首の横の湿疹はシワを観察する

首の湿疹は大人にもよくみられる湿疹の部位です。それでは、なぜ、大人によくみられるのでしょうか。部位の違いによって体の及ぼす影響が異なります。そんな首の横に出る湿疹の特徴を踏まえて、解説させていただきます。

首の横にかかる負担

首の横は、首の前とは異なり横だけに現局して出るケースがります。それは、首の横の筋肉や神経などの組織に負担がかることで起こりやすいからです。

弱い部分や負担のかかっているところに症状が出やすいです。首の横と関連がある体の機能や構造は下記の3つが代表的なものです。

  1. 呼吸が浅い
  2. 内臓下垂
  3. 骨盤の硬さ

呼吸が浅いと首をすくめる

呼吸は、肺を膨らませるために、肺の周囲の筋肉が機能します。代表的な筋肉が横隔膜という肋骨の底辺を作っている筋肉です。他にも、肋骨の間の肋間筋や背中の筋肉など、多くの筋肉が呼吸という働きに介入しています。

しかし、猫背になったり、肋がうまく広がらない場合だと、方を含めて縦に肋骨を広げようとします。この時に働くの、肩や首の横の筋肉なのです。呼吸の補助としての筋肉がメインとして働いてしまうことで、疲労してしまうのです。

他にも首が固まる負担があります。それが首の中の問題です。

内臓下垂で首の中から固まる

首の中には食道が通っています。口腔と胃をつなぐ通路です。この食道は、内蔵下垂が起こる時に、下に引っ張られてしまうことがあります。そんな内臓が下方に下がるのを首を固めて引き留めようと代償を起こることがあります。

首には、このように、首の中の問題でも固まることがあります。しかし、それ以外にも間接的に硬くなる場合があります。それは、骨盤の問題です。

骨盤の硬さが背骨を歪ませる

骨盤は、胃腸や子宮など内臓を支える器でもあります。内蔵下垂が起きた時には、この骨盤が外に広がる負荷がかかります。

また、骨盤は足の筋肉と繋がっています。O脚のような姿勢や歩き方になることでも、骨盤が開く負担がかかります。骨盤が開く負担は、背骨にねじれる負担を及ぼし、首周囲までその影響が及びます。首の振り向くの不具合を初め、筋肉が固まってしまいます。

これらの負担が首の筋肉や関節を固めてしまいます。その状態が続くことで、神経の絞扼や血流の悪さへ発展して、感覚過敏や炎症にまで及ぶことがあります。

このような負担が皮膚にまで及ぶ前に対処ができれば、皮膚は健康な状態を保つことができます。それには、首に負担がかかりそうな時に、並行して体に起きている変化を察知できれば、回避できます。

首の負担に伴って起きていること

首に負担がかかる時には、体全体もバランスを取るために調節しています。その変化を知ることができれば、首に症状が起こることを防ぐことができます。

わかりやすい変化を3つ紹介いたします。

  1. 猫背で姿勢が固まる
  2. 肩や腕のこりがある
  3. お尻が硬く腰痛になりやすい

猫背で姿勢が固まる

呼吸のところでも紹介した、猫背の姿勢が首を固めてしまいます。肋が広がりにくくなるだけでなく、首の関節そのものにも負担をかけます。長期間続くと、首には深いシワができます。首をよくする前に、この猫背をよくすることでも首への問題は取り除けます。

肩や腕のこりがある

首が固まり神経に負担がかかれば、腕や肩の強張りが起こります。また、手のひらや肩のこりは、錘となり首を引き攣らせる負担にもなります。首を柔らかくしても改善されない場合は、肩や腕を緩めると解消しやすいです。

お尻が硬く腰痛になりやすい

内蔵下垂をはじめとする骨盤の問題は、お尻や股関節に現れやすいです。特にお尻のとこの中臀筋は首の硬さに直接影響しやすいです。

これらのような変化に気づけることで、皮膚に湿疹が及ぶ前に止めることができます。それでも、首の硬さが出ることもあります。次は、そんな硬さを解消する方法をご案内いたします。

首にかかる負担を解消する方法

3つの方法をご案内いたします。

肋を広げて首を座らせる

首そのものではなく、首に負担がかかりにくいように、胸郭をよく動かすと良いです。代表的なセルフケアは背伸びです。大きく遠くに腕を伸ばして呼吸をすると良いです。

胸式呼吸で内臓を引き上げる

内蔵下垂は、横隔膜を動かすと、内臓が引き上がり、元の位置へ維持しやすくなります。はじめの背伸びと合わせて、肋骨に手を当てて呼吸することで胸郭そのものが動きやすくなります。

お尻のストレッチで骨盤を動かす

お尻の筋肉を緩めることで、背骨や首の筋肉が緩むこともあります。膝を抱えるお尻のストレッチや足を四の字に曲げて股関節の横側を緩めるケアも効果的です

ぜひ試してみてくださいませ

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

湿疹は弱い部分や負担のかかるところへできやすいです。首の横は姿勢や呼吸の影響を受けやすいので、姿勢や呼吸の状態を把握することが必要です。

また、首の動きやすさや硬さを確認することで、湿疹が出る前に、影響を受けているかを確認できます。これらの負担は、伴って起きている負担を解消すると変化しやすいので、首のケアと並行して骨盤や肋骨も動かしてみると良いです。

お役に立てれば幸いです。

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