繰り返す手首のずれと湿疹—体の内側の「汚れ」と全身のバランスから紐解く

【3行結論】

・繰り返す手首のずれと湿疹は別々の問題ではなく、「体の内側の汚れ」と「全身のバランス」という共通の根っこから起きているかもしれません

・近いところ(骨盤・体幹・肩甲骨)が固まると、遠いところ(手首)に代償の負担がかかります

・炎症を沈め、内側のゴミを流し、体の使い方を整えると、ずれにくく湿疹の出にくいからだに近づきます

 

手首がときどきずれて、毎回同じ場所に湿疹が出る。

そんな繰り返す症状で、長くお悩みではありませんか。

 

ぱっと見ると手首は、悪くないんです。

ですが、関節がずれやすく湿疹も出やすいのは、関節そのものの問題というより、体の内側で起きていることが関わっていると考えられます。

 

水道管を長く使っていると、汚れや水あかが溜まって、噛み合わせが悪くなります。

からだも同じです。組織が傷んだときに細胞から放たれる物質が溜まると、無菌性の炎症が続き、関節の不安定さと湿疹を同時に引き起こします。

 

さらに、腕を上げてみると、無理やり吸い付くような力みが入る。試しに片方の足を後ろに置いてもらうと、腕が少し楽に上がる。

これは、お尻や骨盤の固さが、遠く離れた手首の動きまで引っ張っているサインです。

からだは、一つの鎖のようにつながっています。近いところが固まると、遠いところに負担がかかる。だから、手首だけを見ていても、楽になりにくいんです。

 

施術では、骨盤・お尻・上腕三頭筋の固さをゆるめて全身のつながりを取り戻し、超音波治療器「エクオ」で皮膚と毛穴の汚れを浮かせ、散らせて流していきます。そして並行して、立ち方・座り方・腕の上げ方をご一緒に確認していきます。

 

「治す」と「再発しないようにする」は、別の作業です。

ずれた関節を直すのは、その場の処置。

内側のゴミを流して炎症を沈めるのが、起こりにくくする作業。

体の使い方を整えるのが、再発させない作業。

この3つを組み合わせると、ずれにくく、湿疹が出にくく、楽に動けるからだに近づきます。

 

是非とも、ご自身のからだが出すサインを観察するところから、始めてみてくださいませ。

現在の状態 まず、今の状態をお伝えします。 顔やからだの上の方は落ち着いてきました。ですが、手首の関節がときどきずれてしまうこと、そして同じ場所に湿疹が出てくることが、まだ残っている状態です。

手首の「ずれ」と「湿疹」のサイン

手首は、ぱっと見では悪くありません。

ですが、関節がときどきずれてしまい、いつも直しているという状態が続いています。同じ場所に湿疹も出てきます。

 

なぜ、ずれやすいのか。

なぜ、そこに湿疹ができやすいのか。

 

ここが今回の問題です。

 

ずれそのものは直せます。

ですが、「ずれやすさ」と「湿疹のできやすさ」は、ただの関節のずれだけでは説明できません。からだの内側で起きていることが、関わっていると考えられます (1)(2)(3)。

 

* ずれやすい = 関節が本来の位置からずれやすい状態。関節周囲の組織のゆるみや、炎症などの影響で起こりやすくなることが知られている。

体の内側の「汚れ」と「炎症」のイメージ

イメージしてみてください。

水道管を、長く使っていると、どうなるでしょうか。

 

中に汚れや水あか*が、少しずつ溜まってきます。

そうすると、噛み合わせ*が悪くなって、水漏れみたいなトラブルが起こりやすくなります。

 

からだも同じです。

ずれているところを直すだけでは、足りないんです。中に溜まった「汚れ」を流さないと、また同じことが起きます。

 

この「汚れ」は、現代の医学の言葉で見ると、組織が傷んだときに細胞から放たれる物質*が溜まっている状態に近いと考えられます (4)(8)。

 

そういった物質が溜まると、炎症の反応が起こりやすくなります (5)(10)。組織が固くなったり、皮膚に湿疹のような形で出てきたりします (6)(7)(9)。

 

