保冷剤以外で気が緩むとかゆくなる時の対処

気が緩むことで痒みを自覚しやすいです。副交感神経が優位になったと思われがちですが、これは緊張したことによって誘発されてヒスタミンが過剰になることが多いです。ですので、大元は緊張が強いことやその時間が長いことが問題となります。ですので、緊張の度合いを下げたり、感じている時間を短くすることで対応が可能な場合が多いです。

このように、同じ気が緩むと言っても、厳密には体の状態や感じやすい部位が異なることがあります。痒みを感じた時に、痒み以外にその部分がどうなっているかを観察することで問題が見えてきます。

痒みという感覚は体の状態を整えるために出ています。痒みを感じて掻いて治る問題であれば良いのですが、広がったり傷になるまでかく場合は、痒みの感覚そのものを抑える対処も必要になります。

５度程度の温度や５０度を超える熱の刺激を加えると、痒みの間隔を誤魔化すことができます。また、保冷剤や熱の刺激のように、持続して刺激を与えることができない場合は、バームを塗ることが良いです。バームの成分にメントールが入っている場合は、５度程度の冷感を感じることで痒みを緩和することができます。

気が緩むときに痒くなるのは、緊張が強い、緊張する時間が長い、急に緩むなどの状態になることが多いです。ですので、痒みを感じる前にこれらの度合いや状態を解消することで楽になることができます。

特に姿勢が崩れたタイミングでケアをすると良いです。姿勢が崩れた時に、体がどうなっているかを観察することで、どの部分に問題が起きたのかを痒み以外で確認ができます。筋肉、皮膚、神経、血流など該当する部位へケアをすることで痒みが起きることを未然に防ぐことができます。