主訴と経過
10年前にひどい肌荒れを経験する。当時は病院で漢方の処方と食事制限で肌をよくすることができた。
昨年の秋口より症状が再度起こり始める。年末にかけてステロイドをして落ち着いたが、春先にぶり返す。顔周りの赤みが強く出て乾燥している。
現在感じている症状が、目の周りに乾燥を感じる。皮膚のひきつりがあるので乾燥と思う。
日中や起床時に目やにが出る
体の状態と身体所見
肌の水分量を測定すると2桁以上ある。目の周りがやや低いが目の乾燥による程度。
感じている乾燥は、マイクロスコープで観察すると、キメがないためのひきつりを乾燥と感じている。
目やにがある、髪の生え際の傷やかゆみがあるので自律神経の乱れがある推測できる。
頬の赤みは食いしばりによる赤みもある。まぶたやおでこ周りとで赤みの鮮度が違う。
目の周りやおでこ、眉は目の疲労の可能性がある。
セルフケアと治療
目の疲労による緊張を緩和するために骨マッサージを行う。
他にも目のケア(冷ます、温める)により目の疲労の回復を促す。
治療では、頭蓋骨調整によって脳脊髄液の循環を促し顔に出る火照りを改善する。
体の変化をみるチェック項目
赤みが薄らぐ
押していた気持ち良い程度を維持できる
変化の兆し
目やにが減る
傷の範囲
この症例のまとめ
顔に起こる赤みは、炎症以外で起こることもあります。その原因として、乾燥や火照りなどが挙げられます。炎症と区別する場合は、時間の変化によって赤みが変化するかどうかです。日焼けと同じですので、炎症を起きた場合には炎症性の色素変化や徐々に変わる経過を辿ります。しかし、赤い状態から白くなる場合は、鬱血や乾燥による血液の滞りを疑います。
本症例の場合は、皮膚のひきつりによる乾燥や疲労による鬱血が目立っておりました。もし、そのような場合であれば、赤みを引かせるだけでなく、赤くなる理由である緊張や乾燥させているひきつりを解消することでよくなっていきます、。今回はこのような症例でした。
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