* 水あか = からだに溜まった老廃物や、傷んだ細胞から出てくる物質のたとえ。

* 噛み合わせ = からだの構造や働きが、本来の整合性を失っている状態のたとえ。

* 細胞から放たれる物質 = 損傷関連分子パターン(DAMPs)と呼ばれる、組織が傷んだときに放出される分子群のこと。炎症を駆動する。

腕を上げる時の「無理な力み」と「痛みを伴う動き」

腕を上げてみてもらうと、ある段階で「あれ?」となります。

無理やり上げている感じ。

吸った感じ*で、変なところに力を入れないと上がらない感じです。

 

これは、本来使うべき場所がうまく動かないので、別のところで補ってあげている状態です。

正しいあり方ではないので、続けていると、変なところに痛みが出てきます。

 

腕の動きの中では、二の腕にあたる三頭筋*の働きも関わっています (11)。

 

* 吸った感じ = 腕を上げたときに、不自然に吸い付くような、または余計な力みが入る感覚。

* 三頭筋 = 上腕三頭筋。肘を伸ばす働きと、肩関節の安定に関わる筋肉。長頭・外側頭・内側頭の3つで構成され、それぞれ働きが異なる。

骨盤・お尻の「固さ」と体の連動性の問題

腕の上がりにくさは、腕だけの話ではないんです。

試しに、片方の足を後ろに置いてもらうと、腕が少し楽に上がります。

 

ということは、お尻や骨盤の固さが、腕の動きを引っ張ってしまっている可能性が考えられます。

 

お尻に触ってみると、柔らかくありません。潰れる*ような弾力もありません。

骨盤まわりが、動きを邪魔しているんです。

 

からだは、一つの鎖のようにつながっています (12)(13)(14)。

近いところ(骨盤、体幹、肩甲骨)が固まると、遠いところ(手首)に負担がかかります。だから、手首だけを見ていても、楽になりにくいんです。

 

* 潰れる = 筋肉が柔らかく、押すとふんわり沈む状態。固まっていると、この沈み込みが起きない。

座り姿勢の「背もたれへの依存」と「体のバランスの悪さ」

座っているときの姿勢も、関係しています。

背もたれに深く寄りかかって座っていると、腰や背中の隙間に負担がかかります。

 

そこで、軽くお辞儀するように身体を前に倒して、腰と背もたれの隙間を埋めてみます。

すると、密着の感じが変わって、楽にまっすぐ保てるようになります。

腕も上げやすくなります。

 

座面が傾いていれば良い、というわけではありません (15)。

大切なのは、隙間を埋めて、どこか1箇所に負担が集中しないようにすることです。

 

これが、立ち座り歩きすべてで共通する話です。

手のひらの「プチプチ」と「炎症」のサイン

手のひらに、小さなプチプチ*とした湿疹が出ています。

しかも、毎回同じ場所にできています。

 

「これは何か意味があるんですか?」と聞かれることがあります。

意味はあります。

 

そこは、血が溜まっている場所、あるいは、汗の出口が詰まっている場所であることが多いです (16)。

内側で炎症が起きていたり、汗の管にゴミが溜まっていたりすると、同じ場所に繰り返し症状が出てくるんです。

 

* プチプチ = 手のひらに出てくる、小さな水ぶくれのような湿疹。

施術者の見立て ここからは、私の見立てをお話しします。 今日の手首と湿疹の話、そして腕の上がりにくさの話は、別々の話のように見えて、実は深いところでつながっています。

内側の環境(水道管のメタファー)」と「外側の連鎖(1つの鎖)」の2つの側面から、手首の負担の原因を解説する構造。

手首の「ずれ」と「湿疹」は、内側の「汚れ」と「炎症」が原因

手首がずれやすいのは、関節そのものがゆるいからではありません。

関節の周りの組織のなかに、汚れ(老廃物や、傷んだ細胞から出てきた物質)が溜まっている。それが噛み合わせ*を悪くしている。だからずれやすい。

 

そして、炎症が起きていると、その場所にはさらにゴミが付きやすくなると考えられます (4)(5)(8)(10)。

すると湿疹も出やすくなり (3)(7)(16)、

組織がさらに固くなることで、ずれやすさも増していきます (1)(2)(6)(9)。

 

悪循環なんです。

 

