朝起きるとむくんで赤い顔の湿疹【症例】

朝起きるとむくんで赤い顔の湿疹

主訴と経過

寝ている時に目の周り、頬をこすってしまうので朝起きると顔がお赤くてむくんでしまう。
左脇の湿疹があり痒みを感じる。
肘にも湿疹があるが顔の赤みが一番気になる。

身体所見

目より腕のpHが6.5〜7と高いので炎症を示唆している。
食いしばりがあり、顔がむくんでいるため、圧力が加わり血液が集まってほてりや
左の骨盤が高くなって固まっているため、区縛りが起こりやすい状態にある。
お腹のコリが強く腹圧もあることで、首への緊張が助長されている。
首に深いシワがあり、その戦上に湿疹ができている。

セルフケアと治療

顔の神経が緊張している部分へ指圧の刺激を与える。
火照りがあれば冷ますことで肌にかかる負担を解消させる。
温めるのが不快でなければ、浴槽で蒸しタオルであっためるようにしてコントロールする。
タオル枕をして。頭蓋骨や背骨を緩めて神経の働きを良くす。

体の変化を見るチェック

足の組みやすさの左右差がなくなる
顔の赤みが引く
など観察されてくださいませ

変化の兆し

寝ている時の搔き壊しが減る
傷が減る

この記事のまとめ

顔の赤みは炎症によって起こるものと血液が集まって起こるものとを区別します。後者はステロイドなどのケアに加えて、スキンケアなど皮膚に対するケアを主だって行います。後者は、血液が集まってしまった原因を探り、皮膚よりも深い部分の問題を解消します。同じ赤いでも成り立ち方の違いによって、対処法が異なります。今回は、朝起きたときにこすってしまうことから、目の周りやおでこは炎症の症状を疑います。また、それ以外は時間によって変化しているので、炎症以外を考えます。同じ顔でも症状の変化により、対応が変わります。今回は、このようなケースでした。

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