この会話は、アトピーを含む体の不調について、zoom相談継続で2回目の相談内容です。今回は、リウマチとアトピーを患っている方の相談です。
体の歪みはバランスの結果であり、問題はそれが固まること。痛みや不調は体が発する「黄色信号」の蓄積によるものであり、症状だけをなくすのではなく、体の状態(硬さ、巡りなど)を改善することが重要。
セルフケアでは、「ヒモトレ」による緊張緩和が効果的で、自分の体の変化に気づき、柔らかい状態を保つことが目的になる。パソコン作業時の環境改善や、入浴前のケア、食生活の見直しも必要。
特にアトピーについては、断食が免疫に悪影響を及ぼす可能性に言及し、「満足」を味わう食生活を推奨。脱力や日常動作の意識も重要だとし、最終的には体の感覚に意識を向け、変化に気づくことが、不調改善への鍵だと締めくくります。
体の歪みと症状の原因への気づき
クライアント: お願いします。
先生: セルフケアをしてみて全然違うでしょ。
クライアント: はい。骨盤がすごいずれていて、終わった後びっくりしました。
先生: 歪むということは悪いことじゃなくて、それでバランスを取っているんです。問題なのは歪んだまま固まってしまうと、痛みしびれが出てしまうことです。
クライアント: そうなんですね。
先生: 歪めるんだけど本来は戻せる。その歪んでいることに気づかないと、原因が分からずに過ごし続けた結果、負担が蓄積します。なので、何かしらの負担や理由があって今の症状が起きているというところにまず気づく必要があります。
クライアント: はい。
要約
このセッションでは、体の歪みはバランスを取るためのものであり、固まることが問題であること、症状の原因に気づくことの重要性について話されました。
肘の症状と体への段階的アプローチ
先生: 自分の体あっての物事なんです。お伝えすることは、最初は全体的な大きいところ、次に部分的なこと、さらにシンプルになっていくようにしています。気になるところの前に全体的にやると気になれるようになってきます。
クライアント: はい。
先生: 今回は肘が固まっていることに気づけました。通っている整体の方でこの状態や症状について何と言われていますか?
クライアント: 鍼灸院では「大変だね」という感じで、骨は「ここが入っちゃってる」と言われました。
先生:はい。
クライアント: 自分ではパソコンの使いすぎから発症したという思いがあります。
先生:はい。
クライアント: それだけじゃなくて、滑膜に炎症が起きている、リウマチ特有のぶよぶよしたものができていると言われました。
要約
このセッションでは、体への段階的なアプローチ方法、クライアントの肘の症状に対する他院での診断内容(骨のずれ、炎症、滑膜の肥厚)や、自身で考える原因(パソコンの使いすぎ)について話されました。
症状改善の本質と体への意識の重要性
先生: 自力じゃ無理なものは定期的にやってもらった方がいいです。あとは100点満点目指さなくても症状は良くなります。症状がなくなればいいんです。
クライアント: はい。
先生: 元に戻ったらどんなにいいかと思いますが、100点を目指すからおかしくなるんです。
クライアント: そうなんですね。
先生: 良い状態になった結果、症状がなくなるんです。みんな症状を先に治そうとするでしょう?逆なんです。
クライアント: そうなんですね。
先生: 痛みの前には何かおかしい状態(黄色信号)があるんです。硬いとか、巡りが悪いとか、いろんな理由があっての痛みやしびれ痒みなんです。赤信号だけ止めるからすぐに戻るんです。黄色信号も同時に起きてるから。
クライアント: ああ、そうなんですね。
先生: 僕らの体は急に起きないんです。急にというのは、自分が気づいてないだけです。突発的な事故などがない限り、急に起きることは絶対ありません。硬いとか、そういった質問が入ってますよね。
クライアント: はい。
先生: そちらを先に変化させて良い状態を保ったその先に症状がなくなります。少しでも柔らかい状態を保てれば変わります。病的な問題であれば薬でコントロールすることも必要です。
クライアント: はい。
先生: 痒みなど何か症状が出る前に、硬いとか動きにくいというものがあります。先にそれに気づけるかどうかが一番大事です。日常からいかに自分の体に意識を持っていくかなんです。
要約
このセッションでは、症状をなくすことより体の状態(硬さ、巡りなど)を改善することが重要であること、体は急には悪くならないこと、日頃から自分の体の変化に気づくことの大切さについて話されました。
体の硬さの基準と生活習慣の見直し
クライアント: 硬いっていうのは皮膚が硬いってことですか?
