梅雨や夏の汗をかいて痒みが出ることはありませんか?汗をかいてかゆい場合に一番初めに疑うのが汗疹(あせも)かと思います。しかし、汗疹とわかっていてもなかなか、お尻や股にできる痒みの場合は、対処しきれないことがあります。そんな汗がたまりやすい部分の対策などについて解説させていただきます。
1,おしりや股が蒸れてかゆい原因とは
- 汗でむれて汗疹ができる
- 汗によってカビが繁殖する
- 皮膚が擦れて炎症が起きる
おしりや股は汗をかきやすい部分です。また、下着や衣類で覆われているために、摩擦が加わりやすく、熱がこもりやすい部分でもあります。そんな部分には汗が滲みやすくなります。皮膚がふやけるくらい汗が滲んでしまうと、摩擦に弱くなり炎症が起こりやすくなります。また、汗そのものが汗腺で詰まることでも炎症が起こることもあります。このような物理的な刺激や汗による炎症の場合は、汗そのものへの対処が必要になります。
また、汗をかいた後に、拭うなど処理をしないでいると、カビが繁殖することがあります。カビが増えることで、カビ毒が分泌されて痒みや湿疹ができることがあります。代表的なのがブドウ球菌やマラセチアなどのカビです、汗の処理がうまくいかない、体力が低下している時、また体でカビが多い時などはこのように、カビが繁殖しやすくなります。
このように汗をかいて痒みが出る場合は、いくつもの要因があります。これらは一目見てもわからないことが多いので、まずは専門家に見てもらい、その判別をしてもらうのが良いです。
2,まずは専門家へ受診すべき理由
- カビかどうかの判断をしてもらう
- 薬や診断など適切な処置をしてもらう
痒くて湿疹ができた場合、それが何によって起きたかの機序や原因を知ることは大切なことです。その理由は、同じことを繰り返さないためです。もちろん症状の早期回復が一番の目的となります。それだけでなく、慢性化するものや繰り返す湿疹の場合には、原因が解決していないことがあります。その場合では、辛い症状をいつまでも受け続けてしまいます。ですので、専門家にきちんと見てもらい然るべき判断と処置を受けることをまずはオススメします。薬の塗布や内服でもなかなかよくならない、繰り返す場合には、体の体調や状態によって症状が引き起こされていることを疑います。その場合は、薬と並行して自分自身のケアも行う必要があります。
3,皮膚以外で考えられる原因
- 筋肉の緊張による感覚過敏
- 血行不良による循環が悪くなる
皮膚表面に汗をかく場合、汗のかきかたや汗の処理が問題になります。その場合は、皮膚そのものへの対処でなんとかなります。しかし、問題が皮膚以外にあれば、皮膚だけのケアをしても思ったように変化しません。その場合は、皮膚以外の部分に対してアプローチする必要があります。
その問題ん1つが緊張です。緊張することで、筋肉がこわばり神経の過敏が起こります。正座して足が痺れるのと同じように、痒みに対してもこそばゆい感覚をを感じやすくなります。さらに、お尻やまたが痒くなるときは、姿勢不良でお尻周りが固めてしまい、血行不良が起こり痒みが出ることがあります。このような皮膚よりも深い部分の問題は、神経や筋肉などへアプローチすることで解消できます。
4,家でもできる対処法
- 空調や洗濯槽のカビを綺麗にする
- カビにまつわる食事を避ける
- 衣類をこまめに変える
- 体の疲労を解消させる
- 毎日お風呂に入る
梅雨や夏など湿気のある時期に湿疹ができるそんな時は、カビなどのアレルゲンを疑います。そして、アレルゲンで反応する場合は、自分の体の健康状態を整えるます。また、周囲のカビから体を守るためカビの除去をします。それだけでカビによる湿疹はかなり軽減します。ヘルペスのように、カビ自体が多いのか、またはカビに負けるくらいの腸内環境や体力であることが多いです。
また、過緊張や血行不良の場合は、基本的な健康を目指すケアをすることをオススメします。皮膚の問題でも、皮膚以外の部分が不健康であれば、皮膚すらもよくなりません。ですので、体のケアする順序が違うのです。体の肉体疲労がとれ、緊張しなければ皮膚もよくなっていきます。
5,英気治療院の方針
- 筋肉を緩めることで自律神経のバランスを整える
- 過緊張を緩和して感覚過敏を解消させる
- セルフケアでいい状態を自分でも作れるようにする
- 交感神経の働きを正常化させ薬も効きやすい状態にする
体は意識している部分と無意識で体の状態を整えている働きがあります。後者を自律神経と言います。体の免疫などもこの自律神経の影響を受けます。この自律神経の状態は、筋肉に反映されます。つまり緊張状態が強い時には交感神経が優位に働いていることが多いです。なので、筋肉を緩めることで、高まりすぎた交感神経の状態を緩和することができます。なぜ、そんなことが必要かと言いますと、体が緊張しすぎることで感覚過敏が起こりやすいです。さらに、体が緊張しすぎていると、薬も効きにくい状態になってしまうからです。
さらに、この自律神経は日常の生活習慣に紐づいています。ですので、筋肉を緩めること、自分の力でもいい状態を作れることを方針として取り入れております。
6,この記事のまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
汗をかいてかゆい場合は、皮膚と皮膚以外の問題があります。まずは専門家に見てもらい皮膚そのものに問題がないかを確認してもらいます。その上で、より体をよくするために体の緊張を解消することで、かゆみにくい状態を作ることができます。ぜひ、梅雨や夏の時期に汗をかいてかゆい場合は、この記事を参考にしていただければ幸いです。
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