デコルテの湿疹は首と呼吸を見直す

湿疹ができるときは、体のサインとして出ていることがあります。デコルテの湿疹もそんなサインの1つです。湿疹が呼びかける負担がかかったサインをご紹介いたします。

湿疹の2つのパターン

デコルテにできる湿疹は、負担のかかり方にいくつかのパターンがあります。今回は2つご案内いたします。

  1. 圧力の負担
  2. 滞りの負担

圧力で血液が集まる

圧力が加わることで、緊張や血液の滞りが起こりやすいです。特に、首は頭を支えている部分です。頭の位置によっては、首やその周囲に負担がかかります。デコルテも首にかかった負担の影響を受けてかゆみや湿疹が出やすいです。

動きが悪く巡りが滞る

デコルテは胸郭という肺を囲んでいる骨格です。この肺が膨らむ動きが小さかったり偏りがあると皮膚の張り付きや血液の滞りが起こりやすいです。呼吸が浅い場合にデコルテへの問題も起こりやすい傾向にあります。

ここからは改めて、どんな負担が上記の負荷をかけているのかを具体的に解説いたします。

頭を支えて緊張している

頭はボーリングほどの重さがあると言われています。そんな頭は首の骨によってバランス良く支えられています。そんな頭の重さがデコルテに負荷として負担が加わることがあります。

  1. 頭の位置が首からずれる
  2. 筋肉で頭を支える

上記の2つの時にデコルテに負担がかかります。頭がきちんと首に乗っていない時、首の前の筋肉で支えようとして緊張します。また、首の位置が悪いことで鎖骨や上部胸椎の動きも制限が加わる呼吸の動きも悪くなってしまいます。

呼吸が浅く動かない

呼吸の動きでもデコルテに負担がかかります。2つの影響する要素を見ていきましょう。

  1. 緊張で呼吸が浅い
  2. 呼吸の動きに偏りがある

まずは、緊張することで呼吸は浅くなります。呼吸の動きが良くないと、皮膚の張り付きや胸郭の動きが悪くなります。また、胸郭の動きに偏りがあることでも、皮膚の引きつりや血液の滞りが起こります。動きがない部分に皺寄せが来て湿疹やかゆみの症状が出る場合もあります。

ここまでが、体にかかる負担についてです。ここからはそんな負担をどのようにして解消するかをご案内いたします。

良い姿勢の見分け方

良い姿勢であれば、体にかかる負担は少ないものです。そんな良い姿勢の、目安をご紹介いたします。

  1. 鼻呼吸がしやすい姿勢
  2. 緊張がなく満遍なく動く
  3. 鳥肌は要注意

体に無理のない姿勢であれば、鼻呼吸がしやすいです。首が座り骨格で体を支えていると、鼻呼吸は通りやすいです。また、筋肉などの緊張も偏りがないです。

反対に負担のかかっている部分には、湿疹やかゆみ以外にもサインが出ています。その1つに「鳥肌」があります。皮膚が張り付いて毛穴を圧迫していると鳥肌がみられます。そのような部分があれば積極的にケアをしてみましょう。

おすすめのケア

最後に、動きが悪く固まった部分へのケアをご紹介いたします。

  1. 胸郭を動かす
  2. 背骨をたわませる

おすすめのケアは、胸郭を動かす、背骨を動かすことです。特に胸郭そのものの動きが悪い場合は、背骨から動きをつけると良いです。

バンザイして深呼吸をしてみましょう。背骨と胸郭が両方とも動きます。または、頭の後ろで手を組んで肘を張るようにして呼吸するのも効果的です。ぜひ試してみてくださいませ。

まとめ

デコルテの湿疹やかゆみは負担がかかっている時に出やすいです。特に上下にある頭や胸郭の問題で起きることが多いです。頭の位置を変えたり呼吸を意識することで解消されやすいです。

胸がかゆいについて詳しくはこちら

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