先生: 皮膚もそうですが、例えば筋肉であれば基準はほっぺたと同じ柔らかさです。それと比べると、同じじゃない時点で硬いです。黄色信号です。
クライアント: ああ、そうなんですね。
先生: そういう風になれるんです。それは自分で作れないんであったら作ってもらいに行けばいいんです。作ってもらったものを維持した方が楽です。大事なのは、柔らかくなったり維持しようと頑張るけど、また硬くなる時が来るんです。その時に、なんで私が固まったんだって分かります。
クライアント: ああ、はい。
先生: 最初から原因が分かるわけではありません。人それぞれ違うからです。生活の仕方や性格も。だからまず良い状態を少し作り、維持しようとする。硬くなった時に自分の生活を振り返って、「これをこれくらいやったら私の体固まっちゃうんだ」って分かるんです。そこで変えればいい。
クライアント: 変える。
先生: パソコンの時間だったら1時間やったら固まるなら30分にしようとか、デスクの位置、高さ、距離が問題かなとか色々ありますよね。
クライアント: はい。
先生: いかにして良い状態を保つか、体の体調だけじゃなくて周囲の環境も変えていかないとおかしくなります。タスクとか習慣とか、そのままでは治りません。
クライアント: そうなんですね。
先生: 仕事だからとかじゃなくて、見直さないといけません。体は、うまく機能していないことのサインとして症状が出ているんです。
要約
このセッションでは、体の硬さの基準、良い状態を維持することの重要性、硬くなった原因を自己観察を通じて特定し生活や環境を変える必要性について具体例(パソコン作業)を交えて話されました。
セルフケアの効果的な実践と体の変化への気づき
先生: 自力だけでなく、他者の助け(治療)を使っても全然いいです。私が教えた中で「ヒモトレ」って教えませんでしたっけ?
クライアント: はい。それがちょっとなかなかできてなくて。
先生: 教えた中で一番効果があります。身ににつければ24時間緊張が抜けるでしょう?
クライアント: あ、そうなんですね。やります。
先生: 頑張る必要ないですよ、100均で紐買うだけだから。朝起きてつけるという、歯磨きと同じぐらいの習慣にしてください。一番大事なのは柔らかい状態を保ち続けることです。気づいたら硬くなっていた、では遅いです。タオルのセルフケアも良いですが、やった時は柔らかくなってもすぐ硬くなると思います。
クライアント: うん。そうですね。
先生: 10回じゃ絶対足りません。何回やってもいいです。硬くなったらやった方がいい。常にこまめにやるんです。
クライアント: はい。
先生: 座って作業することが多いなら、バスタオルを丸めて、座ってる時に背中に挟んでください。少しでも日常の中で柔らかい状態を保つことです。やり方に固執するのではなく、柔らかくなれば何でもいいんです。
クライアント: 分かりました。
先生: やることが目的になってはいけません。硬いものを柔らかくするという状態を作ることが目的です。どれが一番柔らかくなったかを、やる前とやった後でビフォーアフターを見てください。
クライアント: 触ってみて、あ、少し柔らかくなったなとか?
先生: もちろん。こうやって触って比べて、硬かったらやった方がいい。これをやったらこれくらい変わった、と変化を感じるんです。
クライアント: 背骨を緩めるのは、背骨周りの筋肉を触って柔らかくなったか?
