チョコレートでアトピーは悪化するのか?

97582f53ab6ca639d9108698aada1a22_m

2月になるとバレンタインデーがあります。そんなバレンタインは、チョコレートを相手に贈る風習があリます。現代では、チョコを贈るだけでなく、友達チョコや自分へのご褒美として購入されるケースも増えてきました。

そんなチョコレートには「甘いお菓子」「油をいっぱい使っている」などの懸念事項もあります。果たしてチョコレートは、体に害なのでしょうか?チョコレートの歴史も振り返り調べてみたので、解説させていただきます。

1,チョコの過剰摂取は皮膚に良くない

  • ダイエットをしたい人
  • 喘息の薬を使用している人
  • アレルギー反応がある人
  • うつやメンタルに不安がある

上記に該当する方は、過剰なチョコレートの摂取は控える方が良いです。その理由は、含まれている栄養素や抱えている体質に影響するからです。

それでは、1つずつ解説させていただきます。

ダイエットをしたい人

カカオ以外が多く含まれているチョコは、カロリーも高いので、ダイエットをしたい方は要注意です。

喘息の薬を使用している人

テオブロミンの気管支拡張、利尿作用、興奮作用
→感受性の高い人は要注意
キサンチン誘導体のテオフィリンは喘息や気管支炎の治療に使用される

アレルギー反応がある人

カドミウム
ニッケル(金属アレルギー)
→高カカオは通常のチョコの4倍
残留農薬やカビ毒の一種であるアフラトキシン

銅の過剰摂取

ノルアドレナリンは集中力を高める
多すぎると、不安などのが強くなりうつ状態になりやすい

それでも、チョコレートにはいいこともあります。

そんなチョコレートについて、良い面や栄養素などについて解説させていただきます。

2,チョコレートの起源

チョコレートは「薬」だった

元々は「薬」だったチョコレート
甘いお菓子であるチョコレートは、元々はカカオ豆をすりつぶした飲み物で「薬」だったのです。
チョコレートの起源を辿るとなんと4000年以上も前、紀元前の古代文明のころまで遡ることになります。
古代アステカ人やマヤ人たちの生活を記した記録書によると、当時チョコレートは薬として珍重され原料のカカオ豆には貨幣としての価値もあったと言われています。
チョコレートが伝えられた16世紀頃のヨーロッパでも「薬」として利用されていた記録が残っています。
そのチョコレートの効用は、100以上も記されていたと言われています(主に滋養強壮、疲労回復、長寿などの効用が伝えられていたようです)
 
当時のチョコレートはミルクもお砂糖も全く入っていない苦い飲み物でした。

甘くなったのは最近

のちに固形のチョコレートが作られたのは19世紀以降のことです。

1876年にスイスで砂糖やミルクを加えた甘いミルクチョコレートが開発され、更にアメリカで板チョコの代名詞とも言われる「ハーシーバー」が製造されて一般的なチョコレートとして浸透したのは1900年に入ってからです。

3,チョコレートに含まれている栄養

  • ポリフェノール
  • テオブロミン
  • リグニン
  • ブドウ糖
  • 食物繊維
  • ビタミン・ミネラル類

ポリフェノール

ポリフェノールは植物に含まれている渋味や苦味、色素の成分のことで、老化の原因ともなる活性酸素を除去する抗酸化作用がある
カカオのポリフェノールは特にコレステロールの酸化を防いで動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果的

テオブロミン

大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高め、気力をUP
カフェインと同様の覚醒効果がありますが、カフェインよりも緩やかに作用

ブドウ糖

脳にとって最も効率の良い栄養であり、脳の神経伝達物質アセチルコリン生成の手助けもします。
気分を落ち着け安定させるセロトニン分泌作用

食物繊維(リグニン)

板チョコ1枚には約2gもの食物繊維が含まれています。
チョコレートには食物繊維であるリグニンが含まれており、これは腸のぜん動運動を活発にする

4,いいチョコ悪いチョコ

薬として使用されていたには、カカオそのものです。
そんなカカオの成分が多く含まれているチョコレートが健康面で有用な効果をもたらすと言えます。
推奨されるのは、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを摂取(カカオ分70%以上のチョコレート)
チョコレートのカカオには下記のような研究結果もあります。
  • 血圧が高めな人ほど、低下量が大きかった
  • 精神的・肉体的に活動的になる
  • 体重・BMIの変化は認められなかった
  • 善玉コレステロールの増加
  • 強力な酸化抑制効果