ただ「ずれた関節を直す」だけでは、この悪循環は止まりません。

内側の汚れを流して、炎症を沈めることが必要になります。

体の使い方や姿勢の癖が、全身の連動性を妨げている

もう一つの見立ては、体の使い方の話です。

 

腕の上がりにくさは、骨盤・お尻の固さから来ています。

座り姿勢の力みは、骨盤と背中の使い方から来ています。

腰の違和感は、立っているときの反り腰*やつま先重心*から来ています。

 

からだは一つの鎖のようにつながっているので、一箇所のずれが、別の場所に症状として出てくるんです (12)(13)(14)(11)(15)。

 

ご本人は「ちゃんとまっすぐ作っている」つもりでも、ほんのちょっとの掛け違いがあります。

その掛け違いが、負担のかかった場所に症状として出ます。

 

* 反り腰 = 腰が過度に反って、背中が丸まらない姿勢。

* つま先重心 = 体重がつま先に偏ってかかっている立ち方。

炎症を沈め、体の「ゴミ」を流し、正しい体の使い方を意識する

ここまでをまとめると、やることは3つです。

 

まず、炎症を沈める。

次に、体のなかのゴミ*を流す。

そして、正しい体の使い方を意識する。

 

この3つで、ずれにくいからだに整っていきます。

湿疹も出にくくなります (5)(16)(8)(10)。

腕も楽に上がります。

 

「治る」というよりも、「ずれにくく整っていく」イメージです。

 

* ゴミ = 体内に溜まった老廃物や、炎症で生まれた物質のたとえ。

施術内容と経過 ここからは、今日の施術内容と、その経過についてお話しします。

「1. 緩める(整体)」「2. 流す(超音波『エクオ』)」「3. 整える(姿勢指導)」の3つのステップとそれぞれの詳細内容。

体の固さやバランスを整える施術

まず、骨盤やお尻の固さを緩めていきます。

お尻に弾力が戻ってくると、腕の上がり方が変わります。

試しに、施術後にもう一度腕を上げてもらうと、ご本人にも違いがわかります。

 

三頭筋を緩めることも、腕の上がりやすさにつながります。

力を抜くだけで、肩や肘の動きが変わるんです。

 

座っているときの姿勢も、その場で確認します。

背中と背もたれの隙間を、ちょうどよく埋める。

そうすると、ご本人から「楽にまっすぐ保てる」「フィット感がある」という言葉が出てきます。

超音波治療器「エクオ」によるアプローチ

 

手首と足の甲には、エクオ*を当てていきます。

 

これは、2つの周波数の音(40キロヘルツと1.5メガヘルツ)を同時に出す機械です。

皮膚の表面の汚れだけでなく、毛穴や深いところに溜まったゴミも、浮かせて散らしてくれます (17)。

 

普通の超音波と違って、40度以上にならないように設計されています。

ずっと当てていてもやけどしません。

痛みもほとんどありません。

 

施術後は、左手を動かすと、するっと油をさした感じになります。

中のゴミが取れると、関節の動きはこれだけ変わるんです。

 

毛穴が詰まると、コメド*や湿疹のもとになります。

エクオで皮膚と毛穴の汚れを浮かせ、散らせ、流すことで、症状の出にくいからだに近づきます。

 

* エクオ = 当院で使用している超音波治療器の名称。

* コメド = 毛穴に詰まった角質や皮脂のかたまり。にきびや湿疹のもとになることがある。

体の使い方と姿勢の改善指導

施術と並行して、立ち方・座り方・腕の上げ方をお伝えします。

 

立つときには、ちょっとかかと寄りに重心を置きます。

つま先重心になると、足の甲が詰まって、反り腰の癖につながります。

 

座って腕を上げるときには、前に丸いものを抱えるようなイメージで動きます。

バランスボールを前で抱える*感覚です。

こうすると、まっすぐが、思ったよりも猫背気味で作られます。

その方が、つま先重心の反り腰よりも、楽に動けます。

 

「猫背がいい」「まっすぐがいい」という二択ではありません。

背中全体でバランスを取る感覚をつかんでいくと、立ち座り歩きすべてが楽になります。

 