先生: タオルのセルフケアは背骨ではなくて背中の筋肉が緩むんです。緊張すると背筋が硬くなるからです。姿勢が崩れたタイミングなど、硬いなと思ったら触ればいいんです。
クライアント: はい。
先生: セルフケアの目的は、自分の体の変化に気づくことです。そうしないとやることばっかり増えて、どれが一番効いたか分かりません。お薬と同じやり方ではないんです。柔らかくなればなんだっていい。やり方にこだわらなくていい。
クライアント: はい。
先生: これができないと、固くなったこととか、硬くなったと分かりません。一番は自分の体で、あ、ちょっと今無理してるな、体調的に無理してるなって分かるようになることです。最初分からなくても、触ったり動かしたり、やっていくうちに分かるようになります。料理作りと一緒です。なんとなくでも味付けが分かるようになるでしょう?同じです。
クライアント: はい。
先生: そういった体性感覚(体の感覚)が抜けちゃうと、赤信号じゃないと止まれないし、頑張りすぎて病気になります。だから、自分の体の位置や変化を感じてやる。そうすると、これをやったら緩むけどこれをやったら微妙とか、今日はこれをやった方が効いたとか、毎回同じじゃないことに気づくはずです。
要約
このセッションでは、「紐れ」による全身の緊張緩和の重要性と習慣化、タオルを使った背中ケア、セルフケアの本来の目的は体の変化に気づくことであり、やり方ではなく結果(柔らかさ)に注目すること、体性感覚の重要性について話されました。
体の治癒力と正しい姿勢、環境設定
先生: 自分で直していくとか直してもらうとかじゃなくて、体は治るようにできているんです。
クライアント: そうなんですね。
先生: 気づきさえしたら勝手に治るんです。元々最適な反応をしています。ただ今の生活、今のスタンス、今の仕事や能力全部でやると、そういう状態(症状がある状態)が最適だと判断しているんです。つまり、どんどん体が動かさなくしていくのが命を維持するのに最適だと判断しているんです。
クライアント: そうなんですね。
先生: 病気が邪魔なんじゃなくて、無理してるからそうなってるだけ。自分にとって本当に大事なものは何かを吟味して、それを実現できる体調に整えていかないと、今のままのあり方だとダメです。それがセットの私になってるはずなんです。
クライアント: はい。
先生: それも含めて、まずヒモトレをやってもらう目的は、柔らかい状態をいかに保つかです。整体の先生は構造的なことを言いますが、やってもらって戻ってもそれが持続できてるか(骨盤など)。
クライアント: 鏡で見てて、維持できてる感じです。
先生: そこが維持できることによって、じゃあ腕の筋肉や他の部分の柔らかさはどうだというのを見られた方がいい。全部繋がってるから、一個の刺激で。肘を伸ばしたいとか、固まってしまうということがある。縮むわけじゃない。伸ばす前に縮む力をなくさないと伸びないですよね?
クライアント: はい。
先生: 硬さをなくさないと伸びようがない。つまり腕がまず柔らかい状態を作るのが先です。
クライアント: はい。
先生: 先生がパソコンのしすぎかなと言ったことに対して、なんか話がありましたか?
クライアント: ないです。
先生: 人の体は内側にこう入ってこうなるから、反対の動きをした方がいいんでしょ?
クライアント: ああ、はい。
先生: あとパソコンをする時も、肘の角度が90°以下になっていないかどうか。90°以下はダメです。90°以上が良いです。机に手はつけない。手首もつけない。浮いてる状態。ピアノを弾くみたいです。
クライアント: そうなんですね。でもそしたらそんなにできないですね、疲れて。
先生: それは変な力が入ってるかもしれないですね。腕立て伏せしながらパソコン作業してるのと一緒ですよ。そのため腕に負担が溜まるんです。
クライアント: ああ。
先生: なんで私のリウマチは肘に来てるの?って。リウマチっていっぱい色んなとこ出るじゃない。弱いところ、負担のかかるところに症状が出てんです。
クライアント: ああ、かかってるんだ。
要約
このセッションでは、体は自ら治癒する仕組みを持っているが、無理な生活がその妨げになっていること、ヒモトレなどのケアで柔らかい状態を保つこと、肘の硬さとパソコン作業の姿勢(肘の角度、手をつかないなど)の関連性、症状は弱いところに現れることについて話されました。
パソコン作業時の環境改善と入浴後のケア
先生: パソコン作業時の環境を変える提案です。ノートパソコンを浮かせたり、キーボードを別にしたり、スタンディングデスクにしたり。環境を変える方が肘にかかる負担を減らせるでしょう?パソコンする時間だけでなく、ディスプレイやキーボードの位置、姿勢も肘が硬くなる理由の一つです。
クライアント: はい。
先生: やる前に触って、やりながら10分、20分と触ってみて変化を感じる。一般的には30分に1回立ち上がりましょうと言われていますが、30分で腕がパンパンになるなら、腕立て伏せのような姿勢で体支えながらやってるからなりやすい。問題は仕事時間ではなくて、キーボードを打つ時に手首などが机について寄りかかりながら打ってるからパンパンになる、という話になります。腕が疲れないようにしましょうね、とした方が良い。
クライアント: はい。
先生: ケアをして柔らかくするよりも、硬くしないようにすれば良いんです。
クライアント: 分かりました。
先生: パソコン作業した後の方が腕が硬かったとか、多かった日の方が腕が痒くなったという質問が来た時に、こういう話をすることが多いです。どんな時に症状が出るか、という質問になってきます。セルフケアはいつやっていますか?
