたり、回復策を試したりして、少しずつ変化を見ていくことが推奨されている。
相談者の感想とまとめ
専門家: 質問はありますか?
質問者: はい、大丈夫です。色々すみません、全部頭に入ってないかもしれないけれど、とりあえず「負担を減らす」という3つのステップ、分かりました。すみません、なんかこう色々頭がパンクしています。
専門家: まあ、大丈夫です。では簡単に、ご相談を受けた感想を教えてください。
質問者: 感想ですか。そうですね、この3つのステップというのがすごく分かりやすかったのと、目から鱗だったんですよ。なぜなら私、運動しなきゃいけないと思っていて、多分運動不足で体が弱いからなんじゃないかと思って、運動何か始めたらいいんじゃないかとか考えていました。
専門家: 始めなくて良かったですね。危なかったですね。
質問者: そうですね。あと、栄養の面もあるのかなと思っていましたけれど、まず真っ先に大事なのが負担を減らすというところが知れて良かったです。反対に悪化させるようなことをしてしまうところでした。あとは、お話を聞くことで、やってしまった、こう、寝る前に仕事のことを見るとか、そういうのも良くなかったんだなというのも振り返るきっかけになったので良かったです。
専門家: ありがとうございます。では、一応録画はここで止めたいと思います。ありがとうございます。
要点とまとめ:
- 相談者は、専門家から提案された**「3つのステップ(負担を減らす、回復させる、エネルギーを増やす)」が非常に分かりやすかった**と感想を述べている。
- 自分が考えていた「運動しなきゃ」という考えが、実際は逆効果になりうる「負担を減らすことが最も重要」という話を聞けて、目から鱗だったと述べている。悪化させるようなことをするところだったと気づいている。
- 夜に仕事の情報を見ていた習慣が睡眠の質を下げていたという重要な気づきを得られたことを感謝している。
- 会話の締めくくりとして、相談者が今回の相談で得た学びと具体的な改善策への気づきを表明しています。専門家のアドバイスが、相談者のそれまでの考えを変え、具体的な行動への道筋を示したことが示されています。
お電話ありがとうございます、
川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。