薬の効かない背中の湿疹

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主訴と経過

15年来皮膚科へ通院している。いっときは薬も使わずによくなったが、ぶり返してからは、薬の程度が強くなった。

現在では、寝る前に頭や背中が痒くなる。背中に湿疹があり、広範囲に広がっている。
内服やステロイドを塗っているが痒みが残る状態。

体の状態と所見

腕や背中はpHが6~6後半で炎症がまだある状態。薬の使用による抵抗性もしくは、それ以上に炎症が強いことも考えられる。
椅子に座っていても落ち着かないためか、背中を丸めたり、左右にうねる癖がある。
右骨盤が高くなって固まり、右の食いしばりがある。くいしばることによって体を安定させている。右の顎付近にも湿疹が見られた。
腕を真横にあげて、手首を返すと人差し指が痛む(二の腕の外側を刺激すると緩和する=神経の問題)
背中の湿疹は広背筋や僧帽筋の形に近いので、それぞれへの負担が考えられる

セルフケアと治療

薬を塗る頻度や量を背中や腕で増やす。
お尻のケアをすることで骨盤を安定させる。
腕へのケアで神経の圧迫を解消させる。
指の腹で抵抗感を感じる方向へさすることで、筋膜のこわばりを整える。
筋肉を骨からはがすようのいマッサージして、体の癖を解消する。
自律神経を整えるタオルを使ったセルフケアで、東部の痒みへアプローチ。

チェック項目

座りやすい状態になる。
足上げやすくなる。
人差し指に違和感や痛みが緩和

この症例のまとめ

今回は、長年続く湿疹が薬も効かなくなってきた危機感から来院されました。湿疹の分布や炎症の状態が、全身の部分の違いによって異なっていました。神経の問題の箇所もあれば、薬の効き目が今市の部分など混在しております。そのような状態で、一様な処置をしていたため、なかなか体にも変化を感じられていませんでした。今回は、今すべきことを整理して、その中でも優先順位をつけてケアや治療を行なっています。薬の効き目が効果を表した時に、現状が変わっていきます。今回はこのようなケースでした。

川崎市多摩区のアトピー専門整体「英気治療院」