クライアント: 時間があれば、できる時にやっています。
先生: 手と足について、椅子の高さも腰が立つ、背中がまっすぐになるように、膝が90°以上が良いです。硬い状態だと手で寄りかかって足で上半身を支えながらというのがあるから、そういったこともあるかもしれません。あと入浴後であれば、入る前にケアした方がいいと思います。
クライアント: ああ、そうなんです。
先生: 朝昼晩、仕事前、仕事中、これから休む時に、該当する足や腕がどう変わってるかをまずチェックする。入浴という負担で血行が良くなったり温まったり何か刺激が加わってなるんであれば、刺激が加わっても大丈夫なような状態にする。だから入浴前に柔らかくするとか、血行を良くするとか、ペットボトルやアイロン、湯たんぽなどで温める動画を送りましたが、ああいうのを入浴前にやって血行がいいとか柔らかい状態作ってからお風呂に入った後どうかなと。
クライアント: うん。
先生: お風呂自体で血行が良くなりますよね。そこにいきなり入るのはあまり良くないということ。
クライアント: そうなんですね。
先生: 急に血行が良くなると痒くなるからね。
クライアント: ああ、そういうことか。
先生: 急な差がダメなんです。全身の血流が良くなると、血行が悪かったところが渋滞するんです。
クライアント: あ、渋滞が。ああ、なるほど。
先生: 温めるとダメなら部分的に温めると軽くなることもあります。入る前にアイロンなどで腕などを温めてみて痒いかどうか。入浴後痒い原因(乾燥、熱のこもりなど)によって対策が変わります。浴室での保湿や、すぐ服を着て乾燥しないようにするとか、熱がこもってるなら少し時間を置いてから出るとか。
クライアント: うん。
先生: 最近は、入浴して着替えて寝るという感じですが、お尻の後ろにボコボコした湿疹がわーっといつも出て、起きたら収まってるんです。
クライアント: それはさっきの話とはまた別の話ですか?手足日中1,2回程度、入浴後ごと寝る前とまとめて書いてあるのでよく分からない状況です。
先生: 今の話だけだと、それは最近のことですか?11月初めぐらいからひどく出て、収まったりまた出たり。最近ここ4,5日お尻の方に出てます。
クライアント: 全体的に出始めたのは11月ですが、お尻の気になるのはここ4,5日です。
先生: 11月は何が初めに出始めたんですか?
クライアント: 足首から出て、どんどんすねとか痒くなってきて、イベントが終わった時に手とかが赤く腫れて出てきました。それは去年も経験して痛いし痒いし出るし、という感じでした。それが収まってきて赤みは引いてるけど、また出て、落ち着いて生活できるようになって。お尻は最初は出てなかったのに、ここ4,5日でボコボコ出た、という話ですね。
先生: そうです、そうです。まずそのイベント云々というのは無理してるってことでしょ、そもそも。
クライアント: そうです、はい。
先生: あとはお尻に出るってことは、座ることが多くなったとか、お尻に関する負担や動きとか色々あるよ。何か心当たりは?
