顎の部分によって問題が異なる
顎と一言で言っても、その部分の違いによって問題が異なります。今回は3つの部分に分けて解説させていただきます。
- フェイスラインは食いしばり
- 顎先は強張りと鬱血
- 顎下は鬱血と姿勢
フェイスラインは食いしばり
湿疹は、弱い部分や負担のかかる部位へ症状として出やすいです。フェイスラインは顎の骨そのものであり、また、神経の通り道です。ですので、顎の骨への負担や神経に何らかしらの負荷がかかっていることで、痒みや湿疹が出ることが多いです。
顎先は強張りと鬱血
顎先は「おとがい」とも呼ばれています。神経の出口や筋肉があります。マスクなどで摩擦が加わりやすい部分でもあります。ここは、口を意識して閉じることで、筋肉がこわばりやすいです。ですので、その強張りのためにニキビや湿疹が出やすいです。
顎下は鬱血と姿勢
顎の下〜首にかけて湿疹が出る場合は、首から顎への負担を考えます。よくあるのが、ストレートネックなどで首が前にたわんでしまうことで負担がかかりやすくなります。
ここまでが、それぞれの負担がかかる理由についで解説させていただきました。それでは、それらの負担をどのようにして解消していくかを、ここから先にお伝えさせていただきます。
フェイスラインは目と緊張
フェイスラインは、顎や神経の負担があります。これらに負担は、眼精疲労や食いしばりで起こりやすいです。ですので、その負担を減らすことが湿疹の改善に役立ちます。
- 目の負担を減らし緊張緩和
- 緊張が食いしばりを起こす
目の負担を減らし緊張緩和
眼精疲労が起こると、目の周囲の筋肉や神経が緊張してこわばります。この影響は、顎にまで及びます。ですので、目の負担を減らすことで、顎にかかる負荷が減ります。具体的には、目を閉じる、こめかみのマッサージなども有効です。
緊張が食いしばりを起こす
顎そのものに直接負担をかけるのは、食いしばりです。単純に癖で食いしばってしまう場合もあります。しかし、姿勢不良で頭が首よりも前に出ている場合は、食いしばってしまいます。また、緊張が強いことでも、食いしばりは起こります。これらの改善には、姿勢を整え、硬くなった筋肉を緩めることが良いです。
顎先はストレス
顎先にかかる負担は、体の使い方で起こることが多いです。筋肉の強張りなどがあれば、それを緩めると良いです。
- への字を変える
- 鼻呼吸を意識する
への字を変える
口を閉じるときに、下顎を上げることで閉じると口元はへの字になりやすいです。受け口や過剰な力みでなることが多いです。その場合は、口を閉じる力を減らすと良いです。また、顎先が硬くなったときは、直接マッサージをすると良いでしょう。
鼻呼吸を意識する
首や顎に緊張があると呼吸がしにくいです。その場合は、鼻呼吸がしやすい姿勢を意識しましょう。そうすることで過剰に口を閉じる癖も減っていきます。
顎下は姿勢を治す
最後は、顎下の湿疹への対処法です。顎下は、姿勢や強張りのことが多いです。
- 背骨を柔らかくしてまっすぐにする
- 鼻呼吸が目安
背骨を柔らかくしてまっすぐにする
頭が首よりも前に出ていると、顎下から首の筋肉を緊張させて頭を支えます。その負担が長期間続くことで、湿疹になります。もし、その影響を受けている場合は、頭の位置を少し後ろに引く意識を持つと良いです。
鼻呼吸が目安
全ての姿勢に共通するのが、鼻呼吸がしやすい姿勢を意識することです。首などの緊張がなく、負担が最小限になっています。
このように、湿疹の部位や形などを見ることで、問題が明確になり適切な対処を行うことができます。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
顎の湿疹と一言で言っても、範囲が広く問題が複数考えられます。より厳密に湿疹の出ている部分を絞り、皮膚以外で起きている体の変化を読み解くことで、問題を解決することができます。
ご参考いただければ幸いです。
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