首からデコルテにかけて赤くなるアトピー

今回も動画アドバイスとして相談を受けました。デコルテから首にかけての湿疹です。早速一緒に見ていきましょう。

湿疹の形から見えるもの

湿疹は、体の起こるサインという側面もあります。そんな湿疹は、皮膚そのものの問題だけでなく、体の内部の知らせの場合もあります。形や色合いから読み解いてみましょう。

色の違いから読み取る

色の違いからは、皮膚の炎症度合いがわかります赤みが強い場合は、現在進行形です。また、茶色っぽくなれば、炎症が沈静化してきたと見ることもできます。急激な変化の場合は、落屑と言って皮が剥けることもあります。

今回は、デコルテと首の部分とで赤みの違いがあります。デコルテの方が赤みが強いので、その部分を優先してケアをする必要があります。

形から問題を紐解く

湿疹の形からは、どの組織に問題があるかのヒントを見るけることができます。例えば筋肉に問題があれば筋肉の形に湿疹が出ることがあります。今回は、鎖骨周りから首にかけての部分と乳房以外のデコルテの部分に湿疹があります。皮膚の動きが悪い部分へ湿疹が出ているので、皮膚の動きの悪さが気になるところです。

今回の画像から、色合いの違いがあるので、部分の状態が違うことが推測できます。また、皮膚の動きにくさなど問題がある組織も目星をつけられます。

それでは、これらの問題がどのようにして起きてきたのかを考察してみましょう。

熱と皮膚の問題

赤みや引き攣りは熱や皮膚の問題を考えます。それでは、この問題をどのようにみていくかを解説いたします。

熱のこもりは鬱滞を起こす

熱がこもるときに、体は水分を集めてしまいます。その集まった水分の多くは血液のことが多いです。血液が同じところに止まり続けることで炎症に発展することもあります。また、熱がこもることでむず痒さなども感じることもあります。それがきっかけでかき壊してしまうことが多いです。

皮膚の張り付きで滞る

皮膚が他の組織に張り付いて動きが悪くなることがあります。そんな時は、皮膚を摘もうとしても、摘み上げれないことがあります。そのように張り付いてしまった皮膚では、神経や筋肉の動きが悪くなりやすいです。また、血流も滞るだけでなく、痒みも起こりやすいです。

皮膚をはじめとする組織の状態を見ることで、そこで何が起きているか把握できます。

赤みに関しては、さらに大切な目安になります。

1日で変化する赤み

赤みの変化を観察することで、炎症とそれ以外を区別することができます。

炎症は一日中変わらない

1日中変わらない赤みは、炎症の場合が多いです。この場合は、炎症の反応を最小限に止めることが必要となります。

変化する赤みは血流

赤みが1日の中で変化する場合は、血液が多い時に見られます。その場合は、血液を集めているのか、それとも滞りで溜まってしまっているのかを深掘りして観察していきます。

皮膚など見た目で観察できるのは、赤み以外にもあります。その代表的な2つをお伝えいたします。

慢性化している皮膚症状

皮膚症状が慢性化してくると、変形などが起こってきます。症状の進展や程度を把握するヒントになります。

皮膚の変形

皮膚が変形する場合は、慢性的な炎症が起きている時に見られやすいです。また、継続して炎症反応が起きている時にもよく見られます。反対に、この変形が落ち着いてきた場合は、炎症反応が収まってきた目安にもなります。

色素沈着

皮膚の色味の変化を見ることで、炎症の度合いを把握することができます。また、沈静化した時の経過も色素の変化で見ることができます。多くの場合は、日焼けのような経過をたどります。しかし、ある程度のところから色素が抜けない場合は、血流の悪さや代謝が悪いことも考えていきます。停滞した時にこそ、治療やケアの方向性を見直すタイミングでもあります。

炎症と炎症以外を区別して対処

最後に、最優先して観察することをお伝えいたします。それは、現在の赤みが炎症なのか、それ以外なのかを判断することです。

炎症は負担を減らす

炎症の場合は、組織の修復や異物の処理のために起こることが多いです。期間はかかりますが、時間とと共に良くなっていきます。炎症を抑えるポイントは、皮膚表面で起きているのか、皮膚よりも深い部分で起きているのかを見極めましょう。炎症が傷の修復、瘀血と呼ばれる老廃物の処理でも起こります。保護をしたり、排泄を促すと良いです。

炎症以外は積極的に患部をケア

炎症以外の場合は、こりをほぐしたり、めぐりをよくしたりして痒みや赤みへの対処をすると良いです。特に皮膚の張り付きなどがあると、痒みが強く出やすいので、積極的に患部のケアをすると良いです。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

皮膚の形や色の違いから見えることが多いです。そのヒントから現状を把握してケアの優先順位をつけて行いましょう。炎症の場合は、最小限に抑える。炎症以外の場合は、積極的にケアをすると良いです。

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