口周りの湿疹の特徴
鼻の下が荒れるのは粘膜の乾燥
鼻の下が富士山の形に赤みや湿疹が起こりやすいです。この場合は、鼻の中の影響を受けていることが多いです。例えば、鼻の中の粘膜は薄くて乾燥しているケースがあります。鼻の中が乾燥すると、周囲の水分を吸い寄せてしまうので、唇の上が乾燥しやすくなります。皮膚と粘膜を比較すると、粘膜の潤いの方が優先されがちです。粘膜に水分を奪われた鼻の下は、乾燥して赤くなりやすいです。
口の周りが荒れるのは唾液不足
口の中が乾燥しても、口周りの皮膚は乾燥しやすいです。例えば、唇の渇きなどが代表的なもものです。唇だけで治らない場合は、唇周囲の皮膚までも乾燥して丸く円を描くような赤みを帯びます。これも粘膜や特に唾液が少ない時に起こりやすいです。
頬も赤いのは強張
頬が赤くなる時は、血流の悪さも関連します。頬の筋肉の動きが悪かったり、首肩こりでもこのような血液が滞った鬱滞する状態が起こります。
湿疹の分布で原因が異なる
赤みや湿疹の起きている問題は、湿疹の形や分布を見ることでなんとなくわかります。それを確かなものにするには他の情報の必要になります。次は、そんなヒントを紹介いたします。
見るべきポイント
機能的な問題はないか
皮膚の症状の原因を探るには、赤みやかゆみ以外に機能が正常に働いているかを確認すると良いです。例えば、口の問題では、唾液の分泌や舌の動きです。滑舌の良さや嚥下のしやすさなどが代表的なものです。他にも、鼻呼吸のしやすさもわかりやすい機能です。このように皮膚に起きている部分に関連する機能以上があるかを確認すると、乾燥をはじめ、問題が起きた原因を調べるヒントになります。
皮膚以外の変化を観察
機能の変化に続いて、皮膚以外の構造的な問題を確認するのも良いです。例えば、筋肉の強張りがあります。硬いことで血流も悪くなり、結果として乾燥やかゆみを引き起こします。また、冷たい感じや乾燥もその指標としても使えます。
症状は結果として出ることが多い
機能と構造の確認をすることで、見えてくることがあります。
口周りの湿疹での対処法
首肩こりを解消させる
皮膚の問題であっても、スキンケア以外をすると回復しやすいです。特に首の後ろの血流を促すことは重要です。乾燥や赤みは、血流が大きく関連します。顔の血流は首周りから運ばれますので、首肩のこりを解消するのは、必要となります。
粘膜を潤わせる
スキンケアで皮膚の乾燥を防ぐとともに、粘膜そのものを潤わせることも必要です。例えば、鼻うがいをして粘膜を刺激するのもその1つです。また、先ほども伝えた血流を促すことも有効です。粘膜と皮膚の境目にワセリンを塗布することでも更なる乾燥を止める手立てとなります。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
皮膚の症状は形や分部を観察することで原因が見えてきます。皮膚と皮膚以外の問題が重なっているので、スキンケアと合わせて、体の中の問題も解消するとより早く体は回復していきます。外のケアと中のケアを並行して行うことが予防にも治療にも有効ですので、ぜひ、1つづつ試してみましょう。
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