血管を広げる働きをするカカオポリフェノール

血圧低下、HDL(善玉)コレステロール値上昇などの効果に
加え、BDNF(脳由来神経栄養因子)の上昇や、炎症指標と酸化ストレス指標の低下を新たに確認

5,チョコには銅が多い

銅の分布

銅は成人の体内に約70から100㎎含まれます。骨、骨格筋に約50%、肝臓中に約10%存在するほか、血液、脳などに存在しています。
銅は腸管から吸収されたのち、肝臓へ送られた後、アポセルロプラスミンというたんぱく質と結合して、セルロプラスミンの形で、全身に運ばれ、約10種類の酵素の活性中心に結合して、生体内で様々な働きをします。
このセルロプラスミンはヘモグロビン合成に必須の酵素ですので、貧血予防に欠かせないミネラルです。また、マクロファージなどの免疫細胞のエネルギー代謝にかかわるチトクロムCオキシダーゼという酵素の構成成分であるため、免疫力を高める効果もあるほか、赤血球中の、SOD酵素(スーパーオキシドディスムターゼ、活性酸素を消去する酵素)にも含まれているため、動脈硬化の予防にも効果があります。エネルギー生成や鉄代謝、活性酸素除去などの他、細胞外マトリクスの成熟、神経伝達物質の産生などにも関与しています。
それでは、銅について少しご案内いたします。

銅の生態機能

  • 血液を作る
  • 色素を作る
  • 骨や血管を正常に保つ
  • 脳の働きを助ける

銅が不足すると起こること

  • 貧血や動脈硬化
  • 毛髪異常
  • 白血球減少
  • 好中球減少
  • 心血管系や神経系の異常
  • 成長障害
  • ヘモグロビンの合成に必要

銅が過剰になると

遺伝性のウイルソン病など以外にはほとんど起こりません。ウイルソン病は銅が胆汁中に分泌されず肝臓などに蓄積される遺伝病
活性酸素の生成を促進して酸化ストレスの原因となることから、肥満、高血圧、糖尿病、心不全、腎不全を悪化させる要因
脳の神経伝達物質であドーパミンをノルアドレナリンに変える補酵素。
ノルアドレナリンは集中力を高める
多すぎると、不安などのが強くなりうつ状態に
銅を多く含む食品には、穀類、木の実、干しぶどう、貝類、牛や豚など動物の肝臓、豆類など

6,亜鉛不足が皮膚を乾燥させる

銅と亜鉛のバランス

銅と亜鉛は拮抗作用が働きます。ですので、銅を過剰に摂りすぎると、亜鉛が不足してきます。

また、ピルの服用、妊娠などによっても銅の量は上がります

亜鉛不足の兆候

  • 皮膚炎
  • 脱毛
  • 発育障害・低身長
  • 味覚障害
  • 性腺機能不全
  • 易感染性

亜鉛に関する研究

Th 1およびTh 2機能のインバランスを引き起こし、マクロファージ・好中球の機能,ナチュラルキラー細胞活性,補体活性を低下させると言われています。
英医学誌「Journal of Clinical Pathology」
亜鉛を処方された70人の患者
患者70人の診療記録を分析。
その結果、全体の6割に当たる45人に1日当たり90~180ミリグラムもの亜鉛サプリメントが処方されていた。
処方の理由で最も多かったのは亜鉛欠乏症(21人)だったが、29人は理由が不明。
また、9人に銅欠乏が原因の可能性がある貧血、好中球減少症、神経障害などの症状があったという。

亜鉛の長期摂取のリスク

前立がんのリスク
前立腺がん細胞内の亜鉛濃度が上昇すると増殖が阻害される
男性5万人からなるコホート研究より(Health Professional Fellow-UPより)Leitzmann
→100mg/日以上 10年間

7,この記事のまとめ

さて、いかがでしたでしょうか?
チョコレートが食べたくなる時期でも、自分の体質や体調に応じて摂取の量や頻度、品質を確認する必要があります。
是非とも、チョコレートそのものではなく、なぜ、負担なのかを思考していただければ窮屈な思いはせずに済むかと思います。
ご参考いただければ幸いです。