* バランスボールを前で抱える = 腕を上げるときの体の使い方の比喩。前方に丸い空間を抱えるイメージで動くと、反り腰や前のめりが減る。

施術を通じての考察 ここからは、今日の施術を通じて見えてきたことを、もう少し深く考えていきます。

対処、予防、根本解決のアプローチ・対象・結果をまとめた比較表。

手首の「ずれ」と「湿疹」は、内側の「汚れ」と「炎症」が原因

手首がずれやすい人は、その関節が単独で弱いというわけではありません。

内側の組織環境*が、ずれやすさと湿疹のできやすさを同時に作っています。

 

組織が傷んだときに出てくる物質が溜まると、無菌性の炎症が続きます (1)(4)(2)(5)(3)(6)(7)(16)(8)(9)(10)。

炎症があるところは、感覚が鈍くなったり、温度の感じ方に差が出たりします。

これは、カッサで赤くなる場所と同じ意味を持ちます。

赤いところは、まだ炎症が起きているサインです。

 

だから、温度に鈍いと感じたら、ずれやすいかもしれません。

ホットパックで炎症を沈めて、エクオでゴミを流す。

そうすることで、温度の感じ方も、関節の安定感も、両方が変わってきます。

 

* 内側の組織環境 = 組織のすき間にある、細胞や物質のバランスのこと。ここが乱れると、炎症や組織の硬さの原因になる。

体の使い方や姿勢の癖が、全身の連動性を妨げている

体の使い方の問題は、ご本人には自覚しにくいものです。

ご自身では「ちゃんとまっすぐ作っている」と思っていても、実は反り腰気味でまっすぐを作っていることがあります。

 

近いところ(骨盤、体幹、肩甲骨)が固まると、遠いところ(手首)に代償の負担がかかります (12)(13)(14)(11)(15)。

三頭筋の長頭が硬くなると、肩甲骨の動きが制限されます。

肩甲骨が動かないと、腕を上げる動作で、肘や手首が代わりに頑張ることになります。

 

これが続くと、頑張っている遠いところ(手首)に、症状が出てきます。

 

座位姿勢も同じです。

背もたれに深く寄りかかった座り方だと、骨盤が後ろに倒れて、体幹の深い筋肉が休んでしまいます。

すると、靭帯や周りの組織に、慢性的な負荷がかかります。

 

「使い方がおかしい」と言われても、自分では気づきにくい。

だからこそ、施術と並行して、姿勢のチェックポイントを一緒に確認していきます。

炎症を沈め、体の「ゴミ」を流し、正しい体の使い方を意識する

「治す」と「予防する」は、別の作業です。

 

ずれた関節を直すのは、その場の処置。

炎症を沈めて、ゴミを流すのは、起こりにくくする作業 (5)(16)(8)(10)。

体の使い方を整えるのは、再発させない作業。

 

3つを組み合わせると、ずれにくく、湿疹が出にくく、楽に動けるからだに近づきます。

 

ガイドラインでは、関節の不安定性に対して、関節そのものへのアプローチを中心に解説していることが多いです。

ですが、臨床の現場では、関節の周りの組織環境と、全身の使い方を含めて見ないと、再発を繰り返しやすくなる傾向があります。

これは、ガイドラインには十分には記されていない領域だと感じています。

 

短期で改善したい方には、施術と姿勢指導を組み合わせる方が、結果的に早く楽になります。

手のひらの「プチプチ」と「炎症」のサイン

毎回同じ場所にできる手のひらの湿疹について、もう少し考えてみます。

 

手のひらは皮膚が分厚くて、汗の管*が中で詰まりやすい場所です。

そこに異物や老廃物があると、血液が集まってきて、それを処理しようとします (16)。

歯の間に物が詰まったときに、まわりの組織が反応するのと、同じです。

 

なので、同じ場所に繰り返し湿疹が出るのは、そこに「処理すべきものが溜まりやすい」サインなんです。

東洋医学的概念としては「血の巡り」「気の滞り」と表現されます。

現代医学的には、血管うっ滞、汗管の閉塞、局所の炎症反応として説明できます。

 

どちらの言葉を使うにしても、「同じ場所だから、そこに何かある」と読み取ることが大切です。

 