クライアント: 生活が変わったことはないですが、順番に出てる感じがあって。
先生: 弱いところや負担のかかったところに出るんです。何かしら、私が普通と感じることは僕にとって普通ではないんです。厳密に聞くと、あ、それは普通じゃないよ、ということは大々大あって。弱いところや負担のかかるところに出てるんで、お尻に出ているということは何か負担がかかってるんです。
クライアント: そうか。じゃあやっぱりちょっと動けなくなって、買い物とか外に行く時間が減ったので、母に任せるようになって、座ってることが多くなったのかもしれないです。
先生: 細かく言うと、湿疹が出たところは座ることが多い上に、冷えたり巡りが悪かったり固まったりした結果、気づかないまま座っていてついに湿疹になった、ということかもしれません。感覚に気づくことですね。正座をしてしびれなきゃ気づかないのに近いです。だからこそ1,2回とか定期的に治療を受けた方がいいんです。分からないから。
要約
このセッションでは、セルフケアの実施タイミング、入浴前ケアの提案、入浴後の痒みや湿疹(特に最近お尻に出現)の原因(急な血行変化、冷え、座りすぎによる負担)について話されました。
治療間隔の選択と日常動作の意識
クライアント: オンライン相談は1ヶ月11,000円とありますが、それはどういうおすすめですか?
先生: うちの患者さんは予約取ったら、相談し放題にしてるんです。そうまでしないと治らないから。
クライアント: それはこのオンラインを申し込むということですか?
先生: できますよ。リアル治療は時間を取るから別枠にしてるんです。でもそれでも1週間経ったらどうですかぐらいは聞くようにはしてるんです。
クライアント: そうなんですね。一度行ってみてもらいたいなと思ってます。
先生: それはいいですよ。
クライアント: せっかく行くので、例えば5日とか関東に滞在するとして、中3日間毎日見てもらうことにメリットありますか?それとも感覚を開けた方がいいか?
先生: いろんなタイプがいて、北海道から2週間連続で来た人もいます。ほぼ毎日です。もちろん、見てもらっただけのことはあります。開けた方がいいとかではなくて。
クライアント: なんて言うのかな。
先生: 連続は連続なりのやり方でやるけど、良い状態が保てるか。連続的に来ると分かることがある。間を分ける理由は、自分でやったものが波がある、要は悪くなったり保ってたりというのが分かる。それに気づける。
クライアント: ああ、そっかそっか。
先生: 目的が変わります。自分でセルフケアするんじゃなくて、快適な3日間連続だったら、めちゃくちゃ快適な日を過ごせると「わ、こんな楽なんだ」というのが分かるでしょう?努力しなくても。
クライアント: はい。
先生: 1回良い状態作って、これが落ちるのが体感できるのは、間を開ける人です。どちらが良いかというと、どちらでもいいし、海外の人とかは連続で来ちゃう人も結構多いです。
クライアント: 海外から。
先生: そう。日本人の人が海外から来られるんです。だから大事なのは、体のケアはやっぱ運動と一緒だから、慣れてくると運動とは違ってくる。一番いいのは、脱力する感覚が多分ないと思うんです。
クライアント: うん。
先生: 力が入ってる時って自分の体は軽く感じます。力が抜けた時に、手とか足とかドーンと重く感じるのが本来です。
クライアント: 重くなる。
先生: 呼吸は全身運動だから、呼吸がしやすい姿勢を作ってくださいね。何か新しくやるのではなく、吸いにくいな、姿勢取りづらいな、ここ硬いなってところをケアした方がいいです。例えば食事をする時も、スマホやテレビを見ながらのながら食いはやめてください。絶対にダメです。食事するだけで体は整うのに、作業になって内臓が動きません。
クライアント: そうなんですね。
先生: テレビ見ながらの人と見てない人では治り方が圧倒的に違います。ちゃんと時間を取らないとダメ。早く食べちゃう人は呼吸が浅かったり、鼻呼吸ができなくてパクパクしちゃうんです。
クライアント: はい。
先生: 脱力できると体感できるのは、睡眠時間の質が良くなったとか、食事が味わえるようになることです。次は歩くという動作。歩くという動作を本当に意識するだけで、歩くだけで整ってきます。僕らは動物なんで。
クライアント: へえ。
