風呂上がりに首回りが痒くなるアトピー

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主訴と経過

海外に在住して、ストレスなどでアトピー症状が悪化する。ステロイドの治療が重傷なかなか改善に向かわない。ステロイドを多用することで、水疱ができて生活もままならなくなる。

体の状態と身体所見

湯治や整体の施術を受けてきた中での来院。赤みが引いて首、腕、おでこ、膝にかゆみが残存する程度になった。首のかゆみは、風呂上がりに感じる。pHを測ると炎症所見である中性に近づくことはない。栄養状態を皮膚の決めや栄養不足の所見を見るとVB群やタンパク質の不足が伺える状態であった。

また、首回りの皮膚の薄さや奥のコリなどもかゆみを助長させている

セルフケアと治療

首回りのかゆみは、首よりも下の背骨、肋、骨盤周りの影響を受けることが多いです。ハムストリングスのケア、骨盤の歪みの調節、あばらや背骨周りのストレッチを行った。

変化の兆し

皮膚のキメが整ってくると、シワや光沢のある皮膚のひきつりがなくなっていきます。キメや皮膚の厚みが出てくることで、水分を保持することができ、風呂上がりのかゆみも減っていきます。

この症例のまとめ

この症例では、慢性化した状態からの回復期に当たっています。しかし、アトピーのような炎症性疾患は消耗性の疾患とも捉えることができます。皮膚の欠損がとももなって起きているので、栄養補給を十分にすることで、回復をさせることができます。今回の事例は、体のケアを行っていたが、栄養不足のためなかなか改善が見られなかった事例でした。

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