肩甲骨の湿疹は呼吸を疑う

 

かゆみは痛みよりも辛い時があると言われています。痒くてかいているうちに、皮膚には傷や湿疹が広がります。そんなかゆみですが、実は起こり方に違いがあります。今回は、そんなかゆみのこり方から肩甲骨にかけての湿疹についてご案内いたします。

かゆみが先か湿疹が先か

かゆくてかいて湿疹ができる。もしlくは、湿疹ができてそれからかゆみが出る場合の2通りがあります。鶏と卵のような感じです。大切なのは、かゆみが先の場合は、薬を塗っても繰り返すことが多いです。その違いを見ていきましょう。

かゆみは感覚が先

かゆみは、炎症以外でも起こります。例えば感覚過敏という状態があります。神経が圧迫されたり、巡りが滞ることで感じる感覚以上の1つです。この時は、かゆみを感じてかくという順序で起こります。

湿疹は炎症が先

炎症が起こるとき、痛みを感じる成分が分泌される以外に、かゆみを感じる成分も一緒に分泌されることがあります。その結果、湿疹のできた範囲を中心に掻きこわしが起こります。このケースは湿疹が先のケースです。

上記2つのように、起きている湿疹をみると同じように見えます。しかし、それまでの経過が異なるので、問題や原因が異なることが多いです。

それでは、肩甲骨においては、どんな問題や原因が考えられるか考察していきましょう。

肩甲骨は肋骨と横隔膜を観察する

肩甲骨の湿疹が起きた時、肩甲骨周辺の湿疹とその部分にはどんな組織があるのかを観察します。主に呼吸と関連のある組織や器官が多いのが特徴です。

肋骨は姿勢をみる

肩甲骨は肋骨の上に浮いています。ですので、肋骨の形により、肩甲骨の動きは影響を受けます。動きが悪く固くなることでかゆみが起こることがあります。特に猫背になると肩甲骨は外側に押し出されてこりやかゆみなどの症状が起こりやすいです。

横隔膜は呼吸をみる

肩甲骨の真上にかゆみがあるときは、呼吸がきちんとできているかを確認します。呼吸を主にしている筋肉は横隔膜です。胸の呼吸やお腹の呼吸ができているか観察します。もし、動きがよくない場合は神経に問題があるかもしれません。肩甲骨の真上の筋肉は、この横隔膜を支配する神経と交通しています。そのため、横隔膜の動きが悪い時に、伴って肩甲骨上の筋肉も固くなる傾向があります。

ここまでで、肩甲骨にかゆみが起こりやすい負担について考察してきました。この先は、固くなった肩甲骨をいかに動かすのかをご紹介させていただきます。

肋骨の動きは背骨から動かす

まずは、肋骨の動きをよくしていきましょう。3つの方法をご案内いたします。

  1. 肋骨は背骨についている
  2. 背骨が頭を支える
  3. 背骨が骨盤と頭をつなぐ

背骨を動かす

肋骨は背骨について胸骨という骨に付着しています。背骨の動きに肋骨は影響を受けます。猫背で丸いときは、肋骨の動きも制限されます。前屈みや背骨を反らせるなどたわみを作るようにしてみましょう。

頭の位置を正す

次は、頭の位置を確認します。前に出過ぎていると背骨や肋骨に負担がかかります。頭の位置を動かし、呼吸が楽な位置を探してみましょう。

骨盤を立てる

最後は骨盤です。骨盤から背骨が生えている感じで座位や立位が作られます。腰が丸くなって骨盤が後ろに傾いていると、肋が潰れやすいです。座っている時に、骨盤を立てる意識を持つと良いです。

ここまでが背骨の整え方です。背骨が動きことで、肋骨が動き、その結果、肩甲骨にかかる負担も減っていきます。

次は、呼吸という機能からのアプローチです。

呼吸が浅い時は横隔膜を広げる

  1. 呼吸は横隔膜が行なっている
  2. 肩甲骨は横隔膜の動きと連動
  3. 胸式と服式どちらも行う

呼吸をすることで肩甲骨へ間接的にアプローチします。

先にもお伝えしましたように、横隔膜と肩甲骨状の筋肉は関連しあっています。ですので、呼吸がしやすい姿勢や意識を持つことで肩甲骨にかかる負担が減ってきます。

おすすめのケアは、お腹や肋骨に手を当てて呼吸をしてみましょう。手当をすることで意識が向いて、呼吸がしやすいくなります。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

肩甲骨の問題は肩甲骨周囲の骨格や呼吸の機能の影響も受けます。

姿勢と呼吸を意識することでかゆみや炎症が起こりにくくできます。是非試してみてくださいませ。

肩甲骨がかゆいについて詳しくはこちら

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