湿疹の原因を見抜くコツ
部位を確認ができる
湿疹の起きている部位を観察します。症状は弱い部分や負担のかかるところに出る傾向があります。その部分が首であれば、首にかかる負担に目を向けることで、原因に繋がります。
形で対象を推測する
部分がわかった後は、湿疹の形を観察します。症状は垂直方向に影響しやすいです。湿疹の形からどの組織に問題が起きているのかを推測できます。
かゆみで負担を見つける
かゆみを感じている場合は、そのときに負担がかかっています。また、かゆみを感じて、かいて止まる場合は、かくという行為で問題が解決したと考えられます。かいて止まる場合は、そのとき皮膚などどんな変化が及んだのかを再度確認することで、体がかゆみを起こしたサインを紐解くことができます。
垂直方向に症状が波及しやすい
首の湿疹は形から観察
砂時計は舌の筋肉の形
舌の筋肉は、顎の下から舌骨、舌骨から鎖骨や肩甲骨にをつなぐ砂時計の形をしています。この形であれば、舌の筋肉への負担を考えます。
縦長は気管支のライン
縦に長く湿疹がでいている場合は、気管支や食道の問題を考えます。特に秋口の場合は、呼吸器に負担がかかりやすいので、気管支の問題が起こりやすいです。食道か気管支かで迷った場合は、伴って起きている反応も確認します。気管支の場合は、呼吸器の症状の有無を観察します。食道は、お腹の硬さや唾液の少なさなど消化器症状の変化を観察すれば、どちらか選択できます。
丸は甲状腺の形
喉仏に丸く湿疹が出ている場合は、甲状腺の負担を考えます。甲状腺はやる気を出すホルモンを分泌させます。体に無理を強いることが多い、ストレスが多い場合などに負担がかかりやすいです。
機能と状態で問題を観察
秋口の湿疹は呼吸器の問題
乾燥で呼吸器に負担が高まる
秋口に首に湿疹が出やすい場合は、呼吸器の問題を考えましょう。乾燥すると乾いた空気が肺を痛めやすいです。その影響がデコルテ~首にかけて硬さや湿疹として現れやすいです。
寒さで緊張が高まる
体が緊張すると筋肉が固くなります。緊張による反応は、背中や首に硬さが出やすいです。そのため、秋から冬にかけて寒さに慣れていない場合は、首から背中に症状が起こりやすいです。
体力の低下で老廃物が溜まる
夏から秋にかけて体力を消耗すると免疫が低下します。免疫の機能は外敵から守るほか、体の内部をきれいにしています。免疫の機能が低下することで、体内の老廃物の処理がうまくいかずに、蓄積していきます。体の中に溜まった老廃物は、蓄積したのち異物と認識されて炎症反応が起こりやすくなります。
環境の影響も考慮する
発生と舌の関係
舌は首の後ろと繋がる
それでは、舌にまつわる話をしていきます。舌の筋肉は手足のように体節という部分からの発生で生まれています。つまり手足と同じような発生の仕方をしています。舌の動きは唇とも関連していて、動きが悪いと口の中に引っ込んだり、落ち込んだりして位置が変わりやすいです。手足と同じように、舌は使っていないと衰えるものです。
呼吸器との関連
舌の骨は呼吸器との関連があります。もともとエラから派生した組織です。そのため、呼吸の働きが悪いと動きも悪くなりやすいです。
消化器との関連
舌の骨は嚥下の運動にも関連しています。唾を飲み込む運動に必要なものです。飲み込みにくさがあれば、消化器の負担も考えます。発生や神経の繋がりで消化器と繋がっています。
機能面の対策も必要
整体での対策
舌骨の動きをよくする
舌の骨は、呼吸や消化器の影響を反映されやすいです。ですので、舌の骨の動きをよくすることで、呼吸器や消化器へ働きかけることもできます。
頭の位置を整える
首そのものが硬くなることで、舌の骨や腕、デコルテ周りに湿疹ができやすいです。首が硬くなる理由の1つに、頭を支える負担があります。頭が頚椎と呼ばれる首の骨で支えられていれば良いのですが、位置がずれることで首周囲の筋肉でも支えようとします。本来は支える筋肉でないところに負担がかかると疲れやすくなります。その影響が湿疹や凝りとなって出やすいです。
呼吸を整える
胸式呼吸などが正しくできていないと、肩をすくめる呼吸をしやすくなります。そのため、こりや疲労が蓄積してかゆみや湿疹が出ることがあります。胸周りを緩めたり、肺が膨らみやすいように整えると、首も柔らかくなります。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
湿疹と一言で言っても、どこにどんな形で出るかによって問題は異なります。
湿疹は、形や機能で問題を見つけられるので、体全体を含めて観察が必要になります。
特に、首の湿疹は呼吸や姿勢、消化器の影響があります。
湿疹の原因を解消するには、環境対策と体調対策を行うとよいです。ぜひ、ご参考いただければ幸いです。
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