季節の変わり目に悪化する理由
自律神経の乱れる
気候の変化に対して、体は自動的に状態を整えます。この働きを自律神経が担っています。しかし、この自律神経がうまく反応できないことで、気候の変化に適応できなくなります。特に、普段から安定した環境にいることで、急激に変化する時には反応しにくくなります。また、普段から脳が疲労していると、この自律神経も反応しにくくなって、いつの間にか体調を崩すこともあります。
体力の低下で反応しにくい
夏や秋に体力を消耗していると、気候の変化するときにうまく反応しにくくなります。また、体力が低下することで、内臓の働きも低下していきます。特に、夏の疲労は心肺機能に影響します。心臓の働きが低下すると、むくみやすくなります。水分調節がうまくいかなくなり、節水モードになりやすいです。心臓の機能が低下すると、肺の負担がかかり、呼吸も次第に浅くなりやすいです。そんな中、乾燥や冷えのある秋に入ることで、肺に負担がさらにかかり、心肺機能全体の働きが低下していきます。心肺機能の低下が、潤いを保つ働きを継続できないために、肌をはじめとする体を守る力が損なわれ、さまざまな影響を受けやすくなります。
アレルギー反応が起こる
秋口にはブタクサやヨモギ、いねをはじめとするアレルゲンが多くなります。皮膚や粘膜が乾燥することで、それらのアレルゲンの接触しやすくなりアレルギー反応が起こりやすくなります。
環境の変化に適応しにくい
2022年の季節の特徴
短い梅雨で水分調節がうまくいかない
関東では、梅雨の時期が3週間ほどでした。その短い梅雨のために、体は潤い汗をかくことがあまりできないでいました。汗をかく訓練ができないと、迎える夏にうまく発汗ができないので、熱がこもりやすくなります。
早すぎる夏の到来で温度調節ができない
今年は6月に40度を超える気温が観測されました。この気温は史上初のことだそうです。短い梅雨で汗をかく訓練ができていない上に、こんも暑さで体は熱の処理がうまくできないです。普段から汗をかくことに慣れていない場合には、のぼせやすく、上半身に症状が出やすくなっていました。
長かった夏の気候で体力を消耗する
11月を迎えても日中は、20度半ばの気候が続きました。夏が長いことで体力を消耗地がちです。しかし、朝方や夜には1桁になる温度で日中とのギャップがかなりある日が続きます。体力を消耗して、自律神経がうまく働かないと、明け方や夜に向かって症状が出る傾向にあります。
気候の変化の落差が激しい
秋に負担のかかる部位
上記のような経過を迎えて、私たちの体にはさまざまな反応が起こっています。1つづつ解説していきましょう。
呼吸器への負担で肺や気管支が弱る
秋口の冷えや乾燥では、呼吸器に負担がかかりやすくなります。例えば、典型的な例が喘息です。特に明け方の冷えて乾燥した環境で、発作が起こりやすいです。喘息は気管支に起こるアレルギー反応のことが多いです。アトピーでも明け方に症状が出る場合は、気温や湿度の問題が考えられます。
乾燥と寒さの影響で肌や粘膜が弱くなる
乾燥や冷えの影響で、肌や粘膜の潤いが損なわれます。乾燥した分だけ潤いを補給できないと、皮膚や粘膜は守る力を失います。乾燥して外部からの刺激に対して脆くなり、かゆみをはじめとする様々な症状が起こりやすくなります。
胸から腕への硬さとして反応する
肺や気管支の影響は、隣接する部分である胸や首、腕に反応として出やすいです。特に肋骨が硬くなり、胸式呼吸がしにくくなります。その結果、肩をすくめる呼吸になりやすく、首肩のこりを伴うことも多いです。
末端の冷えと緊張が強くなる
呼吸が浅くなると、体は緊張しやすいです。その結果、手足の循環がうまくいかずに冷えや乾燥症状が起こります。ささくれやあかぎれも多くなる時期です。
心肺機能の負担が多い
アトピー対策とセルフケア
心肺機能の低下から皮膚症状が起こりやすい秋口です。そんな時期のケアをご案内いたします。
胸式呼吸を意識する
胸に手を当てて呼吸をすると、胸の呼吸がしやすくなります。また、肋骨や首のストレッチをして広げることで、呼吸がしやすくなります。
老廃物を流す
心肺機能の低下で体の隅々まで血液が循環しにくくなっています。そのため、老廃物の蓄積して炎症などの元になりがちです。かっさや指揉みなどしてこべりついた老廃物を排除してみましょう。
サウナや交代浴
全身の血流を促す方法に、サウナや交代浴がおすすめです。自律神経を整える効果もあります。また、迎える寒気に対しても耐えうる体づくりもできます。
まとめ
その年によって気候の特徴があるので、適時セルフケアや養生が必要になります。
2022年は暑い日が早く長く続いたこともあり、体力が消耗しやすい年となりました。
体力の低下による影響があるのは、自律神経だけでなく免疫なども関連してきます。免疫低下が、体の内部をきれいにする役割を果たせなくなり、炎症を起こしやすくすることもあります。
来る冬に備えて血流を流すことも含めて、積極的に養生していきましょう。
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