手指の湿疹にステロイドが効かなくて悪化する

質問

ステロイドが効かない手指の湿疹

12月に料理を始めて手のひらのかぶれやただれが発症して乾燥や痒みはなく粘り気がありネバネバする汗でベタベタしたりもし、手がゴワゴワして、突っ張ってパキパキしてズキズキ刺す痛み灼熱感があります。

マイザークリームを使ったら、痛みが強くなり、腕や足に痛みが広がり皮膚表面が常にピリピリするようになってしまいました。

15件皮膚科に行きステロイドを試したのですが、原因がわからずステロイドの効果は全くなく、今も症状は続いております。12月から手に汗をかかなかったのですが、手汗もかくようになりました。

回答

ステロイドで変化を実感できない場合は、炎症が強すぎるのか、薬が合わなかった場合もしくは、炎症以外の問題で症状が起きているのかもしれません。かゆみはなく痛みや灼熱感もあるので、神経障害も疑われます。

外側から刺激を与えない、内側の血流を促す、手に向かう末梢神経を首~指に向かって緩めるなどのケアをしてみるのも改善に役立つかと思います。

手のひらに起こす症状

皮膚の症状を見る順番をみていきましょう。

手のひらに起こす症状

直接かぶれる(アレルギー)

まず見るべきは、直接の原因が何かです。きっかけになった行動や触れるものなどを振り返っていきます。今回は、料理によって起きたということでした。料理中に刺激になることや物を見ていきましょう。例えば、洗剤、食材などが挙げられます。これらの中にアレルギー反応を起こしやすいものや刺激が強いものがあれば、それがきっかけで肌が荒れてしまうことも考えられます。もし、そのような場合であれば、刺激になるものを避ける、刺激が加わらないように保護することでそれ以上肌に負担はかからなくなります。私たちの体には自然治癒力という治す働きがあります。一過性の刺激による反応であれば、3日をピークに1~2週間程度で鎮静化していきます。もし、料理や調理仕事を休んでもなかなか治らない場合は、別に問題があると考えます。

皮膚の奥の炎症

皮膚の内側で炎症が起きていると、少しの刺激でも肌が荒れることがあります。代表的なものが汗疱、汗疹などです。皮膚の奥で血液の鬱滞などによって炎症が起きている場合は、何にでも反応しやすくなってしまいます。この皮膚の奥の炎症の原因は血液の鬱滞によって起こることが多いです。これを鬱血性皮膚炎と言います。血液は、同じ部分に一定期間滞り溜まることで異物や老廃物と判定されて、体の免疫反応が働き処理をしようとします。その処理する力が強いと炎症という反応に発展します。皮膚の奥で炎症が起きていると、皮膚が脆くなる、少しのことでも過剰に反応する、炎症の反応が強く出たり長引きやすくなります。

免疫低下(ペルペスなど)

皮膚の症状は、体の免疫反応の低下でも起こります。その代表的なものがヘルペスです。ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスというウィルスのよって引き起こされる湿疹です。このヘルペスウィスは、普段は神経に潜んでいますが、免疫が低下すると抑えることができずに神経から皮膚に出てきて痛みや水疱を伴う湿疹として症状が出ます。この場合は、免疫低下によって起きているので、免疫を抑える薬ではなく、ウィルスの働きを抑える抗ウィルス薬が使用されます。このようにして手に出る湿疹は、症状が出たきっかけや状態を見極めて適切な対処がなされます。しかし、必ずしも初回の問診で綺麗に区別することができるとは限りません。まずは、1つずつ対処して経過を観察して判断していくことが一般的です。そんな中、なかなか薬が効かないケースもあります。次は、そんな薬が効かない場合について見ていきましょう。

刺激や問題を避ける減らすことが大切

薬が効かないケース

皮膚の炎症症状の対処として、一般的にステロイドと呼ばれる炎症を抑える薬が処方されます。しかし、この薬が効かない、または、使用することで悪化するケースがあります。その理由を見ていきましょう。

