足の甲の湿疹は足指のこわばりが問題

決まった部分に湿疹ができる場合は、その部分に問題があると考えましょう。足の甲の湿疹も、足の甲に負担がかかった結果、湿疹ができることもあります。今回は、そんな足の甲にかかる負担や解消の仕方を考察していきたいと思います。

足の甲にある組織とは

まずは、足の甲にどんな組織があるかをみていきましょう。

指の腱が集まっている

足の甲には指を伸ばす筋肉やその腱が集まっています。もし、指を伸ばしたり踏ん張る負担がかかると、この足の甲にも負担が及びます。

支帯というバンドで固定されている

足の指は支帯というバンドで足の甲に収まっています。もし、このバンドがないと、足指の腱が浮いてしまい、うまく機能しなくなります。また、押さえつけすぎても摩擦が多くなってうまく動かなくなります。

指の間の筋肉も多い

足の甲には、さまざまな筋肉があります。例えば、指と指の間にも、足を支えたり指を動かす筋肉があります。指の動きが悪い、疲労が溜まると、この指の間もこわばってしまい老廃物が溜まることもあります。

このようにさまざまな組織が集まっている足の甲です。そんな部分に湿疹ができる代表的なパターンをご紹介いたします。

足の甲に湿疹ができるパターン

湿疹は負担のかかる部分に起こる事があります。それでは、足の甲にかかる負担とはどのようなものがあるでしょうか。3つお伝えいたします。

つま先重心

つま先重心になっていると、指で地面を踏み締める事があり、常に指に力が入ってしまいます。指の動きも悪くなり、強張りや老廃物の蓄積が起こりやすくなります。

浮腫んでいる

足は体の中では末端に位置する部分です。末端では血液などの流れるものが環流して心臓に戻ろうとする働きがあります。しかし、体の中心の詰まりや末端の強張りによって老廃物がたまる、巡りが悪いと浮腫みやすくなります。むくみはかゆみや乾燥の原因になります。

足が不安定

足首が不安定の場合は、足指の筋肉で踏ん張ったりしやすいです。また、足の腱によって関節を安定させようと常に緊張状態が続くこともあります。そんな状態だと、摩擦による炎症やめぐりの悪さが起こりかゆみや湿疹へ発展しやすいです。

このような負担が湿疹を引き起こします。それでは、この負担はどんな状況で起こるかを考察していきましょう。

負担のかかりやすい状況

2つの状況を例に挙げます。

足首が不安定

足首が不安定な状態ですと負担がかかりやすいです。足の甲にかかる負担の説明でも上げたように、関節を安定させるように緊張しようと反応します。この不安定は、繰り返す捻挫や元々関節が緩い場合に見られやすいです。

合わない靴を履く

関節は安定しても、身に着ける靴下や靴の影響でも負担がかかります。足に合わない靴を履くことで不安定になったり、締め付けなどで血流の悪さなど起こることもあります。

このような負担の解消のためにできることを最後にご紹介させていただきます。

湿疹を良くするためにすべきこと

湿疹を良くするためにできることを「強張りの解消」と「関節の安定」という2つの目的でご案内させていただきます。

指のマッサージ

まずは、固まった指を動かしてみましょう。足指の動きが悪いと、靴を変えてもなかなか変化を体感しにくいです。まずは、動く範囲を確保すると良いです。

爪先立ち

足首が不安定な場合は、動きによって安定させる訓練が有効です。爪先立ちや踵立ちなど関節を動かすことで、筋肉を固定する以外の安定のさせ方を学習させていきます。

指を動かす

最後は指を動かすことです。足首から足の先まで1つのユニットとしての動き以外にも、足指単独で細かい動きができるように動かしてみましょう。靴を履いたり、立つ姿勢でも指が自由に動いていれば踏ん張っていない確認にもなります。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

湿疹は負担のかかる部分に出やすいです。足の指は重心のずれや姿勢の不安定で負担がかかりやすいので、姿勢の見直しも必要になります。まずは、足指や足首を柔らかくすることと動かす事が改善のポイントです。できることから見直して実践してみましょう。

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