ニキビ改善のいろんな撃退法
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ニキビとは
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10〜30歳代までの青年期の男女に多く、顔面、背部、全胸部などの脂漏部位に好発する、毛孔一致性の炎症性丘疹、膿疱、さらに嚢腫や結節を形成することもある慢性の炎症性疾患である。
ニキビの経過
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初発疹は面皰と呼ばれ、毛穴が開口して黒色を呈するものと、皮膚内に黄色い小結節として認められるものとに分類される。毛孔に形成される角栓によるもので、炎症を欠き自覚症状はない。
膿疱(のうほう)
水疱の内容物が膿(壊死した白血球を主とする)の集合体で粘性がかなり強いものをいう
嚢腫(のうしゅ)
軟組織内に病的に形成された液状成分を持ち、液状成分周囲を固有の単層上皮に覆われている球状の嚢状物を指す。内容物が固体の場合は嚢腫と言う。
結節(けっせつ)
直径1cm以上の充実性の隆起。
丘疹より深く真皮あるいは皮下組織に及ぶ。炎症性細胞、腫瘍細胞の浸潤、代謝産物の蓄積により形成される。
面皰(めんぽう)
毛穴が脂肪でふさがれて、主に顔にできる小さな吹き出物。青春期の人に多い。
ニキビの種類
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- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- 赤ニキビ
- 黄ニキビ
- 紫ニキビ
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ニキビの分類
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新生児痤瘡
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生後2週から3カ月頃、顔(特に頬や額)に生じるニキビで、主に男の子にみられます。
皮脂を少なくするために石鹸を使ってぬるま湯で洗顔を続けていけば、数週~数カ月で自然に治ります。
集簇痤瘡
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思春期後期に発症することが多い重症型のニキビです。面皰、丘疹、膿疱、嚢腫(のうしゅ)などが無数に生じ、化膿を繰り返して肥厚した瘢痕(はんこん)などを形成するのが特徴です。
女性より男性に多く、数年から20年以上にわたって慢性的に経過します。瘢痕を残す
ステロイド痤瘡
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ステロイド使用2週間前後で、胸部などに一様な毛穴に一致する小丘疹が出現する。免疫抑制外用でも類似の皮疹を呈する。
ステロイドには皮脂の分泌を促す作用がある。
毛包虫性痤瘡
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毛包虫(ニキビダニ)による、成人女性に好発する難治生の痤瘡に含まれることが多い。
ニキビの原因
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- 皮脂の分泌が多い
- 乾燥肌
- ホルモン分泌
- 食事(偏り、アレルゲン)
- 菌の増殖
皮脂分泌の過剰が原因
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内分泌の問題
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ニキビは皮脂の分泌過剰で起こると言われています。その分泌は、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの過度な分泌でも起こりやすいです。皮脂は、男性ホルモンやデヒドロエピアンドロステロンでも多く分泌されます。思春期で体質の移り変わりや睡眠不足を含めるホルモンバランスの乱れがこのような状態を起こします。それによって、皮脂の分泌過剰に伴い、挫創が起こります。
角化異常
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ニキビは、角質が詰まることでも起こります。その1つに角化異常があります。角化が多くなり毛穴を詰まらせてしまうのです。角化異常が起こる部分やそれそのものに問題があります。角化異常が毛穴の漏斗部では剥がれにくい角化が起こることで毛穴が詰まることがあります。また、過酸化脂質の増加やビタミンEの減少によっても角化が進むことがあります。このようなことが起こることでニキビは起こりやすくなります。
一般的なニキビケア
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一般的なニキビケアとしては、皮脂分泌を止め、過剰にある皮脂の除去があります。また、薬などを使用して最近を減らす、炎症を抑えることが行われます。これで治れば問題ありません。しかし、抑えきれない、繰り返す場合は、皮脂分泌や炎症が起きた原因そのものが改善していないとみなします。その場合は、起きてしまった皮膚の問題と並行して原因に対しても対処する必要があります。
7,原因に対する対策
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皮脂の分泌過剰や栄養の偏りが原因としてあげられています。それでは、その症状がなぜ起きたのかの問題に着手することで、原因への対応ができます。
ストレス対策
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ストレスは、栄養素の消耗やホルモンのバランスを崩してしまいます。その結果、皮脂の分泌過剰や皮膚をもろくします。ストレスそのものの解消と体に起きてしまったストレス反応に対して対処することでよくすることができます。オススメンボ方法は、筋肉を緩めることです。体にストレスが加わることで、筋肉が硬くなります。ですので、筋肉を柔らかくすることで受けてしまったストレス反応を解消することができます。
睡眠の確保
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睡眠不足は肌荒れの元です。日中に受けてしまったストレスは、睡眠の間に解消できます。しかし、睡眠時間が短い、質が低いなどの場合は、起きているうちに受けたストレスを解消しきれないです。その結果、体にはストレスのために緊張してしまい、ホルモンの分泌過剰から皮脂が多くなってしまいます。睡眠の時間の確保はもちろん、質を高めることは大切です。特に、光を遮断する、筋肉の緊張を緩めるなどすることで睡眠の質を高めることができます。
掻破行動の制限
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ニキビは摩擦などによる刺激で毛穴が炎症を起こすことでも起こります。その場合は、ニキビが出た部分を保護する、刺激を加えないことが有効です。炎症自体は2〜3日でピークをむかえ、徐々に沈静化していきます。
食事の改善
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脂質の過剰摂取がニキビを誘発しやすいと思われがちですが、意外とそうではない論文があります。その論文では、ナッツやチョコなどの摂取では、食べていない群と差がなかったとの報告です。さらに、野菜の摂取が少ない、炭水化物や糖質の制限が中性脂肪を減らし、ニキビの改善に有効とのことでした。偏った食生活だけでなく、直接炎症を助長するようなことを避けると良いそうです。
スキンケア
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ニキビは皮脂分泌過剰が起きています。そのため、洗浄をして多すぎる皮脂を洗い落とすのが一般的とされています。しかし、皮脂が多く分泌された原因を解決しないことには、落としても際限なく分泌されていきます。また、皮脂は落としすぎると、体は乾燥していく皮膚に対して余計に多く皮脂を分泌しようと働きます。過剰に分泌された皮脂は、必要なだけ落とすのが良いです。さらに、落とす時も、スクラブのような刺激があるものは使わず、湯煎を繰り返す方が皮膚にはやわしいので、毛穴を傷つけることなく安全に洗い落とすことができます。
8,この記事のまとめ
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ニキビは、皮膚に炎症や毛穴のつまりが起きていますが、それが起きた大元は別にあることが多いです。皮膚のスキンケアはもちろん、体の中の問題も並行してケアすることでよくすることができます。また、ニキビそのものが炎症であれば、一定の期間が必要となります。さらに、壊死などの紫ニキビや菌の感染が強く黄色いニキビが大量にある場合は、病院への受診をすることをオススメいたします。今起きていることを正確に把握して対処することで、体はよくなっていきます。是非とも、この記事の内容を活用して、綺麗な肌戻していただければと思います。
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川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」でございます。