蕁麻疹を考える
蕁麻疹はヒスタミンが多いと起こることが多いです。そんなヒスタミンはどこから来るでしょうか。一緒に考えてみましょう。
アレルギーによる反応
アレルギー反応が起きる時に、ヒスタミンが分泌されます。これは、異物を除去や処理する際に、体の各種細胞を集めるために分泌されるものです。
ヒスタミンの摂取が多い
食べ物でヒスタミンやその前駆体(前の物質)を含むものを多く食べている可能性があります。鯖などの青魚が有名です。他にもヒスタミンの分泌を誘発するものなどもあります。代表的なのがトマトです。かゆみや蕁麻疹が多く出やすい人には、このような傾向があります。
緊張が強くてヒスタミンを分泌
外部からヒスタミンを摂取していなくても、体が緊張状態にあるとヒスタミンを分泌しやすくなります。ストレスで蕁麻疹が起こるのはよくある例です。
これらの薬で変化があるか答え合わせ
これらの問題がヒスタミン由来かを確認するには、薬の服用で可能です。薬の服用によって症状が軽減した場合は、ヒスタミンが関連していると考えましょう。
経過から問題を考察する
症状の「成り立ち」を考える
46歳 女性 (営業→起業準備中)の方からのそうです。
環境の変化を見ていくと
- ストレスが多かった
- 仕事を辞めて起業準備中
- パソコン作業が多い
- アレルギーはなし
経過としては下記の通りです。
- 2ヶ月前に発症
- 血液検査で異常なし
- 漢方で変化なし
- 薬で軽減
- 蕁麻疹は毎朝毎晩発生
薬で変化することでヒスタミン過剰を考えます。
ストレスなどでヒスタミンが分泌しやすいとも考えられるので、その辺りへのケアが有効ではないかと思われます。
対策と観察
- 顕著なアレルギーはなかったです。そのことからアレルギー反応は除外します。
- ストレスが強くなったことがきっかけで起きているので、ストレスの大元が何かを確認していきます。
- 2ヶ月前から症状が起きたということなので、その前の体調や環境の変化から問題を探っていきます。
過度な緊張によってヒスタミン過剰を考える
上記の流れから、職場環境によっての誘発が強いと考えられました。また、現在は起業準備中なので緊張状態が継続中とも考えられます。ストレスコントロールが今後の課題となってきそうです。
ストレスの反応の見方
首、背中、お腹に出やすいです。なのでこの部分の強張りや緊張があるかどうかを観察してみましょう。
ストレス⇆筋緊張
この関連からアプローチすることができます。今までに体そのものへのケアをされてこなかったとのことですので、リフレクソロジーやマッサージなど体の緊張を緩和させるケアも有効と考えられます。
まとめ
蕁麻疹は外からの問題と内側の問題があります。ヒスタミンの摂取や摂食がない場合は、内側を考えることから始めると良いです。薬を使うことで答え合わせができるので、まずは、薬による症状の変化を観察していきます。
分泌過剰は筋肉の反応から対応もできるでの、体調管理として体のケアをしていくと、この慢性的な蕁麻疹は軽減されていくと思われます。
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