ニキビと言われた湿疹と顔の赤みが変わらない

顔の赤みが変わらない

主訴と経過

小さい頃には全身に湿疹が出ていた。受験を機にニキビのような湿疹が出てきた。受験が終わればよくなると思い過ごしていたが、一向に良くならない

辛い時はロコイドなど塗ると2日後によくなり3日で戻ってしまう。

ビタミンB2,B6Cなどを飲んでいる。ニキビケアのために抗生剤を飲んだが変わらなかった

イライラしたり疲れてくると目頭が痒くなる。

体の状態と身体所見

肌の潤いはあり、油分もある。pHを測ると4.5付近にある。顔に関しては5近く。アトピーによる炎症とニキビの油分で相殺されている可能性もある。

赤みはなぞると薄くなる鬱血と変わらないものがある。そのほかにも境界が明瞭な湿疹や隆起している部分もあるので、かぶれや刺激も考慮する。

セルフケアと治療

ニキビのケアとアトピーのケアを分けて治療します。

炎症についてはアイシングをして、それ以上悪化させないようにします。また、目の疲労などもあることで神経の指圧なども加えていく。

頬周りにはブツブツした湿疹がある。細絡という細かい血管が浮き出ているので、血行が悪いことが推測される。そのため、ニキビのケアとしてホットパックや頬周りのマッサージを行う。

血行を促して老廃物の除去を目的とする。

変化の兆し

頬の奥にあるブツブツが減る

おでこの龍騎や腫れが引く

この症例のまとめ

おでこのニキビやアトピーは併発することがあります。それは食生活や習慣によっても起こります。素体にアトピー体質があっても、肌の環境が悪ければ、ニキビなどの湿疹以外の症状は起こります。しかし、炎症の原因が異なるので、対処の仕方も変わります。優先順位をつけて適切な対処ができれば、問題は1つずつ解決していきます。今回はこのような症例でした。

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