まぶたの赤みは熱と緊張を緩和させる

まぶたが赤くなる理由

まぶたが赤くなるとき、どんな時を思い浮かべますか?多くの場合は、目を擦り痛みとともに自覚をすることがあります。顔は自分のことほど見えないものです。まぶたもそんな顔の一部です。気付けない変化を意識することで、本当必要なケアを選択できるようになります。

それでは、炎症以外に、赤くなる理由を解説していきます。

  1. 目の疲労
  2. 粘膜の乾燥
  3. 熱のこもり

目の疲労で赤みを帯びる

目が疲れると、周囲の神経が緊張して筋肉が固まることがあります。また、神経が過敏になり、髪の毛や汗などに不快感を感じやすくなります。目に負担が蓄積して疲労すると、目そのものが充血するだけでなく、目の周囲までも緊張します。充血と同じように、神経が緊張すると血液も集まりやすく、目の周囲やまぶたが赤くなります。

他みも赤みを帯びるケースがあります。

粘膜の乾燥で血液が集まる

皮膚が乾燥すると、体を守るものが不足して、体の中に異物が侵入しやすくなります。体は、その変化に対応しようと働き、体の中の血液を乾燥した皮膚に集結させます。血液が集まることで、異物が侵入した際にすぐに対応できるとも考えられます。

他の理由でも、血液が集まります。それが熱のこもりです。

過剰の負担で熱がこもる

脳や目の周りに熱を帯びることがあります。これはスマホと同じで、負担や負荷が強いことで熱を過剰に発生してしまいます。熱が高まることで、体の水分がその部分に集まります。その中でも、血液が多く集まることで、皮膚を通してまぶたは赤く見えていきます。ここでの問題は過剰な負荷をかけてことです。

それでは、上記のような理由で、赤くなった瞼にはどのようなケアが有効なのでしょうか。

それぞれの対処についてみていきましょう。

赤くなった時の対処

目が赤くなる理由が、「緊張」「乾燥」「熱のこもり」であれば、それぞれの問題や負担を解消することが、対処法となります。1つずつみていきましょう。

  1. 炎症は保護して守る
  2. 熱は冷まして沈静化
  3. 乾燥は潤いを与える

炎症は保護して守る

まず、どんなものより優先すべきは、炎症への対処です。基本は擦るなどの刺激を与えない。傷が広がる、ジュクジュクしてくるなどの細菌感染を疑われる場合は、医師など専門の治療や処方が優先とされます。

熱は冷まして沈静化

火照りや熱のこもりは、冷まして熱をとりましょう。また、頭が硬くなり脳圧が高まると熱が発生しやすいです。冷ますことに加えて、頭皮のマッサージや首肩こりの解消も目の回復や負担軽減に有効です。

乾燥は潤いを与える

目の周りの乾燥は、目の粘膜は薄くなってしまうことで起こりやすいです。その場合は、まぶたや目の周りにワセリンを塗り乾燥することを防ぎましょう。目の潤いは、首から上がる頸動脈によって栄養されています。ですので、乾燥させない、回復させる、熱を冷ますなど複数のことが必要になります。

ここまでが、まぶたへの対処の解説です。それでは、実際に自分自身は何が問題かを区別する見方についてお伝えさせていただきます。

観察してみよう

それでは、乾燥や緊張などどれが問題になっているのかを見極める観察の仕方を説明させていただきます。

  1. 赤みの日内変化
  2. おでこやまぶたの動き
  3. こめかみや目元の硬さ
  4. 瞬きの多さ

赤みの日内変化

まずは、炎症かどうかを区別する方法です。まぶたの赤みが1日の中で変化するかを観察してみましょう。例えば、朝起きた手に赤みがどうなっているかなどです。もし、日中や夕方などよりも薄い場合は、その赤みは炎症以外の赤みと考えられます。

おでこやまぶたの動き

緊張が強い、疲労している場合は、まぶたを開くときに、おでこにもシワが寄りやすいです。その理由は、まぶたを持ち上げる筋肉が疲労して、おでこの筋肉も動員しないと持ち上げられないためです。目の疲労具合の目安位になります。

こめかみや目元の硬さ

目の疲労は周囲の筋肉の緊張にも現れます。筋肉を押したりすると硬さを感じやすいです。もちろん、筋肉だけでなく神経の緊張も伴って現れやすいです。

瞬きの多さ

目の疲労とともに乾燥が始まると、瞬きの回数が増えていきます。ドライアイかどうかの判断は20〜30秒ほどまぶたを開け続けれるかで判断できます。もし、すぐに閉じてしまう場合は、目そのものへの乾燥対策と併せて首肩周囲の血流改善が必要になります。

それでは具体的なケアの方法をご案内いたします。

おすすめのケア

  1. 首肩こりの解消
  2. まぶたの保護にはワセリン
  3. 使った後は冷ます
  4. 回復を促すホットアイマスク

おすすめのケアは上記の4つです。乾燥対策にはやはりワセリンが良いです。他にも目が疲れたら、まずは冷ましましょう。次に回復させる場合は、温めると良いです。このようにタイミングを分けることで、目の疲労は回復しやすくなります。意外と目以外の部分の疲労が目を疲労させやすくもします。ですので、首肩まわりや頭皮のマッサージも有効ですので、併用してみましょう。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

まぶたの皮膚はとても薄いので、負担がかかったときにその影響を受けやすい部分です。そのためにも、意識して目のケアや首肩まわりの回復をすることで、皮膚にまで影響は及びにくくなります。是非とも試してみてくださいませ。

まぶたの赤みについて詳しくはこちら

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