首のアトピー(症例7)

  • 症例50 首からデコルテに湿疹ができた 50代 女性
  • 症例51 緊張して首が硬くなる湿疹 40代 男性
  • 症例52 鎖骨や胸回りがかゆい 20代 女性
  • 症例53 介助をすると痒みが出る 20台 女性
  • 症例54 常に首がかゆい 30代 産後女性
  • 症例55 夕方になると首周りがかゆい 40代 女性
  • 症例56 首が服に擦れてかゆい 50代 男性
  • 症例57 お腹がはり首の痒みがある 10代 女性

症例50 首からデコルテに湿疹ができた 50代 女性

首からデコルテに湿疹ができた

施術内容

首回りに湿疹が出た
→緊張によるもの
ということでした。

セルフケアでは
<腸内環境>
プロバイオティクス(有用な菌を入れる)
食物繊維が豊富な食材

<緊張を緩める>
背中呼吸
タオルの牽引
お腹の手当て

<アミノ酸摂取>
ボーンブロス
→アミノ酸摂取

など観察されてくださいませ

できたかどうかのチェックは
首の振り向きやすさ
首の筋肉の柔らかさ
内臓の反応点
など観察されてくださいませ

変化の兆し
頬の湿疹が薄くなる(赤みが薄暗くなる)
などがあります

考察・解説

首に湿疹ができた場合は、その形や部位を見ます。首の緊張が特定の部分にできるとき、緊張が強い状態を示します。その場合は、首の筋肉を揉むのではなく、首が硬くなった原因に対してアプローチします。交感神経が優位な状態ですと、首は硬くなります。その自律神経を整えることで首は柔らかくなります。今回はそのようなケースでした。

症例51 緊張して首が硬くなる湿疹 40代 男性

緊張して首が硬くなる湿疹

施術内容

全体的に良くはなっている
首のうっ血がある
手首の荒れが残る
→緊張、腸内環境
ということでした。

セルフケアでは
首の振り向きを聖右舷している緊張を抜く
→左右振り向いて、強張りのある筋肉をもむ

お腹の手当て
プロバイオを
食物繊維が豊富な食材を摂る

できたかどうかのチェックは
振り向きやすさ
肌のうっ血が抜ける
など観察されてくださいませ

変化の兆し
お通じの匂いがなくなる
ひび割れなどの傷がなくなる
などがあります

考察・解説

炎症以外の赤みや湿疹は血液の鬱滞によるものが多いです。その原因は多くあり、筋肉のこわばりもよく見られる原因の1つです。

首は、ストレスなど緊張をしいられると硬くなりやすい部分です。どんな時にその部分がうっ血しているのかを確認すると、状況が見えてきます。そしてその時に伴って変化しているものを探します。それがわかれば、何がうっ血を起こしているのかがわかります。今回はそのような緊張によるうっ血していたケースです。

症例52 鎖骨や胸回りがかゆい 20代 女性

鎖骨や胸回りがかゆい

施術内容

首からさっコツの赤みはましになった
耳切れが起きた
→頭部の緊張
ということでした。

セルフケアでは
<首やあばらを動かす>
胸周りを緩める
胸を寄せて上げる

<耳切れ対策>
頭部のマッサージ
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは
呼吸をした時に肩や胸が硬くならない
など観察されてくださいませ

変化の兆し
耳の傷がふさがる
などがあります

解説・考察

湿疹や痒みは負担のかかる部分に起こりやすいです。いっときの痒みでしたら、問題ないのですが、傷ができたり繰り返す痒みは、皮膚以外の問題を疑います。痒みを感じた時に何をしていたかを確認できれば、その方法や体にかかる負担を減らせれば、痒みは軽減します。今回は呼吸の仕方が、首や肩へ負担をかけていたケースでした。

症例53 介助をすると痒みが出る 20台 女性

介助をすると痒みが出る

施術内容

顔の赤みが 少しずつ軽減し
落屑の量が減りました
首の痒みは以前ほどではないが継続していて動くと痒くなり 蕁麻疹が出ます
最近 仕事が終わってから顔が痒くなります
ということでした。

セルフケアでは
<内臓のケア>
内臓の手当て

<姿勢>
排泄介助で体の使い方を正す
・脇締める
・足で体を動かす
・みぞおちをできるだけ近づける
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは
内臓の反応点
トランスした時に首の動きやすさ
など観察されてくださいませ

変化の兆し
休み明けでも痒みの程度が減る
などがあります

考察・解説

入浴介助や排泄介助などをすると首や腕などに痒みを感じる方が多いです。その場合は、熱のこもや首や腕への負担が考えられます。体の使い方が原因の場合は、介助する時の姿勢を変えることで改善できます。首に辛さが出る場合は、介助をした時にも鼻呼吸や嚥下運動、首の振り向きなどがしにくいです。これらがしやすい姿勢で動かれると、痒みの程度や頻度は減っていきます。今回はこのようなケースでした。

