膝裏に湿疹ができた時の観察の仕方をご案内いたします。
膝裏の観察の仕方
膝裏に湿疹ができた場合は、まず、湿疹そのものを観察します。
湿疹の範囲を確認
湿疹がどの程度の大きさや範囲にできているかを観察します。左右同じなのか、左右差があるのかも大切な要素です。
アトピーの場合は、左右対称のことが多いです。もし、片側の場合はかぶれなどのこともあります。その場合は形の確認や直接触れたものを加振り返ります。
湿疹の形を見る
湿疹の形を観察することで、どんな負担がかかったのかを推測することができます。被れる場合には、接触した部分に湿疹ができやすいです。左右差がある場合は、形を見ることで何かにかぶれたのかを疑います。また、左右共に湿疹ができている場合でも、湿疹の形からどの組織の負担で湿疹ができたのかのヒントを得ることができます。横一文字、菱形台形などさまざまな形の湿疹があります。
湿疹以外の変化
湿疹以外にも皮膚には症状を伴うケースがあります。腫れや変形をはじめとするものです。腫れている場合は炎症や血流の悪さを考えます。炎症で腫れている場合は、炎症の元がなくなれば、期間はかかりますが自然と引いていきます。また、変形の代表的なものはシワです。シワは膝の動かし方などの影響を受けてできます。そんなシワを観察することで、体にかかる負担を読み解くことができます。
シワから読み取るもの
シワは、関節の曲げ伸ばしによってできることが多いです。そんなシワですが、形状やシワができている分布を見ることで体にかかっている負担を読み解くことができます。
シワの深さ
シワが深いほど、その部分にかかる負担が大きいです。また、シワが左右に偏っていれば、関節の捩れがあります。
シワの数
シワの数が多い時は皮膚の張り付きや筋肉の強張りを考えます。筋肉が張り付いていると伸び縮みする遊びがなくシワになりやすいです。また、特定の筋肉が過剰に緊張していることでもシワができやすいです。
シワの分布
シワがどの部分にできているかでどの組織に負担がかかっているのかがわかります。左右差や上下の位置関係を確認します。シワの部分に伴って筋肉の硬さや皮膚の張り付きも確認するとどの組織に問題があるかの確認ができます。
ここからは予防や対処法をご案内いたします。
膝裏が痒くなりやすいとき
膝裏に負担がかかる時に、症状が出やすいです。特に痒みを感じたときにどこで何をしていたかを記録すると傾向を見つけることができます。
圧迫で皮膚が張り付く
椅子に座っていたり衣類の圧迫で痒みを感じることがアリアます。身につけるものや身を置く環境を変えることで解消しやすいです。
関節への負担
シワできる動きを再現してみましょう。その動きが膝に負担をかけています。ガニ股や内股などの姿勢の癖の場合もあります。シワがのびるもしくは、シワにならない姿勢を意識すると良いです。
筋肉の使い方のアンバランス
内腿や外腿のバランスが崩れるときも痒みを感じやすいです。疲労の蓄積が炎症や赤みを起こし、脆くなった皮膚にシワができることもあります。関節を満遍なく動かしてめぐりを解消させると良いです。
最後に解消法をご案内いたします。
対処法
- 屈伸運動で関節を動かす
- 筋肉を柔らかくする
- 皮膚を摘んで緩める
まずは膝の動く範囲を確保しましょう。代表的なものは串院運動です。まっすぐ曲げることがコツです。次にもも裏の筋肉を柔らかくしていきます。ストレッチやマッサージでも良いです。オススメは、テニスボールなどでマッサージすると、体重を使えるので楽に緩められて良いです。
最後は皮膚をつまんで緩めます。圧迫や緊張が続くと皮膚が張り付いてしまいます。その張り付きをつまんで弛めます。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
膝裏の湿疹は分布と変形を観察することで、体に起きている問題が見えてきます。
シワの深さや分布で問題が区別できるので、狙ってケアをすることができます。
筋肉・関節・皮膚に分けて対処することで、皮膚を傷つけることなくよくできます。ぜひ、試して見てくださいませ。
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