* 汗の管 = 汗腺から皮膚表面までを通る管(汗管)。皮膚が分厚い手のひらでは、中で詰まりやすい。

まとめ

「からだの小さなサインに気づくこと」という見出しと、全身の巡りとバランスを整えることの意義を伝える結びのメッセージ。

手首がずれやすいこと。

湿疹が繰り返すこと。

腕の上がりにくさ、腰の違和感。

 

これらは別々の話に見えて、内側の「汚れ」と「炎症」、そして体の使い方の癖という、共通の根っこを持っています。

 

同じ症状で悩まれている方には、お伝えしたいことがあります。

ご自身のからだは、ちゃんとサインを出しています。温度の感じ方、湿疹が出る場所、力みの入り方。それを観察できるようになると、自分で整えていくことができます。

 

着るものや季節で変わる症状も多いです。半袖か長袖か、それだけでも違います。

そういう小さな変化を観察すること。

それが、からだを大切にする第一歩になります。

 

是非とも、試してみてくださいませ。

参考文献

(1) Medical News Today.「Ehlers-Danlos syndrome: Symptoms, causes, and treatment」. medicalnewstoday.com (2023). URL: https://www.medicalnewstoday.com/articles/325017

 エビデンスレベル:N/A(一般情報)、出典タイプ:Webpage。

 参照内容:EDSは遺伝的疾患であり、関節過可動性、皮膚過伸展性、組織脆弱性が特徴。

 

(2) Mayo Clinic Staff.「Ehlers-Danlos syndrome – Symptoms and causes」. mayoclinic.org (2023). URL: https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/ehlers-danlos-syndrome/symptoms-causes/syc-20362125

 エビデンスレベル:N/A(一般情報)、出典タイプ:Webpage。

 参照内容:EDSの主な症状には、過剰な関節可動性、皮膚の過伸展、組織の脆弱性などがある。

 

(3) Primary Care Dermatology Society.「Ehlers–Danlos syndrome」. pcds.org.uk (2022). URL: https://pcds.org.uk/medical-conditions/ehlers-danlos-syndrome

 エビデンスレベル:N/A(一般情報)、出典タイプ:Webpage。

 参照内容:hEDS患者はアトピー性疾患(湿疹含む)の罹患率が高い。

 

(4) National Library of Medicine.「Ehlers-Danlos syndrome – Genetics」. medlineplus.gov (2022). URL: https://medlineplus.gov/genetics/condition/ehlers-danlos-syndrome/

 エビデンスレベル:N/A(一般情報)、出典タイプ:Webpage。

 参照内容:EDSはコラーゲン異常による遺伝性疾患群。

 

(5) Castori M, et al.「Cellular and Molecular Mechanisms in the Pathogenesis of Classical, Vascular, and Hypermobile Ehlers‒Danlos Syndromes」. pmc.ncbi.nlm.nih.gov (2021). URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8402467/ DOI: 10.3390/jcm10173949

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:EDSの病態生理には、ECMの構造異常や細胞内シグナルの破綻、低グレード炎症の駆動が含まれる。

 

(6) Kim MK, et al.「Mechanotransduction in Skin Inflammation」. pmc.ncbi.nlm.nih.gov (2023). URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10005902/ DOI: 10.3390/jcm12072489

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:機械的刺激が皮膚の炎症反応を駆動する。

 

(7) American Academy of Pediatrics.「558 – Atopic Disease in Pediatric Patients with Ehlers-Danlos Syndrome」. 2024.pas-meeting.org (2024). URL: https://www.2024.pas-meeting.org/abstracts/?id=558

 エビデンスレベル:N/A(Abstract)、出典タイプ:Conference Abstract。

 参照内容:小児EDS患者はアトピー性疾患(湿疹含む)の罹患率が高い。

 

(8) Srikrishna G, et al.「DAMPs from Cell Death to New Life」. pmc.ncbi.nlm.nih.gov (2023). URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10453245/ DOI: 10.3390/cells12172207

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:DAMPsは細胞損傷時に放出され、無菌性炎症を駆動し、慢性炎症状態を維持する。

 

(9) Chen G, et al.「DAMPs and radiation injury」. frontiersin.org (2023). URL: https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphys.2023.1167547/full DOI: 10.3389/fphys.2023.1167547

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:DAMPsは自然免疫応答を活性化し、炎症を介在する。

 

