主訴と経過
朝起きて顔が赤い。朝起きる時に歯を食いしばっている。
緊張した時で体が温まる、汗を掻くとおでこ、頬に痒みが出る。
帰宅して電車の中で緩んだときに痒みが出る。
肘などのアトピーは10代のうちにいよくなった。
整体や瀉血などを受けて体はずいぶん楽になったが、顔の赤みだけが残る。
風呂上がりには顔の色は白くなる。
身体所見と体の状態
猫背になっていることで顔にかかる負担が大きくなっている。
そさらに、首やお穴かが硬くなっている。
左の骨盤が高くなって固まっているので、食いしばりや顔の赤みを助長している。
改造下垂もあり、腹圧が高いので、赤くなるなど多くの要素がある。
hifuno
水分量や油分は少ない。pHを測ってみると4.5前後でほぼ弱酸性を保てている。
皮膚の代謝は正常なので、スキンケアなどではなく、皮膚のうっ血を解消させる方針を立てた。
セルフケアと治療
タオル枕(頭蓋骨夜戦ぼねを緩めて神経の働きを良くする)ことによって、寝ている時の食いしばりをなくす。
猫背解消の体操によって、首や顔にかかる負担を減らす。
首を座らせるストレッチをすることで、頭を顎ではなく、首の骨で支えるようにする。
お尻のケアをすることで、骨盤の固まった状態を解消する。
顔の指圧によって顔のうっ血を解消させる。
ケアのタイミング
姿勢が崩れたとき
足の組みやすさの差が出たとき
顔の火照りがあるとき
できたかのチェック
赤みが減る
組みやすさの左右差がなくなる
まっすぐな姿勢が楽に取れる
変化の兆し
朝起きた時の赤みが減る
などあります
この症例のまとめ
この症例は、おさ起きた時の赤みが問題となっています。炎症以外の赤みの多くは血液が滞ることで起こるうっ血によって見られます。本来、仰向けで寝ることで、このうっ血は解消されますが、食いしばりなどで顔の負担がかかり続けると赤みが解消されにくいです。その原因は枕の高さや背骨の硬さなどがあります。本症例では、枕や背中の硬さを解消することで、寝ている時にかかる負担を解消して赤みをよくするという試みを見た事例です。心因的な要素もありますが、まずは意識のある時の姿勢を改善させることによって、ストレスなのか、癖なのかを区別していきます。今回はこのような症例でした。
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