1,帰宅後に痒みが出る3つの理由
- 1-1,自律神経の切り替わり
- 1-2,ルーチンワークとしての掻き癖
- 1-3,シックハウスなどの刺激
家に帰ると無性にかゆくなる時はありませんか?実は同じような痒みであっても原因が異なります。この痒みは、自律神経との関わりもあり、癖になりやすいものです。主に3つの原因がありますので、それぞれについて説明していきます。
1-1,自律神経の切り替わり
自律神経とは?
自律神経は、大きく2つに分けられます。1つが交感神経と言われ、何かに夢中になったり、気が張っている時に由宇位になります。もう1つは、副交感神経といい、リラックスしている時に優位になります。
これらの神経は1日の中でリズムがあり、バランスを取っています。
交感神経が優位だと、痒みを感じにくい
働いている時は気が張って交感神経が優位になっています。交感神経が優位ですと、自分よりも外へ気が向いています。自分の感覚が麻痺しやすい状態でもあります。
わかりやすい例では、格闘技で戦っている時にはアドレナリンが出ていて、痛みを感じにくくなります。このアドレナリンは交感神経の働きによって分泌されるものです。他にも試合や緊張している時には気が付かに体の変化なども同じように意識が外向きになっているために起こっています。この緊張状態は周りの環境によっても影響されます。
副交感神経が優位になると痒みを感じる
帰宅後にはリラックスするため、副交感神経が優位になります。この時には自分の体に対して意識しやすくなっています。この緊張状態とリラックス状態の差が大きいほど、感覚のギャップは大きくなります。疲れをどっと感じるのと同じで、かゆみを猛烈に感じることもあります。
仕事中のストレスや負担などは、その時には自覚できないものです。家に帰り副交感神経が優位になることで、その負担などを自覚して痒みとなって自覚することがあります。出張やいつもとは違った環境に身を置くときにも起こりやすいので注意が必要です。
1-2,ルーチンワークとしての掻き癖
服を脱ぐときにかいてしまっている。そんなことはありませんか?これは気付いたいた時には手が掻いているのです。かゆみを感じているわけではないけども、自然と体を掻いてしまっています。掻いているうちに炎症が起きてかゆみをだんだんと感じます。そうすると、かゆくて掻いたのか、掻いているうちにかゆくなったのかがわからなくなります。無意識の習慣を癖といいます。はじめはほんのささいなことがきっかけで始まった動作ですが、いつの間にか無意識に繰り返していることがあります。困った時にポリポリ頭を掻くなどの行動もその1つです。始め時はかゆみを感じていたかもしれません。しかし、服を脱ぐとかゆくなると頭の中や体が記憶してしまい、つい手が出てしまっているのです。このような掻き癖は多くの方の悩みの1つです。
服を脱ぐとかゆい
家に帰ることでかゆくなくてもかいてしまうことがあります。肌をかくことで、刺激を受けて痒みを感じることがあります。このような無意識の癖によって肌を掻くこともあります。そんな掻き癖も改善する方法があります。それは、習慣の上書きです。家に帰ってきてからの行動を入れ替えたり、置き換えたりすることで改善できます。初めは意識的に我慢したり、手をふさいだりします。次第に服を脱いだ時に手で掻くことが少なくなってきます。この繰り返しによって、癖になった習慣を上書きできます。
1-3,シックハウスなどの刺激
環境によって痒みが起こることがあります。特に副交感神経が優位になるとアレルギー反応を起こしやすくなります。また、疲労することで体は、刺激に対して過敏になります。普段はなんでもない刺激に対してもこのようなことが起こります。このような反応は、条件の違いによって起こります。具体的には、季節の違いや衣類の違い、または自分自身の体の状態によっても左右されます。それは、体が過敏になっていると起こりやすいのです。
帰宅後の痒みが、別の場所に移ることによって変化する場合にはシックハウスなどの可能性もあります。体が疲労すると、血液のめぐりが悪くなります。そのため、体は緊張状態にあります。緊張していると、ほんの些細な刺激に対しても反応しやすくなります。これは意識の緊張とは異なる反応です。交感神経が優位になった時は、意識が外向きです。今回の場合は、肉体的な緊張が強いケースです。例えば膨らんだ風船をイメージしてみましょう。ほんの少しの刺激でも割れてしまう場合は、過敏にな理ます。肉体的な疲労状態が強いときは体は過敏になります。
また、血液のめぐりが悪いと、体は乾燥しやすいです。そのため、肌のバリア機能が低下してアレルゲンに対しても反応しやすくなります。このような状態に変化も症状と密接な関係があります。
2,痒みが出る前にできる対策
- 2-1,自分の疲労度を把握する
- 2-2,別のルーチンワークで上書きして変える
- 2-3,別の場所での体の変化をみる
2-1,自分の疲労度を把握する
かゆみの感覚は緊張していると鈍くなることがあります。それはアドレナリンが出ている時に、痛みを感じにくくなることと似ています。気が付いたら猛烈なかゆみを感じる場合は、もしかしたら、緊張状態が長くて体が痒くなる状態でも気が付けていないのかもしれません。
アトピーをはじめとする痒みの対処法は、痒み以外の体の変化を把握することです。例えば疲労することで血液の流れが滞ります。そのため、手足がむくむこともあります。革靴などが窮屈になるなど自覚しやすいものです。このように疲労していることを自覚して、痒みが起こる前に循環改善を計れば、かゆみを感じにくくなります。
他にも、かゆみや痛みなどの感覚以外で体の変化を知る指標があるとよいです。例えば首の動きがあります。首は緊張すると固くなりやすいです。首の振り向き運動などで疲労度合いをチェックすれば、息抜きをするタイミングがわかります。
2-2,別のルーチンワークで上書きして変える
無意識の習慣は、意識的な行動の上書きによって変えることが可能です。まずが、今の帰宅後の行動を思い返しましょう。その1つを置き換えることから始めるとよいです。ポイントは、掻いてしまう前に何かをするです。
例えば、帰宅後に電気をつけて、換気をしてなどのルーチンワークを作ります。そのような意識的な行動をすることで、かゆくなくてもかきむしる癖を帰ることができます。
又は服を脱ぐときに掻いてしまうケースでは、風呂場で脱いですぐにシャワーを浴びるなどされると皮膚を壊すことが少なくなります。
2-3,別の場所での体の変化をみる
シックハウスなどは自分自身が過敏な状態で反応する場合があります。もし、その可能性を疑うなら、出張などのかゆみかたや、実家へ帰った場合など自分の状態を変えないで、帰宅する家だけを変えた時の変化を見てみましょう。そうすることで家に問題があるかわかります。
また、状況を変えてもかゆみが出る場合には、自分自身の状態に問題があります。疲労など出勤時との変化を読み取ってみましょう。
3,整体で自律神経を整える
自律神経とかゆみには密接な関係があります。この原因に対して、必要な対処をすることで改善できます。整体でよくするのはその1つです。
体の中から帰ることで、疲労し刺激を溜めすぎないで済みます。
家に帰ってかゆい!とただかきむしってしまう前に、整体という方法でその辛さを解消できます。
4,整体を受けた方がいい場合
もし、このような場合は整体を受けた方が良いです
・寝ても疲れが取れない
・ホッと気が抜けた時に辛くなる
・緊張することが多い
・かゆみなどが頻繁に起こる
・寝ている時も辛さがある
このような場合は整体で解決できます。もし該当する場合はおはめの受診をお勧めします。
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