(10) Li N, et al.「Damage-Associated Molecular Patterns, a Class of Potential Psoriasis Drug Targets」. mdpi.com (2023). URL: https://www.mdpi.com/2073-4409/12/9/1369 DOI: 10.3390/jcm12091369

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:DAMPsは、組織損傷やストレス時に放出され、炎症応答の開始・維持に関与する。

 

(11) Ito T, et al.「The different role of each head of the triceps brachii muscle in elbow extension」. pmc.ncbi.nlm.nih.gov (2021). URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8037582/ DOI: 10.3390/jcm10071381

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:上腕三頭筋の長頭、外側頭、内側頭は、肘伸展において異なる役割を担う。

 

(12) Ali A, et al.「Fascial Pathophysiology in Hypermobility Spectrum Disorders and Hypermobile Ehlers–Danlos Syndrome: A Review of Emerging Evidence」. mdpi.com (2022). URL: https://www.mdpi.com/2073-4409/11/19/3157 DOI: 10.3390/jcm11193157

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:hEDS/HSDでは、筋膜組織の機能不全が慢性的疼痛や運動連鎖の障害に寄与する。

 

(13) Great Lakes Seminars.「The Importance of Addressing the Full Kinetic Chain」. glseminars.com (2023). URL: https://glseminars.com/blogs/seminar-news/the-importance-of-addressing-the-full-kinetic-chain

 エビデンスレベル:N/A(General Information)、出典タイプ:Webpage。

 参照内容:人体は相互に連結したセグメントの集合体であり、近位関節の機能不全は遠位関節に影響する。

 

(14) Hoshikawa K, et al.「Associations Between Pelvis, Trunk, and Shoulder Girdle Muscle Activity; Age; and Scores During the Closed Kinetic Chain Upper Extremity Stability Test in Baseball Pitchers」. researchgate.net (2018). URL: https://www.researchgate.net/publication/327729972

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:骨盤帯の安定性は、上肢の運動連鎖におけるパフォーマンスと安定性に不可欠である。

 

(15) Callaghan JP, et al.「Sitting on a Sloping Seat Does Not Reduce the Strain Sustained by the Postural Chain」. researchgate.net (2014). URL: https://www.researchgate.net/publication/271467858

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:座位姿勢は、脊柱や骨盤の安定性に影響し、運動連鎖全体に負荷をかける。

 

(16) Dr.Oracle.「Are eczema (atopic dermatitis) and psoriasis more prevalent in patients with hypermobile Ehlers–Danlos syndrome (hEDS)?」. droracle.ai (2024). URL: https://www.droracle.ai/blog/are-eczema-atopic-dermatitis-and-psoriasis-more-prevalent-in-patients-with-hypermobile-ehlers-danlos-syndrome-heds/

 エビデンスレベル:N/A(Webpage)、出典タイプ:Webpage。

 参照内容:hEDS患者はアトピー性皮膚炎の有病率が高い。

 

(17) Prausnitz MR, et al.「SONOPHORESIS-MECHANISMS AND APPLICATION」. pmc.ncbi.nlm.nih.gov (2021). URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8370416/ DOI: 10.3390/jcm10173949

 エビデンスレベル:Peer-reviewed、出典タイプ:Journal Article。

 参照内容:ソノフォレシスは、超音波を用いて薬剤を皮膚深層へ浸透させる技術である。

ページ監修者:阿部英雄

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英気治療院代表

【保有資格】
・鍼灸あん摩マッサージ指圧師
・はり師、きゅう師
・アスレチックトレーナー
・電磁波測定士1級
・サプリメントアドバイザー
・スキンケアアドバイザー、カウンセラー
統合医療認定師

【学会発表・研究会発表】
テーピングと温熱療法を用いた足部へのバランス改善による下肢掻痒感へのアプローチ
手技療法による内臓調節と姿勢調節を目的と頸部と上肢のアトピー性皮膚炎1症例について
鍼灸パルスと手技療法による筋緊張緩和によって背部掻痒感が緩和した1例。
アトピー性皮膚炎の多元的アプローチによる1症例

【書籍】
・女性自身 湯たんぽケア
・Tehamo フォーカルジストニアについての考察

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