膝裏の湿疹は年齢と形で区別する

湿疹がで得る年齢は人によって様々です。しかし、多くのデータを見ると傾向があります。それは年齢による発症部位の違いです。今回は、そんな年齢と発症部位を膝を例に考察していきたいと思います。

年齢のよる負担の違い

アトピー症状は、発症する年齢によって出やすい部位があります。その違いはなんでしょうか。年齢による違いを考えてみましょう。

子供は発育発達の部分に負担がかかりやすい

肘や膝は子供の時に湿疹が出やすいです。子供の頃の肘や膝は、発育の段階で骨の形成が完成されておらず、不安定な部分です。そんな不安定な部分は負担がかかりやすいです。そのため、周囲の筋肉が硬くなってこわばりやすくなります。その結果、鬱血など起こり炎症や湿疹が出るケースもあります。

大人は習慣や癖で負担が蓄積していく

大人になると使う部分や負担のかかる部位が変わってきます。例えばデスクワークが仕事の場合、特に目を使う、座る作業など増えて頭や腰から足に疲労が溜まりやすくなります。顔は大人のアトピーで出やすい部分です。同じ膝の湿疹でも負担のかかり方の違いがあります。そのため、行うケアや対処も変わってくるのです。

それでは、湿疹が起きた膝の負担を見つけるための観察の仕方を次にご案内させていただきます。

湿疹の形を観察する

湿疹の形を観察することで、どの部位にどんな負担がかかっているかのヒント見つけることができます。

横一文字は関節

湿疹の形がしわの形に沿っていれば、関節の運動や関節自身の負担を考えます。曲げる動きが多い、曲げている時間が長いなどの状況がないかを確認していきます。

菱形は上下の引き攣り

菱形の形に湿疹ができていれば、それはふくらはぎやもも裏からのひきつれる負担を考えます。膝そのものよりも、上下の硬さや動きの負担が膝にも影響していると考えます。

Hの形は関節と筋肉

関節が不安定な時に見られやすいのがHの形の湿疹です。関節の不安定と筋肉の強張りが起きているケースです。関節を安定させるために筋肉がこわばっているとこのような形に湿疹ができやすいです。

二本線は筋肉の強張り

ふくらはぎともも裏の筋肉は膝で交差するように付着します。この2つの筋肉に負担がかかると、筋肉の形に沿って湿疹が出る場合があります。

ここまでで、湿疹の形から読み取れる体の負担を考察していきました。次は、もう少し大きな視点で捉えていきます。膝にかかる負担はどんな状況から来ているかを見ていきましょう。

問題を膝と膝の上下で分ける

膝周囲の湿疹は、負担がかかると起こりやすいです。ひきつれや圧迫など様々ありますが、その負担はどうやってかかったかを見ていきましょう。

膝の問題は関節の動きと圧力

膝そのものにかかる負担は、膝の曲げ伸ばしや圧力などでかかりやすいです。例えば立ち仕事が長い場合は、圧力がかかりやすいです。

膝の上下は筋肉の負担

膝をまたぐように湿疹ができている場合は、筋肉の問題を疑います。例えば、前屈み姿勢が多い。そうなるとふくらはぎに常に力が加わってしまいます。または、座る時間が長くもも裏が固まってしまうこともあります。

膝の湿疹の形やどんな環境に身を置いているかを確認すると、負担がどうしてかかったのかを見つけることができます。そうすることで、皮膚以外の対処をすることもできます。

まとめ

年齢の違いによって負担が異なります。まずは、湿疹の形からどこに負担がかかった組織を確認してみましょう。他にも上下の違いで間接的な影響もわかるので、普段の生活習慣から振り返ってみることでも、問題がどこにあるのかを見つけることができます。

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