先生: 動物は基本的に寝て起きる時以外はストレッチなんかしないんです。それですぐ動けるんです。僕らは人工的なところにいるから意図的に直さなきゃいけないこともあるけど、本来は歩いてるだけで体は緩むんです。
クライアント: そっか。
先生: 普段の日常を正しく行うことによって勝手に整います。それがやりづらい時に初めて部分ケアをする。だからまず紐れをやってもらうのと、お尻ですね。お尻の骨盤が緩みやすいから、そこを動かすような運動とか、そういったものを動画で送っておきます。
クライアント: ありがとうございます。
先生: 症状が出たところがチャンスだと思って、ここに負担がかかっていると気づく。まず出たところをケアしてもいいですが、その時に硬さや柔らかさを感じたり、やりながらそれが解消していくのを学ぶ方が良いです。
クライアント: はい。
先生: いろんなところに出るということは、色々もう無理してるんです。だから全身をざっくり緩めることが効く。紐れは絶対やった方がいい。骨盤のやつも動画を送ります。パソコンもさっき言ったように、椅子に座っても寄りかからないようにすると、肘の硬さが柔らかい状態を保ちやすくなります。
クライアント: はい。
先生: そうすると今度は背中だとか足だとか、違うところにまた気になるところが出てくるから、その都度ケアしていけばいいと思います。
断食の注意点と食生活、今後の治療について
クライアント: リウマチは断食やらない方がいいって、栄養が足りてないっておっしゃってましたが、それは何でですか?
先生: 栄養が足りてない理由じゃない。断食などによって、自分の細胞や組織を破壊する動きになるんです。エネルギーがないから、自分の細胞や脂肪を分解してエネルギーにするわけです。
クライアント: はい。
先生: つまり免疫の働きが自分に向くのを助長してしまうんです。栄養があるかないかって話じゃない。免疫の働きが暴走しやすくなるんです。
クライアント: あ、じゃなくて、普通に食べるってことが大事?
先生: 普通に食べる。急な断食やダイエットをやっちゃうと、自分を破壊するということを助長しちゃうから。ドクターとかに聞いても、そういう人多いよって言います。食べるのは、満腹じゃなくて満足するように味わって食べてください。ただ知識で食べちゃダメです。「これが免疫にいいんだ」って食べても、美味しくなきゃ必要じゃないんです。
クライアント: あ、そういうことなんですね。
先生: 牛乳だって飲みすぎたら腹下す正常な反応です。これを変なもの食って腹下せないとお腹の中で炎症が起きておかしくなる。ちゃんと味わって食えば、これいるものいらないものって勝手になってくれるのが本来の内臓です。
クライアント: ああ、そうなんだ。
先生: 犬とか猫もそうでしょ?変なの食べたら吐き出すじゃない。人間だけです、それできないの。
クライアント: 本当ですね。朝食がいいとか断食がいいとかいうのとかもなんかやっちゃってきてるので。
先生: 風邪を引いた時に食欲出ないでしょう?
クライアント: あ、そうですね。
先生: その時は食べない方がいいんです。ちゃんとお腹が空いて、腹減ったと思って、匂い嗅いだりして「あ、今日あれ食べたいな」みたいな。それで食べ始める。そうすれば食べすぎないでしょう?ちゃんとゆっくり味わって食べれば、あ、これぐらいでいいかな、って言って満腹じゃなくて満足で終わります。そうするのが自然なんです。
クライアント: 分かりました。
先生: ちょっと来院させて頂くかなと考えてるので。
クライアント: はい。
先生: 実際見ていただいたりもっとお話が聞けるかと思うので、やっぱり整体も申し込むといい感じですよね。
クライアント: はい。
先生: 整体はメニューが初心で1個しかないから。うちは鍼灸もマッサージも音波だってなんだって治療と言われたもの全部ある。値段一緒だから。
クライアント: 分かりました。ありがとうございました。
先生: また1週間後ぐらいにどうですかって聞きますんで。
要約
このセッションでは、断食が免疫に与える影響(自己破壊の助長)と留町患者への影響、食べる際は知識ではなく体の感覚(満腹ではなく満足、味わうこと)を重視すること、来院による対面治療の検討、治療メニューの体系(総合的なアプローチ)について話されました。
お電話ありがとうございます、
川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。