症例54 産後に常に首がかゆい 30代 産後女性

産後に常に首がかゆい

施術内容

が常にかゆい
→体の緊張が強い。内臓下垂がある。
ということでした。

セルフケアでは 
内臓の手当て
腰枕(内臓の位置を戻して、感覚を戻す)
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは 
首の振り向きやすさ
内臓の反応点
など観察されてくださいませ

考察・解説

かゆみは、体に負担がかかっているときに感じる感覚です。炎症のために起きていれば、初めはつらいけども、ある程度の期間で自然とおさまるものです。

しかし、赤味が時間により変わったりするのにもかかわらず、かゆみを感じる場合は、過緊張を疑います。緊張が強いと、かゆみを感じます。また、それが持続するとかゆみの違いにも気づかず、常に痒いと感じてしまうのです。今回はそのようなケースでした。

症例55 夕方になると首周りがかゆい 40代 女性

夕方になると首周りがかゆい

施術内容

首に後ろやデコルテがかゆい
→椅子の座り方。ふくらはぎのコリやめぐりの悪さ
という状態でした。

セルフケアでは
<ふくらはぎを緩める>
足湯
足指のストレッチ、ぐるぐる回る。
くるぶしを回す
椅子の立ち方

などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは
首の動きやすさ
など観察されてくださいませ

変化の兆し
赤みが減る
痒みの程度や頻度が減る
などがあります

考察・解説

首には、筋肉や血管など、様々な組織が詰まっています。その中でも、血の巡りが悪くなると、筋肉が硬くなり、首の動きを阻害してしまいます。そうなると、皮膚はひきつり、痒みが出てしまいます。

首のコリは、動きの悪さで確認できます。

もし、首のコリや痒みがふくらはぎの問題であれば、ふくらはぎを緩めることで、首の動きやすさが改善されます。今回は、このようなケースでした。

症例56 首が服に擦れてかゆい 50代 男性

首が服に擦れてかゆい

施術内容

徹夜をすると痒みが出た
肘や首が摩擦で傷ができてかゆい
→保護をして皮膚への負担を減らす
足指の痒み
→つま先を立てることでの負担。神経の圧迫で縮めている
という状態でした。

セルフケアでは
<首回りの保護>
フィルムで保護する
<ふくらはぎの循環を良くする>
内臓の手当て

<足指〜ふくらはぎを緩める>
足湯
指し指を回したり緩める
などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは
靫のグーパーのしやすさ
首の振り向きやすさ
など観察されてくださいませ

変化の兆し
傷が減る
痒みの程度や頻度が減る
などがあります

考察・解説

冬の時期になると、厚手のコートなどを切ることが多くなります。そのため、記事が厚手のため、首へかかる摩擦も大きくなります。

衣類の素材以外にも、首そのものが固い場合には、皮膚にかかる負担は大きくなります。その首への硬さは、ふくらはぎの循環不足が起こしていることもあります。その場合は、まず、ふくらはぎを緩めて、どこまで首の動きが改善されるかを観察します。それでも残る首の硬さは、首そのものを緩めて解消します。

気候の変化に伴い、体は様々な影響を受けます。まず、辛い部分は、それ以外のところから解消するのが良いです。今回はそのようなケースでした。

症例57 お腹がはり首の痒みがある 10代 女性

お腹がはり首の痒みがある

施術内容

首の前に痒みが出る
→内臓胃下垂

足の疲労がある
→歩き方
ということでした

セルフケアでは
<内臓下垂>
腰枕(内臓の位置を戻して、感覚を戻す)

<歩き方>
・足指をぐるぐる回す
・足指をまっすぐ伸ばす
・足首をぐるぐるまわす
・足指を広げる
・足の甲をほぐす

段差にかかとだけをのせてスクワット

などされてくださいませ

できたかどうかのチェックは
指の開きやすさが出る
首の振り向きやすさが出る
など観察されてくださいませ

変化の兆しは
首の痒みが減る
膝周りの赤みが減る
など起こります

考察・解説

首の痒みは、緊張すると起こりやすいです。その原因の1つに内臓下垂があります。胃腸は、口、食道と繋がっています。そのため、胃腸が下垂することで、首までも緊張してしまいます。また、上半身の姿勢の悪さや下半身の疲労などによっても内臓は下方へ牽引されてしまいます。今回は複数の内臓下垂の原因が重なり、首へ緊張と痒みを引き起こしていたケースでした。

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