薬が効かないケース

炎症が強くて抑えきれない

ステロイドを使用してもなかなか効果を実感できない場合は、炎症が強すぎることが考えられます。薬を使用する量や頻度を変える提案が一般的に行われます。それでも、変化がない場合は、薬の強さを変えていきます。または、皮膚の奥で炎症が起こり続けている場合は、薬を塗っても治りきらないです。一時的に症状が治っても、塗る量や頻度を減らすとぶり返すのも、皮膚の奥の炎症が治まりきっていないときに見られます。もし、そうであれば、皮膚の奥の炎症までも治るまで塗り続けことが有効とされています。この方法をプロアクティブと言います。起きている皮膚の症状が皮膚だけの問題か皮膚よりも奥にも波及しているかを見極める必要があります。それ以外として、炎症を起こし続けていることもあります。

炎症以外の問題が起きている

炎症の反応が痒みがあってかいてしまうことでも、長期間炎症反応を起こしてしまいます。手指のむくみ神経の過敏症状が代表的なものです。むくみや感覚過敏は痒みの感覚を感じやすいです。手指に痒みを感じてかく刺激が皮膚を傷つけて炎症反応を慢性化させることもあります。そんな場合は、皮膚の奥の滞りの解消や神経にかかる負担を取り除くことで解決しやすいです。神経の問題には別の原因もあります。それがヘルペスなどのウィルス感染です。

薬で悪化する場合は免疫低下を疑う

体の疲労や免疫低下でウィルスが湿疹を起こることがあります。それがヘルペスです。ヘルペスの特徴として、神経の通り道にできやすい、痛みなど神経症状を伴うということがあります。水疱を伴いそれが潰れると広がってしまいます。慢性化する問題や薬で悪化するケースにこのヘルペスが隠れていることもあります。ヘルペスはウィルスなので、使用する薬の種類が変わります。また、炎症反応を押されるステロイドは免疫低下を起こすので、かえって悪化させることもあるので、扱いは慎重になります。これらは経過や反応で判明することもあります。ヘルペスだったからといって、必ずしも痛みや水疱が明確に出るわけではありません。なので、ケアや処置をしてからの経過観察がとても大切になっていきます。

症状の経過や反応を共有することが大切

やってみる対処

どんな症状でも一回でうまくいくこともあれば、そうでない場合もあります。ですので、起きている状態をきちんと把握することがより早く間違いない対応につながります。最後に観察の仕方や対処についてご案内させていただきます。

  • 画像で変化を記録
  • 症状を箇条書きで記録
  • 1つづつ試して記録
  • 可能性のあるものを列挙して試す
  • 薬とそれ以外の対処

皮膚の症状で大切なのは、記録を取るということです。画像で記録を取ることで言葉では伝えきれない症状や状態の変化を漏れなく伝えることができます。次は、起きている症状を細かく記録を取ることです。一度に感じる自覚症状には限りがあります。環境や体調の変化で皮膚の症状は変化していきます。このようにこまめに記録を取ることで、何に負担がかかっているのかのヒントを得ることができます。そして、その情報をもとに、処方やケアに取り組んでいきます。この対処によってまたどのように変化したのかを記録をとりましょう、。地道なことですが、この作業がとても大切になっていきます。その上で、薬を使用したときの変化によって、体で何が起きているかの答え合わせができます。薬は強制的に作用するので医師の診断や処方が必要となります。体の反応から現状を把握できます。ですので、使用した薬の記録はお薬手帳などで管理されるのが大切です。薬のケアと並行して、皮膚を守る保護や刺激から避ける取り組みも行いましょう。もし、むくみや神経の問題も考えられる場合は、て指の皮膚に負担のかからない範囲で、滞りの解消や神経を緩めるケアも有効です。ぜひ、上記の内容を参考にしていただき、改善にお役立ていただければ幸いです。

薬は答え合わせができる

自分から提案してみるのも1つ

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